エアコンプレッサー ML270

2017年08月16日 19:12



ランフラットタイヤからノーマルタイヤに換えたので、パンク対策を考えてみた。

バーストすればランフラットもノーマルも変わらない。高速なら修理なぞ考えずにさっさと緊急電話するばかりだ。
そうでないならロードサービスに電話するか、近くにGSがあれば駆け込む。
普通のタイヤなら修理できる。ランフラットはまず交換になるし、交換のタイヤはそこらに在庫はまずない。
結局ノーマルタイヤでも自分で修理するケースはないのではないだろうか。

修理キットはエアコンプレッサーとパンク補修剤がセットだが、補修剤を使うとタイヤ修理が難しくなる。
キットを積んでなくても車検には通るようなのでエアコンプレッサーだけを入手した。
通常のパンクならエアーを継ぎ足しながら距離を稼ぐことができるし、普段の空気圧チェックにも使える。


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大きめの目覚まし時計くらいの大きさでLEDライト付。
大自工業製といっても実際にはmade in chinaだ。
3000円くらいで、アナログメーターのML260ならもう500円安い。


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音が大きくて振動もあるので、裏蓋のビスを外して開けてみる。
モーターとピストンが一体になっているが、ケースの中で固定されていない。
固定したら基板が振動で保たないのだろう。

ギアにグリスが付いていないので注したら、振動が多少少なくなった。


12V-20A程度の安定化電源に繋げば自転車の空気入れにもなりそうだ。




ランフラットタイヤは1ヶ月で捨てた  (2)

2017年08月06日 11:26



(承前)

交換タイヤはミシュランのPrimacy3にした。
225/50R17 94W MOというメルセデス認定のがあるが、何時入荷するか判らないというので、
225/50R17 98Y XLのエクストラ規格のものにした。圧を15kPa程上げれば同等になる。


価格は工賃込みで
ディーラーだと20-30万位になるようだ。
オートバックスの通販で扱っているタイヤだと11-12万だが、取り寄せだと15-16万になる。
ミシュランのタイヤ専門店なら12万位

タイヤを通販専門店で買って持ち込むと更に安くなる。
オートバックスで買ったタイヤなら工賃は4320円だが、持ち込みだと2万も取る。
町のタイヤショップの中にはタイヤの直送OKの所がある。これだと自分でタイヤを動かさなくて済む。
これが一番楽で安くて、タイヤの廃棄込みで7-9千円だった。

結局トータルで8万になった。


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新車装着のブリジストンTURANZA T001 RFT


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ミシュランのPrimacy3


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生産国はドイツ。イタリアやスペインよりは良いだろう。


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製造は今年の第3週。
一寸製造から時間が経っているが、シッピングで時間がかかるので止むを得まい。

タイヤ圧はLI 94で250kPaだったので、98XLのPrimacy3では心持ち低めの260kPaにしてもらった。

ホイールから外した状態で両方のタイヤを触ってみた。
ランフラットタイヤのサイドウォールは分厚くカチカチで、力を入れても全く変形しない。
一方ミシュランはXL規格ではあるが、柔らかくて指先で押さえれば変形する。

走りだした最初の印象も同じで、当たりが柔らかくなり角がとれて丸くなった。
ボディの揺れは残っている。
タイヤしか換えてないから当然だろう。
凹凸はタイヤの変形とサスの伸縮で吸収して、ボディは微動だにしないというのが理想だが。

これでやっと普通の車になったという所だ。


ドイツでC200はノーマルタイヤで売られている。
本当にランフラットタイヤでないと駄目なら、真っ先に本国の方を換えるだろう。
本国のユーザーにそっぽを向かれるのは怖いので、舶来礼賛の日本をまず馴らしておこうとい事なのか。
ヤナセもAはノーマルタイヤに戻押したし、E Sはグレードによるチョイスができる。
Cクラスだけが疫病神を押し付けられた格好だ。



ランフラットタイヤは1ヶ月で棄てた  (1)

2017年08月05日 08:32



ベンツC200は失敗だった。


乗り心地が悪いの何のって。
路面の凹凸を総て拾って振動で伝えてくれる。
ハリアーが安全靴ならベンツC200は地下足袋で走っているような感覚だ。
高速では僅かな凹凸から突き上げがある上に、ロードノイズが盛大に出る。

