ロシアンブラス

2008年03月17日 10:38

ムラヴィンスキーのレニングラード・フィルが、サンクトペテルブルグ・フィルと名前が変わっている。そのブラスセクションのトップ5人が金管五重奏団を結成している。

プログラム後半が特に面白かった。
フィガロの結婚、夜の女王のアリア、ハバネラ、花から花へ等のオペラの序曲やアリアの編曲だが、席をアレンジし、衣装をつけ、時には動き回って演奏する。ショー的な要素を加味している。
もちろん、テクニックは抜群。

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健康の塔

2008年03月16日 18:34

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ザ・シンフォニーホールは、手前のプロムナードが良い。ここを通る間に、気分がコンサートへと切り替えられる。海外の有名ホールでも、中々こういうプロムナードを備えたホールは無い。

話は、この右にあるライオンの建物

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いつもは通り過ぎしまうのだが、今日は「皇紀二千六百年」の文字が目に飛び込んできた。

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由来を読むと、たまたま皇紀二千六百年に児童作文を募集した。その碑を後になって、ここへ移築したという事らしい。なんで「皇紀」云々の碑が必要なのだろう。「清潔で健康」を謳うならもっと他の手段がありそうなものだと思う。

国破れて 道路在り

2008年03月15日 16:11

大阪府が5兆円の借金返済で、大騒動になっている。

大阪府の年間予算は、一般会計で3兆余、特別会計で1兆余、併せて4兆余である。
会社で言えば、年間の売り上げより借金が多いという状態が続けば、破産である。
法的にも、借金の限度が定められており、それを超えると強制的に夕張市のような事にさせられるので、大問題になる。

しかるに国はどうか。

一般会計約子80兆、特別会計約200兆、併せて280兆に対して借金は826兆。歳入と借金の比率では大阪府より遙かに酷い状態になっている。
しかし、法で借金の限度が決められていないものだから、返す方策を考えない。それどころか、借金を増やすのをストップする「プライマリーバランス」さえ、簡単に先送りする。
 国会議員は、票のために国を憂う事をせず、地方自治体は、自分の借金ではなければいいと道路造成を後押しする。破産している会社が、「新社屋」を造ったりするものだろうか。

車の走らなくなった高速道路に、ブルーシート小屋が建ち並ぶ日が来るかもしれない。

石川 玉手橋

2008年03月12日 14:53

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大和川の支流石川にかかる橋。近鉄道明寺駅とかっての玉手山遊園を結ぶ橋です。

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現在は、文化庁登録有形文化財になっています。

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お化粧をしていますが、昔とちっとも変わっていない橋です(だから有形文化財なのだけろうれど。)。

この橋脚のところ
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今は、安全のためロープで柵がしてありますが、昔はむき出しでした。
水筒に幼稚園のランチボックス。50数年前の・・です。



原作 カジノロワイヤル

2008年03月11日 15:51

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右は所有している創元文庫 1966年 28版。 初版は1963年だが、カバーは初版から変わっていない。創元社と早川書房で翻訳権を分け合ったため、一つの出版社でシリーズを揃えることは不可能。
原作は1953年で、フレミングの処女作だった。実に半世紀以上も前の本を映画化している。
左は本に挟まれていた栞で、パロディ版映画の広告になっている。

フレミングは1964年に亡くなっているから、映画は「ドクターノー」と「ロシアより愛をこめて」しか知らなかった。原作者のボンド像は、腕に入れ墨をした「ごっつい」スコットランド人のコネリーとは違っていたようで、不満を述べている。米大統領ケネディが、007シリーズの愛読者だと聞かされて「もっと、真面目なものを読んでもらわなくては困る」と言った話は有名。

ル・シッフルについては「周囲に白目がすっかり現れている目」「ときどきベンゼドリン吸入器から吸入する」とあり、この点でも原作に忠実な描き方がされている。

ぼやき節

2008年03月11日 12:24




という訳で何とか、予定に近い状態でリタイア生活を始めたが、そこには思っても見なかった陥穽が待ちかまえていた。それは・・・・・・・・・


退職生活って、何もすることがない。
趣味を貯めていたにもかかわらず、それが機能しない。
音楽が、前のオーディオルームと違って、どうやってもドライに響く。
ジャズはまあまあだが、肝心のクラシックが不味い。
本は1日に1~2冊読める、映画も1~2本のペースで観られる。
しかし、どれもこれも時間を潰しているだけで、忙しい時に時間を盗んでやっていた時のような、充足感がない。

おまけに、年明けからの急速な円高のせいで、楽観論と悲観論を整理し、天秤にかけて決断しなければならない羽目になって来た。
金銭面では心配がないように案配してきたはずなのに、落ち着かない気分にさせられる。
気分が、どんどん鬱に傾いて、ドイツ旅行さえ、キャンセルしたくなってくる。

過ごしててよかったなあと思える時間が無くなり、いやな時間ばかり増えてくる。

007 カジノロワイヤル

2008年03月10日 14:11

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昨夜、WOWOWでやっとオンエアされた。
ダニエル・クレイグは、昔の独の俳優ハーディ・クリューガーにチョット似ている。

