BEHRINGER CX3400 が一年でお亡くなりになった

2012年04月24日 15:50

バチバチと音がしたと思ったら、突然右チャンネルの音が聞こえなくなった。

チャンネルが丸ごと聞こえなくなったので、チャンデバを調べてみると一台パイロットランプが消えている。

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BEHRINGER CX3400 に書いたように4way monoで使っていて、右チャンネルの分の電源が入らなくなっている。

『以前のは総てのボリュームにクリックストップが付いていたが、クロスオーバー設定のボリュームは普通のボリュームになっている。』
なので、ボリュームをチェックすると、昨年買い増した新しい方がいかれている。まだ一年ちょっとなのに。


しかし全然駄目というのは、かえって対処し易い。電源周りをテスターでチェックしてみると、案の定プラスマイナス電源のマイナス側の平滑コンデンサーとブリッジダイオードのパスコンがショート状態でパンクしていた。3端子レギュレーターまでは影響が及んでいない。

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日本橋へ一っ走りしてパーツを仕入れ、コンデンサーと切れたヒューズを交換したらあっさり甦生した。


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ブリッジダイオードやパスコンは4つしかない。


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センタータップはあるから、こんな回路になっているのだろう。
中間点をグランドに落としているとはいえ、コンデンサーを2階建てで使っている。


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念のためにコンデンサー10kΩの抵抗をパラって、僅か3mAだかブリーダ電流が流れるようにした。


折角トロイダルコアトランスを使ってノイズを低減しているのに、大してコストダウンなにもならない所で手を抜いている。リアパネル側の基板は1枚で、電源のパーツは出力端子(High Out)の直ぐ際に置かれている。今回の故障の原因は、使われた1000μ/35Vの平滑コンデンサーが不良品で、定格の耐圧を保てなかったのだろう。made in chinaだからやむを得ないか。


サウンドハウスのサイトを覗いてみると、BEHRINGER CX3400は何と1万円を切っている。使っているパーツが違うとは言え、かってヤマハやアキュフェーズが付けていた20万や30万という価格は何だったのか。オーディオの衰退はブランドに胡座をかいて暴利を貪っていたメーカーにも責任の一端があるのではないか。

一応問題なく動いているが、何時又トラブルに見舞われないとも限らない。予備としてもう一台押さえておく事にした。


らじる★らじるのNHK FMを録音出来るソフト

2012年02月26日 15:27

お手軽なようなので、「Moo0 ボイス録音器」や「らじれば」を試してみた。
サウンドがオンボードのRealtekだったが、問題とされている「ステレオミキサ」を出すことはできた。
しかし、両ソフト共に生成したmp3ファイルに音は入っていなかった。

面倒(libfaad2.dll、NET Framework 3.5 Service Pack 1、dirextx9.0cをインストールしなければならない)だったが、結局、山本司氏のRadikaの最新バージョン (RadikaβVer1.63) を使うことにした。

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「受信可能」な全局のタイトルや番組内容情報が一覧表になっていて、選局用のソフトととしても使いやすい。

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当日の全番組表も表示される。

フォーマットはデフォでMP4になっている。Radikoの放送は「ツール」→「オプション」→「ラジコ」でMP3に変更できた。NHKはFMもAMもMP4で録音されてしまう。再生のためにRealPlayerが必要なのかなと思ったが、「オプション」の下の「チューナー」にNHKサイマルの項があり、ここで変更できた。



録音したかったのは、NHK-FMで今日14時から放送していた室内楽版の「英雄」だった。
その前の日曜喫茶室を聴き流しながら、ソフトをインストールしたり外したりしていた。日曜の午後に車の中でよく聴いていた番組だったが、いつのまにか月一回になってしまっていた。




新品LP購入〜「ザ・デッカ・サウンド(6LP限定盤) 」

2011年10月19日 15:00

http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=4202554
先月HMVに案内が出ていた。
180g重量盤LPが6枚で8190円とは安いと思って、直ぐに注文した。既にsold outのようだ。