あれだけ試乗して乗れる範囲の固さと判断したのだが、遠慮して乗っていたようだ。
ベンツはBMWと同等レクサス以上に車好きが乗る高速小型セダンだった。


舗装が大きく剥げて段差になっているのは当たり前のアウトバーンを、200km/hも250km/hも出して走ろうかというお国の車だ。
少々ゴツゴツするのは当然で平気。それより足下の状態を常にキャッチしておかないと命に拘わる。
精々その半分のスピードで、常にメンテされた道路を走る日本の車とは基準が違う。
クラウンが海外で売れないのも無理は無い。


(少し誉めとくと)
1)直進安定性が素晴らしく、これまでステアリングを無意識に微調整していたのが必要なくなって運転が楽になった。
2)アクセル・ブレーキに対する反応が鋭く、ボディの重量を感じさせない。基本が高いレベルで完成している。
3)レーダークルーズがステアリングアシストで、高速では限定的に自動運転になるのは快適だ。
日本車も何年か先でこのレベルに追いつくだろうが、価格もまた追いついてしまって益々車離れに拍車がかかる事になる。




ランフラットタイヤの評判は「乗り心地が悪い」「ロードノイズが大きい」と、同じ方向を向いている。
車本来の固さはどうしようもないので、ここはイージーにタイヤに責めを負わす事にした。


その前にタイヤの規格を比較しておくと
ハリアーG300 225/65R17
ベンツC200  225/50R17

扁平率65から50へ扁平率を上げると、ロードノイズが増え、乗り心地が悪くなる。
反面ハンドルの切れ、路面のグリップ等の走行性は向上する。
ランフラットタイヤと同じ欠点がある。
13年間、扁平率65%の車に乗っていた。
その間に巷では更に扁平化が進んで50以下が当たり前になっていた。
ランフラットと扁平率、この変化をダブルで食らったのだ。



扁平率をインチダウンで解消しようとしても、16インチでも55%にしかならない。
ならランフラットタイヤをノーマルに換えるほうが手っ取り早い。

ネットでランフラットからノーマルへの換装記事をあさってみると、意外にベンツが少ない。
むしろランフラット化では先輩のBMWの方が多い。
ランフラットタイヤが然程気にならない人は40-,50の扁平タイヤを履いていたのではないか。
BMWがランフラット化を始めた頃は今ほど扁平化が進んでいなかったので、私と同様のメに遭ったのでは無かろうか。

また2-5千km走ればタイヤが慣れてくると言う人が多いが、
そんなに走れば、タイヤではなくて身体の方がタイヤに馴らされてしまう
車は使うもので、使われるのは御免被る。


(この項続く)


ハリアー vs. ベンツ

2017年07月07日 08:46



13年乗ったハリアー300GLから、ベンツC200に乗り換えた。
多分これが最後の新車になるだろう。
車の色はあいつが好きだった黒に決めていた。

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プリウスを初めとしてハイブリット車が主流になりつつあるが、どうも好きになれない。
毎日乗るのなら前日の走行で充電されたエネルギーを使うというサイクルになるが、
一カ月以上全く乗らないこともしょっ中の情況では、毎回充電しては無駄に内部放電するのを繰返してしまいそうだ。
充電されてないバッテリーや発電機は邪魔者でしかない。

むしろターボ車に興味が行く。
2000ターボのセダンというとクラウン、スカイライン、レクサスISと国産車も色々ある。

レクサスISは試乗した事があるのでクラウン、スカイラインも試乗するつもりだった。
しかし、なにせ家から歩いて5分の所にヤナセがあって、ベンツが気に入った。
否定する為に乗るのは疲れるだけとベンツに決めた。
あとで後悔する事もあるだろうが、他の車を選んでも別のポイントで同じように後悔するに違いない。


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訂正
実際に走ってみると、ベンツの100km/h時の回転数は1500rpmだった。
W205は今年のマイナーチェンジで7ATから9ATになった。1800rpmというのは以前の7AT時の値のようだ。
100km/h時で1500rpmは相当なオーバーギアだ。


ハリアーに比べて一回り小さくなり、特に高さは1550mm以下でやっと立体駐車場に入れられると思ったら、
車幅が10mmの違いでで引っかかる可能性が出て来た。今時1800mm越えの車なんてザラにあるのに。
そういえばクラウンが頑なに1800mmを守っているが、この為か。

