ヘーベルハウスのクレーム対応力

2008年05月31日 09:30

建築中
ブログで 軒天材がびしょ濡れ と書いたら、速攻で軒天材が総て交換された。
 「濡れてる分だけで、よかったのに」と言うと「どこまで濡れていたから判りませんから」という話であった。

引き渡し時
ウォーキングクローゼットを止めて、部屋を広く使うように途中変更した。ウォーキングクローゼットの窓には遮光スクリーンがなかったが、部屋となると必要。無償対応を期待したが、部材費と取り付け工事を請求された。この工事費は半端ではない。丸一日分の請求だ。「ヘーベル内の連携不足が原因。部材費はヤムをえないとしても、なんで工事費まで」と営業さんに言うと、工事費は無償になった。

引き渡し後
1.床の色と階段の色 のクレームについては 階段巾木の手直し で対応してくれた。 これは1~3階の階段の巾木を、廊下と同じ材料に変えるという工事でした。元々そんな仕様は無いので、総て現場合わせで、一段一段寸法を合わせて切断するという手間のかかる工事でした。3人の大工さんが、夜遅くまでかかって仕上げてくれました。工事費としては、相当な持ち出し。

2.ヘーベルの床補修。 引っ越し屋さんが付けた傷で、床材を交換するより手間がかかります。この時は引っ越し屋さんとヘーベルの間の話で、こちらが無理を言っている訳ではありません。費用は引っ越し屋さん負担です。ところが、
  ヘーベルの床補修 その2。後日、私のミスで床に深い傷を入れてしまいました。有償で同様の補修を依頼したところ、前述の引っ越し屋さんにも費用を請求していないので、今度も無償でしてくれるという話になりました。

3.シャワーの水圧不足。
 どうも、出が悪い。
1回目:ウォータハンマー防止装置が入ってるため仕方ないという判断
 しかし、後日ウォータハンマー防止装置をネットで調べてみると、配管に「こぶ」のようなものを付け、水の一部をここへ導入して、水圧が急激に上がるのを防ぐような構造になっている。これでは配管の抵抗に成るわけがない。再度調査を依頼。
2回目:水道工事屋さんが、シャワーヘッドの手元スイッチに不具合を発見
3回目:メーカー同道で、ウォータハンマー防止装置とシャワーヘッドを交換。
回数を重ねましたが、満足のいく結果となりました。

4.和室引き戸の滑りすぎ
洋室引き戸は建具と枠が一体なので、このように問題は起こらない。普通の力で閉めても跳ね返ってくる。
2度、別々の方法で対応して貰って、なんとか洋室引き戸のレベルになった。


「こんなものか」と思わず、一応言ってみるものです。
部材については無償提供を渋るが、工賃については「人件費は固定費」の考え方からか、かなり融通が利く傾向があります。

まだ例の「軒天の耐火性」の問題で交換してもらいますが、建築中の物件優先で吃驚するほど後になります。どんな建て売り屋でも対応する、一年未満の時期なので感情的には不満です。しかし、これに人を集中してしまうと、新規物件獲得の営業にも影響するのが理解できるので良しとしています。
それより、一年経った後でどこまで不具合に対応してくれるかの方が肝心です。どう筋を通した言い方をするかが、ポイントではないかと思います。

古代大和川 追記

2008年05月30日 17:08

地図上の○、△は液状化の履歴がある地点。

○は 1662年の山城・大和・和泉等の地域で発生 M7.5
△は 1854年の伊賀・伊勢・大和での地震 M8

なお1854年(安政元年)はいわゆる安政の大地震の年で、
これとは別に12/23(安政東海地震)と翌日(安政南海地震)に渡って、2回M8クラスの地震と津波が起こっている。この時大阪では津波で木津川が逆流したとか。
これが、世間を騒擾させている東海地震、東南海地震のベース。

古代大和川

2008年05月30日 06:47

Jukenseiさんのブログの中で、今川・駒川と西除川の関係が話題に乗りました。
鉄道路線の跡だと1/25000の地図を子細に眺めれば、見当がつきますが、河川の遍歴は一筋縄ではいきません。

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この地質図は古文書の記載を元に、洪水や地震が起こった地名の表す範囲から、
そこがどんな地質の土地であったかを推定して作られた物です。
赤茶色は 山地・段丘・扇状地
黄緑は 自然堤防
黄色は 氾濫平野
ピンクは 砂州 を表します。

