投稿日:2008-02-04 Mon
五味康介のオーディオというと、タンノイ・GRF・オートグラフを愛用していた。かって年末恒例であった、NHK−FMのリング全曲放送をオープンリールで毎年録音していた。ぐらいしか知らない。これまで「積ん読」だったが、ヨークミンスターを鳴らしているので読んでみた。「コンポーネントの真髄は、コンサート・ホールのもっともいい位置で聴く音に近づけること−そのような感じを出すことだと私は思っている。ナマそのままに響かすのでは断じてない。」
「してみれば、どこかで処理された−あるいはレコーディングの際すでに取捨選択された音を、ソースとしてわれわれは音楽を聴くことになる。せいぜい適度の臨場感をともなった、バランスのいい、細部の鮮明に聞こえる音ならそれで満足しなければならない。」
昭和40年代の執筆だが、今でも、全くその通り。オーディオはデジタルになってもちっとも進歩していない事に愕然となる。
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