ホイールベースが大きくなったのに最小回転半径は小さくなっている。
前輪の舵角が大きくなっただけなので、街中ではホイールベースが大きい分むしろ大回り気味に廻らないとカーブで内側のサイドをこする事になる。
車両重量が100kg以上軽いが、そのためにボディは殆どアルミになっている。
アルミは板金ができないので凹んだら交換しか無く、修理費が高くつく。


100km時のエンジン回転数が3000ccのハリアーより2000ccのベンツの方が少ない。ターボのご利益だ。
より静かなドライブが楽しめる。
また、最大トルクが保たれる上限の4000rpmでは220kmになり、ここまでは一気に加速できる(計算上)。


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ACCにするとこんなメッセージが点灯して、助手席側のエアーバックが利いていない事を示している。
シートベルトを締めても消えない。大人が座ってやっと消える。
子供だとエアーバックが膨らむ衝撃で死ぬ事があるかららしい。

事ほど左様に身体へのダメージ回避を心がけている車なのに、任意保険の人身傷害の係数は4と普通の値でしか無い。
ハリアーは対物、対人が共に6と事故をよく起こす(車の為所ではない)車だが、人身傷害が1という事は、搭乗者は殆ど怪我をしないという事らしい。
SUVとセダンの差か。





 

真っ赤なベンツ

2017年06月24日 07:47



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ハリアーが去った後、車庫に真っ赤なベンツが鎮座ましましている。
とてもこんな車を持つ勇気は無い。代車だ。

ベンツ(ヤナセ)は太っ腹だ。レクサスでさえ試乗する時には免許証を見せ誓約書を書かされたのに、
ふらりと入って来た客にいきなり高速乗り放題の試乗をさせてくれる。誓約書も免許証の確認もなかった。



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260kmまである!!

国産車のレーダークルーズの上限設定は、100kmとか105kmとかの書き込みがあるが、
こちらは30-200kmとカタログで明言している。
220km辺りでリミッタが働くという。

ドイツ国内では250kmになっている。
ベンツ、BMW、アウディの御三家にはリミットがあるが、ポルシェにはない。
日本の180kmは自主規制だったのか。


180kmのリミットがあるGT-Rにも勝てそうだが、この車はターボの出力が押さえられている。
2Lターボでは最高380hpを出す車種もあるが、これはノンターボの2割り増し程度で、そんなところまでスピードが出るか疑問だ。

とは言え、昔1200ccのカローラでメーターを振り切った事がある。
車重が1tを切っていて、車が浮くので4人乗ってなんとかクリアした。
あんな滅茶に付き合ってくれた友人達は今どうしているのだろう。



13年目ハリアーの買い取り価格

2017年06月18日 07:59



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これまではディラーの下取りに任せていたが 、買い取り専門店の方が高くなるというネットの話しを試してみる事にした。

結論から言うと予定に近い価格で売れたが、なかなか大変な経験をさせて貰った。


まず一括査定サイトに簡単な情報を入力する。
直後、次々に電話がかかってくる。
電話に出ると夕方にも拘わらず当日中のアポを求められた。
当日2件の約束をした。


1軒目はビッグモーター
近くにある営業所から直接来たようだ。
30分位かかって見終わった。

幾らになるかと聞いたが、後で来る業者に自分の出した価格にほんのわずか上乗せした額で持っていかれるからと答えない。
当社と契約してくれるなら言うという。
こちらは次々に買い取り価格を出して行ってくれるイメージがあったから、面食らった。
結局後日、電話するという事になった。


2軒目はガリバー
最初千葉からの電話でビックリしたが、来たのは直ぐ近くの営業所からだった。
2人組で小一時間かかり、日はとっぷりと暮れていた。

ここはオークションの落札価格が13年落のハリアーなら30-35万だという。
なので25万程度だが、今決めてくれたら上司ともう数万上積みを交渉するという。

どうも一括査定というのは名ばかりで、来た順に交渉して契約するかどうか決めないと先に進まないようだ。

先月払ったばかりの自動車税や、あと半年ある車検に含まれる自賠責や重量税を合計すると約7万になる。
25万というが実質18万で売れという事だ。

オークションの落札価格を書いた「本」というのが怪しい。日々変わる数字を本にしている暇はないはずだ。
繋がっていないスマホで上司とのやりとりの芝居をする胡散臭さに呆れてお引き取りを願ったが、かなかな帰らない。
結局、今日は何も決断しないと言って帰って貰うまでに1時間かかった。