ここから大雑把に、有史以前の大阪平野の姿を描いてみます。
数千年前、大阪城-四天王寺を結ぶ「上町半島」が古代大阪湾に突き出し、その東側は生駒山麓まで内海でありました。やがて京からの淀川、奈良からの旧大和川がもたらす堆積土で内海は湿原へと変わっていきます。現在の釧路湿原のような状態であったろうと思われます。
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湿原と水面がほぼ同じ高さで流れる河川は、氾濫の度に川筋を変え、あちこちに自然堤防を残しました。


話は飛んで、江戸時代に大和川の付け替え工事が起こりました。
旧大和川は、3枚目の地図の右端から段丘に沿って、北西へ流れていました。
現長瀬川がその川筋であったと言われていますが、それ以外にも何本もの河が「半島」の突端を目指して流れていたでしょう。
新大和川は段丘を切り裂き真西に向きを変えられます。
ところが、杉本町の大阪市大キャンパスあたりの岩盤が固く開鑿が困難なことから、南側へ迂回しまています。
 さて西除川ですが、自然には有り得ない方向へ流れを変えられています。本来は、ここから真北へ流れていたと思われます。
その先に新大和川を隔てて、「上町半島」に平行して小さな細長い丘陵があります。
この丘陵の東沿いに今川、西沿いに駒川があります。この先は平野川と合流しています。
東除川は、大和川沿いに水路を変えられていますが、曲がらずに真っ直ぐ北へのばすと平野川に接続しそうです。
杭全から北の平野川は、不自然な程直線的に大阪城西側に伸びており、秀吉が大阪城の外堀とするために造らせた、人工の河ではないかと思っています。


3枚目の地図の左下をよく見てください。住吉神社です。かって灯台があったように、ここは波打ち際でした。
その西の御堂筋は海の底でした。そんなに遠い昔ではありません。
地震がおきれば、液状化の被害の最も大きい所でしょう。
近頃は高層マンションも建っていますが、この地質図を見ていると、とても移り住む気にはなれません。
谷町筋沿いの方がまだ良さそうです。


面白い事に、「上町半島」の真ん中を河が流れていたようであり、JR阪和線と環状線がその川底を走っています。
川底だったから水はけが悪く、土地買収がし易かったのでしょうか。


また、天王寺駅の直ぐ北に「半島」が最も切り込まれているところがあります。
その先は川底池です。現天王寺駅の切り通しは、和気清麻呂が大和川付け替えのために開鑿した跡と言われていますが、こっちのほうが遙かに開鑿しやすそうです。
あるいは開鑿の跡でしようか。千年も前の切り通しが、あんなにシャープに残っているのは不自然です。
和気清麻呂が手を付けたのは、こちらの箇所ではなかったでしょうか。


半島のほぼ付け根に長居競技場があり、災害時の集合場所になっています。
地質図からしても理になかっています。大阪市を褒めてあげたいところですが、実はここは臨南寺の境内でした。
今は競技場の中にちんまりと本堂だけ残っていますが、かっては競技場全体を占めていました。
やっぱり、寺社仏閣は、伝承を元に水害や地震に強い場所を占めています。


上町断層が癌のように言われていますが、断層は岩盤で形成されており、動いて被害がでるのは断層そのものではなくて、その周辺の堆積地です。


原料炭の粘結性 その2 コークスの光学的異方性組織

2008年05月29日 16:15

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原料炭は粘結性が高いとプレミアが付く。
逆に言えば、微粘結炭や弱粘結炭と強粘結炭をブレンド(配合)することによって、安くて良質のコークスを作ることができる。

石炭の粘結性は何に由来してるのだろうか。
石炭は純物質ではないので、「分子構造」という言葉は的確でないかもしれないが、各炭種の性状の違いの根幹が分子構造であるのは間違いない。

コークスの断面を、偏光顕微鏡で観察するといろいろなパターンが現れる。
これを光学的異方性組織と呼ぶ。
イナートはコークス化の過程でも流動せず、そのまま炭化した石炭原生物質の性質に由来していると考えられている。
目盛りは10μである。
等方性→ファインモザイク→コースモザイク→繊維状→リーフレットとなるに従って、組織の単位が大きくなっている。

組織が発達する(develope)ことと、分子構造を直接結び付けるのは、分子のスケールはオングストロームであり、偏光顕微鏡での組織はミクロンで2オーダーの差があるので、飛躍がある。

しかし、石炭が軟化溶融して再固化するまでに、分子同士がスタックして整列し、よりポテンシャルエネルギーの低い状態になることは熱力学の法則に合致する。
すると、そのスタックした整然さの広がりのスケールが小さいほど等方性に近く、大きいとリーフレットに近くなる(developeする)という仮説が成り立つ。

光学的異方性組織は、それを発達させ易い石炭が、より良い粘結性を持つ石炭であり、単一炭種に限らず、配合や事前処理によって、発達したコークスを得ることは実現可能である。