今月20日の予定だったが、予定日より少し早く入荷したようでメールより先に今日届いた。


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新品LPを最後に買ったのは、何時の頃だったろう。10年程前は秋葉原にLP専門の店があって、特別プレスの輸入品を扱っていた。国内新譜となると途絶えて20年は経つだろうか。
品質が心配で一通り再生したが、キズや静電気によるノイズもなく一安心。


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アンセルメの「三角帽子」、アシュケナージのラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番、マゼールの「ローマの松」と「ローマの祭り」、ショルティの『ニーベルングの指環』ハイライトの4枚は、「外盤と国内ブレスでは音が全く違う」と言われていた頃の、FFSS高忠実度デッカサウンドの面目躍如たるものがある。レンジの広い力強い音はSACDを凌ぐ。これなら「CDよりLPの方が音が良い」という俗説も許せる。

ジャケットは初期のオリジナルデザインが使われているようだが、LPの版が失われたのだろうか、CDのを拡大して使用したようでザラザラした画になっている。


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しかし、デジタル録音を「初LP化」した、レーベルデザインの異なる2枚はイマイチ。

CDと同じデジタル録音が新譜として発売されていた末期のLPは音が良かった。ヤンセン(ヴァイオリン)が弾くベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲に期待していたが、彫りの浅い音で艶もない。あれっと思って、ブックレットを見ると、なんと40分もあるこの曲を片面にプレスしているのだ。
LPは片面30分がマックス。裏はブリテンのヴァイオリン協奏曲が入っており、CD一枚を無理矢理LP化したようだ。シャイーのトゥーランガリラ交響曲もA、B面共に37分も刻まれており、これでは今LPを買う意味が全くない。LPを知らない人が企画したのだろう。残念なことである。



ミニワッターから1619パラへ〜冬バージョンに衣替え

2011年09月30日 14:47

デスクトップシステムは、VH-7PC付属のスピーカーからオンキョーのN9EXに変わって、僅かに大きくなったものの、低域の量感不足は否めない。
バスブースト回路を付けようかとも考えたが、もう猛暑がないならと、少し早いが1619パラシングルに戻してみた。
我が家のメインアンプでは最小だったが、ミニワッターと比べると倍以上大きい。

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半年ぶりに音出してビックリ。
同じスピーカーと思えないぐらい、透明で滑らかな高音と量感タップリの低音があふれ出てくる。
7枚組1700円のボックスセットだが、クーベリックのモーツァルトが心地よく響き渡る。
周波数特性が違っているのかと疑いたくなるくらいだ。勿論パスブースト回路なんて全く必要ない。
ミニと雖も真空管らしき音を出してくれたが、本物の出力管とは比ぶるべくもない。

真夏に机の下から熱気が立ちこめてくるのに我慢成らならず、製作したミニワッターだったが、早くも冬バージョンに衣替えした。まだ「炬燵」は早すぎる。当分は足下から暖気が上がってくるのを我慢せねば。

それにしてもアンプ交換の差が大きい。OPTの違いなのか。ミニワッターに1619パラシングルで使っているソフトンのRW20を付けたらどうなるか。良からぬ虫が湧いてくる。



選手交代 VH-7PCからX-N9EXへ

2011年09月05日 15:23

これまでディスクトップ用に使ってきたVH-7PCが、CDが認識できなかったり音飛びするようになった。そろそろ寿命かも知れない。

スペック上絶対必要なのがデジタルアウト端子。
VH-7PCのメインアンプは使わずに、ちょっと贅沢だがデジタルアウトをソフトンのModel 2真空管式DAコンバータに繋ぎ、自作のミニワッター7119シングルでVH-7PC付属のスピーカーを鳴らしている。
PCからはPCM2906PCM2704が使えるが、CDを聴くのに、起動に時間がかかるようになってきたタワーPCを立ち上げるのが億劫になってきた。

当初はチューナーとCDが使えて、デジタルアウトがあるという事でDENONのRCD-M38やTEACのCR-H238iを考えていた。
しかし、最近AM放送も聴くようになった。ラジオ関西の谷五郎のトークが面白いが、エリア外でradicoでは聴けない。放送時間帯に別の事をしていて聞き忘れる事もよくある。MDやUSBへ放送をタイマー録音するとなると、オンキョウのMDミニコンポシリーズしかない。