ガリバーとは2度と係わりたくない。


3軒目のカーチスは翌日回しにして貰った。
ここはメールで相場を知らせてきた。
35-55万とガリバーとは随分違う。

ここも個別交渉に入る。
高年式だが走行距離が3万キロ以下というのが当方のウリだ。
この位になると事故車でない限り、少々の凹みは査定に影響しないようだ。
中値の45万を希望したが、40万ならOkだが45万では上司の決裁が得られないという。
結局、引き渡しの時期を早めることで42.5万で合意した。

午前9時に来て終わったのは11時半だった。
以降のアポには当然ながらお断りの連絡を入れた。



一括査定という言葉に誤魔化されてはいけない。
車を売る意思と連絡の電話番号という情報だけを吸いとられる。
値段は圧倒的な情報量を持つ相手と単独交渉しないと出てこない。

今回は2年前にディラーが出した40万という下取り価格が支えになった。
あれが無ければガリバーの強引さに屈していたかもしれない。
これ以上にならないと売らない最低価格を決めておく事が必要だ。
買い取り専門店といっても、値段の付け方は店に依ってまちまちだ。
オークションは販売ルートの1つにすぎず、十把一絡げの車の処分場だ。
安値誘導に屈せずに続ければ、いつか自分の思う価格を提示する業者が現れる。

(まあ、最初に同一日時に全社一斉に来てもらうという事をしなかったのが敗因だが)


PS. 夕方になってガリバーから電話がかかってきた。
高年式で走行距離の少ないハリアーが欲しいという客が店頭に来ているという。
100万も踏んだくろうていう腹なんだろうけど、お生憎様だったね。
売る側の事情を無視して叩きすぎたら元も子も無くなるよ。




オーデマピゲ ロイヤルオーク 15400SR~時計三昧(4)

2017年04月05日 08:50



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このモデルはパテックフィリップのノーチラスと同じジェラルド・ジェンタがデザインし、クォーツショック直後の1972年にデビューした。
彼はロイヤル・オークをたった一日でデザインしたと言われている。
以来特徴的な八角のベゼルを持つデザインが継承されている。
パテックフィリップとは反対に角張った箇所もエッジを丸めず、敢えて武骨さを表に出したようなデザインだ。

ロイヤルオークもノーチラス同様ブルーの文字盤の人気が高くプレミアがついている。
ノーチラスと色が被る事もあって、ベゼルがピンクゴールドで白文字盤のこのモデルにした。

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八角形のベゼルとケースは裏蓋を貫通して固定され、ネジ山が剥き出しとなった8本のネジが特徴的である。
装飾されたムーヴメントをバックスケルトンで見せる事は、見て楽しめるだけでなく偽物対策にもなっている。

防水は50mだがパワーリザーブは60時間と優秀だ。

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バックルはサイドに出ているノブを押して脱着する。
ノーチラスのように力を入れなくても良い。
コマもピンだけのノーチラスと違って、ロレックスと同じようにネジ固定になっている。

ノーチラスが手抜きしているわけではなくて薄さに拘った結果なのだろう。


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オーディマピゲの箱も大きいが、パテックフィリップのような嫌みを言いたくなるような大きさではない。


重い

192gと重い。これまで重いと思っていたロレックスは154gだった。
どちらも41mmサイズと同じ大きさなのだが。
オーデマピゲとロレックスの38gの差はどこからくるのだろう?

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*ロレックスではコンビはデイトジャスト、全ゴールドはデイデイトにしかない。
218238のみデイデイトで、他はデイトジャスト。



オーデマピゲでベゼルがステンレスのモデルの15400STは171gと21g軽い。
逆にブレスも含めてオールピンクゴールドのモデルの15400ORは250gもある。
この差は材料の比重から来ているのだろう。

コンビと全ゴールドモデルの重量の差は、オーデマピゲで58g,ロレックスで56gとほぼ一致している。これも材料の比重によるものだろう。


全般にロレックスの方が軽いが、ステンレスモデルでは差が縮まっている。
ロレックスの方がオーデマピゲよりもケースの厚さが薄いのではないだろうか。
デザインによるデッドウエイトが少なく、より実用的な設計になっている。

更にロレックスのステンレスとコンビモデルの差はたった7gでしかない。
ロレックスのコンビモデルは無垢でなく金張りなのか?
というよりステンレスモデルが重くなっているようだ。


