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風変わりなピアノ録音 2題
その1 グールドの2007年録音?
gouldzenph.jpg

1955年録音のモノのパツハ/ゴールドベルグ変奏曲がオリジナル。これをスタジオでプレイバック、『コンピュータ・ソフト「Zenph(ゼンフ)」を使って徹底的に解析し、キータッチや音量、ペダルの踏み込み加減にいたるまで完全にデータ化、それを自動演奏ピアノ(ヤマハ製ディスクラヴィア/9フィート・フルコンサート・グランド)を用いて再現』、これを再びマイクで録ったもの。
ふむ、最新のMIDIソフトは音符だけでなくペダルのデータも入れられるのか。

「グールド党」ではないので、SACDサラウンド録音のほうは特に感想はない。グールドで「ゲテモノ」を作るより、バックハウスが唯一ステレオで残せなかったベーヴェンのハンマークラーヴィアや、ケンプの技術がまだしっかりしていた頃のモノ録音に、この技術を使って欲しいと思う。

このCDにはバイノーラル録音版も入っていて、こちらの方が興味深かった。バイノーラル録音は、ベットフォン専用ではない。ダミーヘッドの耳の部分にマイクを付け、耳で聴くのと同じ条件で音を捉えらる。音場感向上のため、昔流行ったことがある。当時のLPでは顕著な効果が得られず下火になった。このCDでは、サラウンドではないのにスピーカの前方に「立体的な」ピアノの音像がデンと座る。音もこちらの方が良い。音に深みがある。2チャンネルステレオにも、まだ開発すべき余地が残っていたのだ。

その2 ニコイチのグランドピアノ
ショパンの2台のピアノ用のオリジナルと、サンサーンス編曲によるピアノソナタが入っている。
その姿が変わっている。2台のピアノを背中合わせにくっつけたピアノ。
chopiniana2.jpg

ショパンも愛用したプレイエル社が100年も昔に造り、2度の戦火を生き残ったオリジナルだ。よりダイナミックな音の響きを狙って造られたこのピアノで聴く、葬送行進曲付きのピアノソナタが面白い。 

音楽の事など | 10:10:07 | Trackback(0) | Comments(0)

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