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シリーズ中でデジタルアウト端子のあるのは、すでに生産完了となったONKYOのX-N9EX(左)だけだった。
廉価版のN7シリーズや今年出たN9NXにはデジタルアウトが無い。各社ともデジタルインを付けてもデジタルアウトを省くようになっているようだ。
昨年の製品を1年で新製品に入れ替えているので、在庫が少なかったのだろう、生産完了になっても値段が下がらない。取扱店も減るばかり。スピーカー付きでという事もあって、結局42000円と、当初予定の倍近い買い物になった。


MD,CD,USBそれぞれにストップ、プレイ等の操作ボタンを付けたデザインはイマイチ。
特にCDトレイがパネルの下の方についているので、机の上に散らばっているモノと当たるとオープン出来なくなる。気をつけていないとモーターを焼き切ってしまうおそれがある。VH-7PCはスロットインなので心配無かった。
VH-7PCの時からメインアンプは使わず、トランスポーターとしてしか使っていないが、CDの音がVH-7PCと比べて細かい箇所までクッキリと聞こえる。これまではエラーコレクトが効きまくっていたのだろうか。


AMの感度も少し良くなっている。

ここで全く予想していなかった事が起こった。

AM放送はアナログだから、VH-7PCではREC-OUTから出力させていた。ところがX-N9EXではデジタルアウトしか繋いでないのに音が出る。MDへの録音機能があるので、アナログソースもADコンバーターを通してデジタルアウトから出している。外部入力に繋いだカセットデッキも同様だった。VH-7PCではCD出力しか出ていなかった。
これは嬉しい仕様だ。DACからの出力とアナログ出力をいちいちつなぎ替える必要がない。


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スピーカーはVH-7PCのものがまだ使えるが、X-N9EX(左)のを鳴らしてみる。
VH-7PCでは大分エージングする必要があったが、X-N9EXのはいきなり鳴らしてもよく響いてくれる。
やや大きくなっているが、重さはVH-7PCのスピーカーよりも少し軽い。スピーカーボックスの板厚は厚ければ良いというものではない。ユニットの口径やマグネットに合った厚さがある。オンキョーのはスピーカーの大きさに合わせて少し薄くなっているようだ。
音が良いし、仕上げもリアルウッド突き板仕上げとデスクトップには勿体ない程の仕様なので、そのまま使う事にした。

コンデンサースピーカー Quad ESL-57

2011年07月13日 15:59

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静電気が均一に蓄積されるまで最低一晩、できるなら一週間はスピーカーのコンセントを刺したままじっと待つ。年中通電しておけば面倒な「儀式」は必要ないが、それでは高電圧でポリエステルの膜に穴が空いてしまう。

音が出るようになっても半日ぐらいはまともなで鳴らない。

きっちりとした定位で聴けるのはピンポイントのリスニングエリア。



これほど扱いにくい奴だが、時として無性に聞きたくなるので手放せないでいる。
商品として世に出て既に半世紀が経つ。骨董品としての値打ちもそろそろ出るのではないだろうか。


今年の夏はタンノイヨークミンスターで

2011年06月22日 14:41

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時節がらという訳でもないけれど、今年の夏はマルチを止めてワンスピーカーにしてみよう。
通常だと4WAYで真空管モノアンプが6台(スーパーウーフのみ石アンプ)稼働するが、それが1/3の2台になる。「新富嶽」と名づけた全段差動ユニバーサルアンプで、今は中古の8045Gを出力球に使っている。ゲッターの面積が減ってきている球があるが、バイアス電流50mA位で温和しく使っているのでまだまだ保って呉れそうだ。


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タンノイヨークミンスターが5年目にして初めて主役を務める。
オーディオナニワで聴いた時には、市販スピーカーとしては珍しく最低域がよく延びていた。38センチを少しだけ大きい箱に入れたカンタベリーより、音圧レベルは低いもののヨークミンスターの方が最低域が延びていた。30センチに200リッターという、ほぼ理想的なサイズの箱のご利益である。
しかし昔のモデル程ではないが、無骨なところをエージングで馴らしていかねばならない処はしっかりと継承されている。
マルチの方が気持ちが良いので、ついつい補欠のヨークミンスタ君の訓練をサボッて来た。
マルチと比べると音が延びないし硬さも感じる。