デカイ

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左端のノーチラスは4時-10時の対角方向で40mmとこの中では最も小さい。
ロイヤルオークとロレックスは同じ41mmのモデルなのだが、ロイヤルオークの方が大きく見える。
41mmを3時-9時で測っているとすると、八角形の頂点の4時-10時ではもっと大いと言うこともあるが、
ベゼルが浮き出しているようなデザインがものを言っているのではないだろうか。


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42mmサイズのDK87と比べても引けをとらない。

ロイヤルオークには、41mmのほかに、39mm,37mmのモデルが存在する。
大きく見えるデザインが故のバリエーションなのだろう。




ミニッツリピーター ケレック DK87-211A~時計三昧(3)

2017年03月27日 06:42



時計を懐中時計として外へ持ち歩きだした頃、夜の街は現在のように明るくなかった。
文字盤を見なくても時間を知りたいという要望に答えたのが、音で時間を知らせるミニッツリピーターだった。


現在では必要が無い機能だが、幸い今でも作られている。
パテックフィリップ、オーデマピゲ、ヴァシュロンコンスタンタン、ブレゲ、ウブロ、ユリスナルダン、ジャガールクルトと名だたる高級時計メーカーが手作りで作っている。
問題はそのお値段。2000万~6000万、中には1億を越える製品もある超高級品揃い。
中古でも1000万近くになる。


それでも、実物の音を聴いてみたい!




(1) リピーター機能を備えた当時の懐中時計が今でもアンティークとして売られている。

確かに値段はぐっと下がるが、100年近く前の複雑な設計の製品が時計として安定して機能するのか疑問である。
歯車が1個外れても、当時の部品なんて無いから修理のしようがない。



(2) シチズンがミニッツリピーター機能を持つムーヴメントを作っている。

但し、デジタル化された音源を再生する電子式である。
シチズン(輸出用モデル)、シチズンカンパノラ、シェルマン、天賞堂がこのムーヴメントを使った時計を出している。



シチズンの平行輸入品を楽天で買った。
8時35分なので、先ず時刻で8回。
次に15分ごとのクォーターが2回
最後に30分から35分までの分が5回鳴る。

1/1000の価格だが数千万の時計と全く同じ鳴り方をする。
「本物」は手巻きだが、こちらは太陽光発電のクォーツで100年間日付調整なしと手間がかからない。


一応物欲は収まった。
しかし、あちらは時計内で実際にハンマーがベルを打って音を出している。
音の響きに違いがあるのではないか?




(3) ケレックというムーヴメントを製造している会社が5ミニッツリピーターを作っている。

5ミニッツリピーターというのは分を5分毎に鳴らす簡易版である。
ケレックのはリピーターだけのムーヴメントで、時間を刻むムーヴメントが別途必要になる。
2段重ねになるが、他社のムーヴメントを使っている会社にも納入できるというメリットを視たのだろう。




8時で8回鳴り、25分なので5回鳴る。
29分までは同じで、30分になるともう一回多く鳴る。
ハンマーによる打鍵の震動が伝わってくるし、音も大きい。
懐中時計を思わせるデザインと相まって、往時の音を再現しているという気分を強く感じさせてくれる。

シチズンよりは高くついたがやっと満足できた。


ケレックのムーヴメントを使ってニブレル、エポスが5ミニッツリピーターを作っている。
特にエポスは両面スケルトンでハンマーの動きが見えるのだが、世界で200個の限定品で入手困難だった。

同じムーヴメントを使って更に簡易版のクォーターリピーターが多くのメーカーから出ているが、値段はケレックと変わらない。




パテックフィリップ ノーチラス 5711/1A-010~時計三昧(2)

2017年03月23日 06:01



世に世界三大時計とか、雲上時計と呼ばれるブランドがある。
ロレックスやオメガではない。
パテックフィリップ、オーデマピゲ、ヴァシュロンコンスタンタンをいう。

中でもパテックフィリップは「ロレパテ」という言葉があるように、ロレックスとは主力モデルの価格帯が違っても競合する人気ブランドになっている。


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パテックフィリップのノーチラスは1976年の登場以来、40年間デザインを替えていない。
文字盤は見る角度や光の当り具合で微妙に色が違って見える。
中でもこのブルーブラックは最も人気が高い。


