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床暖
ウチは当初から全く検討しなかった。
理由は2つ

まず、LDに家族が集まるのは食事時だけだから。

大きく快適なリビングあるいはリビングダイニングという流れは、マンション設計から来ていると思う。総面積の制約から一点豪華な部屋を造るとしたら、家族共通の場所というのが最大公約数だ。
また、広いリビングに一家が集うのはCMとしても絵になる。

しかし子供が受験期を迎えると、ライフスタイルが家族という集団から個へと大きく変わる。

二つめはコスト。
床暖はガス会社の戦略商品である。使用中はちょろちょろとしか燃えないが、深夜電力で貯めた湯ではキープできない。温水を循環させるような床暖は、今のところガスでしかできない。
一階に設置すると、どうしても床下への放熱は免れない。また部屋が快適温度になるまでの時間、無人の部屋を暖める必要がある。

ランニングコストがかかる仕組みになっている。
その上、熱伝達率を挙げようとすれば床材は極力薄くしないといけない。床材の耐久性は、設置しない場合に比べて必ず不利になる。

解決策は、使用温度になるまでは高温の湯を流し、プログラムでオーバーシュートなしに温度を下げることが必要である。しかし、個々の部屋の状況に合わせられるプログラム・パターンを設定するのは至難の業である。また、温度差による床材の劣化促進も問題になる。

「地球にエコ」といつつ、電力もガスもガソリンも、消費者に毎年エネルギーの使用量を増させ続けなくては、会社を維持できない。

太陽電池も、風力発電も、バイオエタノールも、設備・装置を作って壊すエネルギー(ライフサイクルエネルギー)が、それによって生み出されるエネルギーでペイできる(下回る)システムは、未だかって出来ていない。
いろんなステップでの「補助金」が経済的にペイさせているに過ぎない。

根本的な解決策は一つしか無い。
「化石燃料の価格にたばこ税並みの、懲罰的高率の税を課す。」
日本ではガソリン対してこの政策が取られ、世界一の燃費効率の車を造り出している。
電力は、原子力発電の割合を大きく増やすことで解決するだろう。
家庭では、練炭火鉢が復活するかも知れない。
ガス会社は・・・。
さっさと株を売ってしまうことである。


へーべル建築工事編 | 19:34:21 | Trackback(0) | Comments(0)

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