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ならば入力もアナログでやってみよう。

久しぶりにMICRO1500Dでターンテーブルを回してみるが動かない。
開けて調べてみるとヒューズが切れている。
その先のDCサーボ回路にトラブルがあったにやっかいだ。回路図さえない。
おそるおそるヒューズを差し替えて電源を入れてみる。
なんともない。DCサーボも効いている。
空になったコンデンサーへの急速チャージが原因だったのだろうか。とにかく結果オーライ。


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6922とECC82を使ったCR減衰型イコライザーは、MCトランスを使うとCD並みのSNになるが、少しハムが出てもスルーして使う。その方が音が柔らかい。リスニングボジョンに来ればハムは耳に付かないし。


LPを聴く時にはノイズに耳を傾けてはならない。一面かけて一度もプツンといわないLPはない。ノイズではなくて音楽を追っかけるのがコツ。
それでも、プツンではなくでブチ更にはバチンが頻繁に出るような盤は、やっぱりノイズが気になって音楽を追えない。それだけ何度も聴いたのだから元は充分に取れている。
XRCDでも買おうか→ルービンシュタイン/チャイコフスキーピアノ協奏曲



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耳のウォームアップが済んだところで、このLPを聴いた。
もう一組のセットと合わせてロストロポーチッチでチャイコフスキーの後期交響曲を揃えたので、シェラザードはオマケであった。オケはこの曲だけロンドン・フィルからパリ管に変わっている。
元々ヴァイオリン協奏曲のような曲だけど、ヴァイオリンソロが実にイイ。甘くて艶めかしく、エロチックでさえある。情緒纏綿という言葉はこの演奏のためにあるようだ。ルービン・ヨルダノフとクレジットされている。ユダヤ人だろうか。この時期のコンマスだろう。他にはバレンポイムとメシアンの「世の終わりのための四重奏曲」やサンサーンスの「死の舞踏」を録音している。バレンポイムはショルティの後15年もパリ管の首席指揮者を務めた。このコンマスとも気があったのだろう。


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次にLP時代のこの曲の定番であるカラヤン/ベルリンフィルを聴いてみた。ミシェル・ジュヴァルベのヴァイオリンは相変わらず美しいけれど、ドイツオケの響きがハッキリと聞き取れた。カラヤン/ベルリンフィルというと「流麗の極み」と思ってしまうけれど、ゲルマンの香りは色濃く残していた。


CDラックをざっと見たら、この曲が5〜6枚出てきた。

◎ ライナー/シカゴ響  これもイイ。ソロが一際目立つように録音されている。
チェリビダッケ/シュトゥットガルト放送交響楽団 普通は45分でやる曲だが。ほぼ50分かかっている。聴いていてもテンポの遅さは歴然としている。ヴァイオリンはテンポと関わりなくスッキリした音を鳴らしている。
× チュン・ミュンフン/パリ・パスティーユ管弦楽団(パリ・オペラ座管弦楽団) 「気の抜けたサイダー」という表現がピッタリする。同じフランス人のオケで(バリ管とのかけ持ちも居るだろうに)どうとてこうも違うのか。
− 朝比奈隆/大フィル ここまでで聴き疲れて、このゲテモノの大物を聴く元気が無くなった。

探せば幾らでも出てきそうな曲なので、「シェラザート」の聞き比べはいずれまた。


共立PCM2906-USBDACのカップリングコンデンサー

2011年03月28日 15:21

7119ミニワッターは1619パラシングルに比べて発熱が1/4〜1/5になった。
その代わり、少し線の細い音になっている。

1619パラシングルと繋いでいる時は気にならなかったUSB-DACの音が気になりだした。真空管を使っているソフトンのDAC(Model1)と比べると線が細くなる。
カップリングコンデンサーを弄ってみることにした。カップリングコンデンサーは真空管アンプでも音色に影響を及ぼす。ぺるけさんがミニワッターを直結にしているのは、この点を考慮しての事だと思われる。