「これまでのものとは、少し変わっている」と言われているが、確かに変わっている。
全体にユーモアが少なく、ハードボイルド的になった。

まず、出だしのMGMのライオンから白黒になって、D4端子が接触不良かとあわててでチェック。
シャッターの絞りの向こうから、銃を撃つシーンが短い。
女性の身体に文字を浮かび上がらせるタイトルロールが無くなった。
Qもマネーペニーも登場しない。
なにより、ボンドがしょっちゅう傷だらけ、血まみれになる。


また、フレミングの原作に妙に忠実になっている。
金玉をロープでシバキ上げる拷問なんて、グロイものを出してくる。お子様向け路線からは、完全に転換した。
カードの場面が延々と長い。これは、ストーリーの本筋だから、これはむしろ「王道」と言うべきか。ウッディ・アレンとピーター・セラーズのパロディ版とは、完全に違うという事を示したかったのかもしれない。

一件落着の後、更にもうワンエピソードが入ってくる。ここは、原作から離れて、スタッフが伸び伸びと楽しみながら造っている気がした。ヴェニスの建物が一棟倒壊していくシーンで、金をかけているシリーズだという事を思い出させてくれる。

ここまで新機軸に拘るなら、ついでに女性Mも交代させてほしかった。

一誠

2008年03月08日 19:07

場所は今里筋、東住吉郵便局の真向かい。

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居酒屋と在るが、割烹に近い

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本日のおすすめ白魚の天ぷら。数匹をまとめて揚げることが事が多いが、ここは一匹ずつ揚げる。魚の臭みが無くなるそうだ。宍道湖の白魚とか。

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蠣フライと、蝦の塩焼き。酒は無濾過原酒「谷泉」。フルーティで美味しい。
カミさんと2人で8千円也。土曜日の為か、帰りがけになると子供連れで一杯になった。
週末ここで家族で食事とは、ちょっとリッチ。


聖天山 昭和山

2008年03月06日 12:38

大阪六低山というのがある。天保山をはじめとする、山と言う地名が付いているが標高が非常に低いものを指す。先日の真田山もその一つである。

「今日は青空、お散歩日和り」ではないが、近くの「低山」を散策することにした。
聖天山は阿倍野区と西成区の境にある。何となく由緒正しそうな名前であるが、古墳があったと言われるだけで、確たる由来は見あたらない。近くに「晴明」小学校というのもある。阿倍野というのは安倍晴明の荘園であったから、地名として残っているのであろう。

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松虫通りの歩道からすぐに、正圓寺への参道が始まる。

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あっというまに、「山頂」の正圓寺に着いてしまう。以前は一帯に、ブールーシートのホームレス小屋が並んでいたが、今は全て撤去されている。

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この「山」がどれくらい高いかというと、ここは表参道であるが、この程度である。


次に大正区の昭和山に向かう。
ここは、地下鉄工事で出てきた土を盛ったもので、天保山と同様に出来た元号を銘々てしている。

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千鳥公園そのものが、盛り土で出来ているが、その真ん中に一段高いところがある。

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ここが昭和山の「頂」らしいが、看板も何も無い。標高33Mだが、木立が伸びすぎて眺望が開けない。


山田風太郎 明治小説全集

2008年03月05日 08:48

90年代に、ちくま書房から全14巻出ていた。個人全集でなく、あるジャンルのみの全集というは珍しい。書かれたのは更に10年前。

第1、2巻「警視庁草子」  大警視川路利良と元南町奉行駒井相良守の
                知恵比べ。NHKドラマとして放送していた。
第3、4巻「幻燈辻馬車」
第7巻  「明治断頭台」
第8巻  「エドの舞踏会」 西郷従道と山本権兵衛が舞台回しになって、
      伊藤博文、井上馨、大隈重信の夫人たちの事件を解決していく。

第9、10巻「明治波濤歌」
第11巻 「ラスプーチンが来た」
第12巻 「明治バベルの塔」
第13、14巻「明治十手架」
      
近頃読み返しているが、第5,6巻の「地の果ての獄」が欠けていた。以前なら、なんとか入手出来ないものかと、焦っただろう。この先読み返すかどうかわからないので、図書館で借りて済ませた。

全作品で明治の著名人が、綺羅星のように登場し、遭遇する。遭遇はフィクションであるが、それ以外の部分は史実に基づいてる。荒唐無稽な話であるが、違和感なく引き込まれてしまう世界である。一冊読むとまた次ぎを読みたくなる。

関川夏央原作の漫画「坊ちゃん時代」でも同様な手法が使われている。「明治波濤歌」の「築地西洋軒」にでてくるエリス像や、「明治バベル塔」の「四分割秋水伝」で描かれている幸徳秋水像はよく似ている。とくに後者は共に大逆事件を描いていて、内容も酷似している。その「明治波濤歌」の解説を、関川夏央が書いているのが興味深い。