投稿日:2007-07-21 Sat

「現代漫画博物館1945-2005」→「坊ちゃんの時代」→関川夏央を経て辿りついた。
「坊ちゃん」の後日談で、「ミステリ赤シャツ殺人事件」になっている。
宿直初日のバッタ事件、師範学校対中学の決闘事件、最後の狸・赤シャツ制裁事件すべの事件が実は裏で繋がって・・・という趣向。確かな腕を持った作家による逸品。
「「吾輩は猫である」殺人事件」ほど「飛んで」いないので、ミステリ・坊ちゃん後日談の両面から楽しめた。
何故タイトルに「贋作」とついてるのか、僅かに疑問を抱いた。
「親譲(おやゆず)りの無鉄砲(むてっぽう)で小供の時から損ばかりしている」から数行が原作から引用されているだけなのだが。
もう一度原作を読み返そうとしたが、できなかった。
昔、国語の教師に「この作品は、読み手が歳を取るほど、苦くなる」と言われた。
当時は全く理解できなかったが、今はよく解る。
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