ミニワッターのパスコンでは大した変化が無かったが、USB-DACでは面白いように音が変わる。
パーツボックスを漁ってフィルムコンデンサーを引っ張り出してきた。新しいのでも10年以上前のものだ。


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最初はASCの.47μ/400Vと指月の10μ/250Vをパラって使っていた。

ASCを外してみると、高域のタイトさが取れて全体に艶っぽく滑らかになる。良い感じになったと聴いていたら、どんなソースでも指月の音になっている事に気がついた。









イコライザーアンプに使っているWIMAに変えてみる。大抵630Vの高耐圧品だが、何時どういう積もりで入手したのか記憶にないが、6.8μ100Vという極低耐圧「大」容量のが手持ちで有った。

分解能が上がったような細かい音が聞こえるようになったが、ハイエンドが神経質で聞き辛い。

それで指月を、容量を1μにしてパラって見ると、バランスのよい音になった。
指月単独の時よりも、ソースによって音が変わる。
しかし、試聴をくり返してみると、やはり高域にWIMAのクセが残っていてソースによっては聞き辛い。

SOLENに変える。素直な音で真空管アンプのカップリングコンデンサーとしてよく使ってきた。
低域の曖昧さがなくなりクッキリ音像を結んで聞こえるようになった。
こりゃ良いと聴き込んでいくと、高域がもう少し柔らかくなって、ピアノのタッチの差を描き分けてくれるともっと良いいのにと思うようになった。


こんなものを引っ張り出してきた。松下の部品のマークが入っているフィルムコンデンサーだが材質は不明だ。時々試して、素直な音という事が判っているが、最終的にシャーシ内に残したことはない。
これまで中で、最もアナログっぼい音がする。聴感上ではローエンド、ハイエンド共になだらかに下っている。聴き易くてなかなか良い感じだ。
しかしアナログ録音のリマスターでなく、デジタル録音のソースを聴くと情報量不足が感じられる。

ふとWIMAを手にとって眺めてみると「MKC」になっている。ポリカーボネイトを使っている奴だった。納得。それで高域が駄目だったんだ。「MKP」のポリプロピンを使っているタイプに変える。イコライザーに使ったのもこのタイプだった。高域が透明で柔らかくなった。情報量も多い。低域の輪郭もクッキリしている。

1619パラシングルで聴いていた時にからすると、全体にもう少しキレを押さえて柔らかさを増したい。しかしメインアンプの線の細さまでDACでカバーしてしまうと、他のアンプで使えなくなる。

少し容量の大きい0.47μ/630Vを詰め込んでDACの蓋を閉めた。




ミニワッター7119シングル〜夏用真空管アンプ 評価編

2011年03月25日 15:49

(製作編より)

以前、富嶽で5687パラppを鳴らした事がある。あっさりした音という印象が残っているが、それと似たような暴れの少ない優等生的な音で鳴っている。3極電圧増幅管は概ね似たような音になるのかも知れない。低域はもう少し絞りたいが、これ以上NFは上げられない。


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[グルダ / モンペリエ・リサイタル Accord]

5687に差し替えて見る。7119よりも締まった音になるが軽い。意外だった。
7119に戻してみる。5687に比べるとピアノの低域が膨らみ、音がもったりしている。


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[ショパンピアノ作品集(ヴァイオリンとピアノのための編曲) Mdg]

弦ではどうか。
7119だと伸びやかな音を楽しめるが、5687だと硬すぎる。
普通はこうなる。弦、ピアノ両方ともいける1619が希少種だった。

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[ケンプ・シューベルトビアノソナタ全集 DG]

少し古いステレオ録音で、帯域は狭めだが素朴でコロコロした音で、パックハウスと人気を二分していた理由がよく分かる。同じシューベルトでも豪快なリヒテルとは全然違う。
このピアノの音をキチンと再生したのは7119の方だった。