普通、正規販売店というのは高級時計宝石店で値段も高い。
ところがこのモデルは平行輸入店の方が3割も高い。
正規販売店は定価でしか販売しない。高くても安くてもいけない。
人気モデルが品薄になると平行輸入店はプレミアを付けて、海外の正規販売店や在庫を持っている店で買い付ける。
正規販売店は国内では定価販売だから、相対的に安くなる。
なら正規販売店で買えば最も安いが、年に数個しか入ってこない。
客は何年待っても買えない状態が続いている。


元々定価が高いのに更にプレミア付きでないと入手できない。
しかも入荷してもすぐに右から左へと消えてしまって、いつ買えるかわからない。
日本なら一気に大量生産体制に入るところだが、すぐに希少価値がなくなって暴落してしまう。
欧州企業は巧みに市場をコントロールして、増産はしても造り過ぎることはしない。


クロノグラフやデュアルタイム等の多機能モデルもあるが、修理やメンテナンスの費用が高くつという理由で、結局最もシンプルなこのモデルになった。


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裏蓋はバックスケルトンで、パテックフィリップの紋章の入ったローターが見られらる。
バックスケルトンでも120m耐水で、いまだにオイスターケースと呼ばれる金属の裏蓋に固執するロレックスの100mを凌駕している。

パワーリザーブは45時間とロレックスに比べると少ない。
土日はワインダーのお世話になる。


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ノーチラスは、自動巻き機械式時計にも拘わらず薄くて装着感がいい。
ノギスでは8.6mmを指している。データとしては8.5とか8.3という数値が出ている。
もうすこしキッチリ計ればデータ通りの値になるかも知れないが、キズを付けたら元も子もない。

ブレスも本体に合わせて薄く作られている。
バックルが固くて外す時に力が入るので、華奢に見えるブレスが壊れないかと気になる。



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何という箱の大きさ。
パテックフィリップの紋章が入っているから純正には違いないが、この悪趣味なケースは大きさを尊ぶチョンチャン向け仕様なのか。
ここだけはゲッソリした。



ロレックス デイトジャスト コンビ~時計三昧(1)

2017年03月19日 13:00



ロレックスの売上高はダントツの世界一で、2011年で約4500億円あった。
日本ではシチズン全体で1700億、セイコーは1300億程度でしかない。
因に、カルチェ、オメガがロレックスの1/2程度の売上で2位、3位につけていて、
4位にはあのパテックフィリップがセイコーと同程度の売上で入っている。
同じ時計でも数万と数百万という単価の違いが物を言う。
パテックが1個売る間にセイコーは100個売らないといけない。
スイスフランの高騰もあるが、商売としては機械式時計の圧勝になっている。


携帯やスマホがあるから時計なんて要らないというご時世、実用からファッションへと足場を移した腕時計だが、
世界の主流はクォーツから機械式に移っている。
そんな機械式時計に物欲が炸裂した。



コンビ

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昔、バックパックで初めて海外旅行をした時、スチュワーデスが付けていた金とステンレスのコンビのブレスレットの時計に眼がいった。
それがロレックスだった。
免税で20万と言っていた。
この時の予算は30日で30万。往復の航空券とユーレイルパスで既に半分使っている。
とても手がでるシロモノではなかった。
安いと思われるかも知れないが、帰国後就職して貰った初任給が4万7千円、ボーナスをはたいても買えない値段だった。


タフ

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父が校長を退任した時にロレックスを譲り受けた。
しばらく使っていたが、ワイシャツの袖口が金属ベルトで擦れて痛むので、ナイロンベルトの安物のクォーツに替えた。
ずっと引出しに入れたままだったが、思い出して取り出すと、その動きでゼンマイが巻かれて動きだした。
父は質屋でこのロレックスを買ったと言っていた。
前所有者が5年、父が10年使ったとして55年も前のモノである。
とても動くまいと思っていたのに、何事も無かったように秒針が回っていく。
ロレックスはデザインだけのブランド時計ではなかった。



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父から貰ったモデルがジャストデイト。そのコンビブレスのモデルにした。

24時ピッタリに日付が変わる。
自動巻きとはいえ日差±2秒と凡庸のオートとは精度がワンオーダー違う。
パワーリザーブが70時間もあるので、土日腕に付けていなくても大丈夫。

最近はサブマリーナという回転ベゼルを持ったモデルが人気のようだが、昔からあるタグホイヤーとちっとも変わらないし、
デイトナのような多針多機能時計はカシオに任しておけばいい。

ロレックスといえばこれか12時の位置に曜日が出るデイデイトが最も「らしい」モデルだと思っている。