もう一度5687で聴き直してみると、5687でも「もったり感」はある。するとこれはOPTの音なのだろうか。弦ではこれがあるから聴き易くなっているのだけれど。


球が決まったら、自分向きのリファインを考えてみる。
ちょっと線が細いのはしょうがないにしても、もう少しソースの違いが聴きわけられるようにならないか。例えば、ジャズピアノは録音も含めたトータルプロデュースだから、クラシックよりプレイヤーによる音の差が大きいのだが、今はケニードリューが大西順子と同じゴツイ音で鳴っている。


C3の信号バイパスコンデンサーにパスコンをパラってみる。
「もったり感」がスプラーグや東一のVitaminQ(0.47μ/600V)で変わるか。

コンデンサーを付けたり外したりして聴き比べる。
こういう時裏蓋のない小型シャーシは楽だ。
滑らかさが幾分増すが、「気のせい」レベルで声を大にして言うような違いでは無い。
やはり真空管メインでは、パーツの音質への影響は小さいのか。


カソードを定電流化してみる。
昔、差動アンプをやっていた時に、シングルでもカソードを定電流化して音質が改善された事がある。 
カソード抵抗が充分大きいので、既にその効果の一部は「食っている」事になるけれども。

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バラックで急遽組んで、3.3kΩのカソード抵抗と入れ替えてみると、「もったり感」が無くなり音が繊細になった。
こうでなくっちゃ真空管アンプを使う値打ちがない。
矢張り手間を惜しんではいけない。




定電流回路が温度的に安定するまで、音質が変化するという問題はあるけれど、暫くはこのままで聴いてみようと思う。
夏用アンプなのだから、更なるチューニングはそれまでに施せばいい。



ミニワッター7119シングル〜夏用真空管アンプ 製作編  

2011年03月24日 15:58

(設計編より)

久しぶりに日本橋に行くと、シリコンハウスもパーツランドも場所が変わって大きくなっていた。

トランス以外で必要なのはシャーシに、ヒューズホルダーとゴム足と電源プラグだけ。後は手持ちのパーツで行ける。シャーシはバーツランドにLEADのS-6(230x60x160)が¥740で有った。

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包装紙の上から加工線を描いていく。ほぼA5サイズなので小さい。
ここで勘違いから失敗をしてしまった。


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PTの向きを間違えた。
経験上このレイアウトで問題ない事は判っているが、なんせシャーシが小さい。絶対距離が不足してPTの電磁波の影響が出る可能性が無いとは言えないので、トランスの向きを訂正する。


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トランスを一列に配置するオリジナルのレイアウトは変更した。
手前が電源ゾーンで奥が信号処理になっている。入出力端子を使用環境に合わせてシャーシ上面に並べた。


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製作は1日であっけなく完了。

ハラワタ。
一見スカスカだけれど、小さいかので真空管アンプとしては普通か、部分的には少しパーツが混んでいるレベル。
ぺるけさんの設計は、誰が作っても同じ性能が出るようになっている。組み上げるだけで調整は全く必要ない。一応テスターで当たったが、出力段のプレート電圧255V、カソード55Vと設計通りの値が出ている。2段増幅なので反転の必要も無い。


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PCM2906USB-DACと繋ぐと、トータルのゲインが不足するので、ボリュームは3時の位置ぐらいまであがる。
音は1619パラシングルと比較すると厳しいが、芯のある音で、かつ拡がっていく音は柔らかい。小さくても真空管の音になっている。

発熱は期待通り少ない。リップルフィルターのk2545をシャーシに取り付けているが、ほんのり暖かい程度。OPTは冷たい。PTは45℃ぐらいになっている。主巻線はAC80mAからDC40mA、ヒーターは14.5V-0.9Aから12.6V-0.32Ax2取っているから、7,8分目の使用率だ。私が設計するとOP、OPT共に定格ギリギリまで使ってしまうから、特にEIコアのPTなぞはチンチンに熱くなってしまう。

それにしてもこのPTは良く出来ている。小さいけれど持つとズシリと重いし、単品写真だけだとサイズの見当がつかない程、ちゃんとミニチュアになっている。


(この項続く)


※この時計の時刻は、閲覧しているパソコンのものであり、必ずしも正確な時間とは限りません

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