自身はたいした光学的異方性組織を発達させられない石炭でも、他の石炭と配合することによって、相乗効果を生み出す石炭もある。夕張炭、大夕張炭、南大夕張、新夕張炭は、その代表的な石炭であった。
炭層こそ違え、同じ原料が同じ過程で石炭化した為であろう。

では「相乗効果」は何に起因しているのか。
また、何時か書きます。

清水和音 グリーク/ピアノ協奏曲 

2008年05月29日 05:40

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福島の駅を降りたのは開演4分前。カミさんとザ・シンフォニー・ホールまでダッシュ。
席はいつものように2階のバルコニー席。最後のエレベーターグループになんとか間に合って、最初から聴けた。
やっと胸の動悸が収まり、気合いが乗ってきたのは、トボルザークの序曲「謝肉祭」のラスト、タンバリンの強打のころ
。これだけ聴いて帰った若者がいた。関係者だろうか。

数分でピアノがステージに据えられ、いよいよ本命のグリーク。
ところが、アレッ、例の超有名なピアノの出だしが、何となくうやむやのウチに始まった。
並のコンチェルトの出だしと変わらない。
どうも、ピアノの音が小さい。ソロの部分を聴いていると柔らかくいい音なのに。
という事はオケの音が大きすぎる。指揮者はピアノ直ぐ前にいて、会場全体でのバランスに気がついていない。
オケと一緒に音を出す箇所では、いくら集中してもピアノの音が聞こえてこない。

それでも最終楽章の出だしになると、ピアノの音が大きくなった。
なんだ大きな音が出せるなら最初からやってよ。と、思うまもなく、オケは更に覆い被さるようによりパワーを上げる。ああ。

グリークというよりブラームスのビアコンを聴いたような気分だった。
ピアノもオケもそれぞれは良かったのに残念。

最後はドボルザークの交響曲第8番。
ドボルザークという人はサービス精神旺盛で、緩除楽章でも金管楽器やティンパニで盛り上げてくれる。
今日のオケ(読売日響)と指揮者(下野竜也)なら・・・・・
予想に違わず、ガンガン盛り上げてくれる。
ベースは呻るし、ペットは咆哮、ティンパニの音といったら、カラヤン時代のベルリンフィルなら即刻馘もの。
気分爽快で聴き終えた。


本日は一勝一敗。
前回の山本貴志の時の斉藤一郎さんのように、ソロを引き立てて欲しかった。
下野さんには、もう少しソロとの協演の経験を積んで欲しい。

「普通の会社」にほど遠い日航

2008年05月28日 07:13

日航株は無配だが、優待券をネットオークションで売るとすると4~5%の「配当」となる。しかも「源泉徴収」ゼロ。

興味をもって昨夜の「ガイアの夜明け」で「現状」を見た。

クアラルンプールからの夜行便では、早朝4時に朝食を20年間出し続けていた。
それより遅く配ると、着陸に間に合わないという「日航」サイドの理由で。
それがやっと、改善されたという。

しかし、安全対策案を全社あげて策定するのに、機長組合が同席するのは今回が初めてとか。
機長が専用の組合を組織して、賃金交渉しているとか。

こんな通常の会社の感覚では信じられないことが、完全民営化後も20年続いてた。

まだまだヤバイ会社と思うと同時に、内部体制の改善だけでも、株価的に全日空に対向できる余地があるとも感じた。「普通の会社」になるだけですむ。


しかし映像で、未だに、おしぼりをトングではさんで配っているのを見た。あれは昔、東南アジア域の客は買春ツアーが多く、客室乗務員が性病感染を嫌がったから始めたという。完全民営化以前の話だが、未だにトングで挟んで渡し、トングで回収しているのを見て驚いた。こんな乗客を馬鹿にした話が、まかり通っているエアラインは他にない。

赤字が解消されたのに、復配せずに社員へ目標達成の成果として配ったというのも、信じられない。経営者に「株式会社」という意識がまるで無い。

まだまだ、急いで買うような株ではない。

原料炭の粘結性 その1

2008年05月27日 16:10

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JIS法というのは、実に巧みに簡単な装置で、物質を評価する手段を提供してくれる。
ボタン指数というのは、粉にした石炭を蓋付きの坩堝に入れてガスの炎(還元炎)で焼く。
焼き上がっても固まらないのは一般炭で、コークスにはならない。
「1」というのは、そのまま固まったもの。それ以上は、分解ガスを内包して塊が膨張してきたもの。
坩堝の中一杯に膨らむものもある。石炭は溶けるばかりでなく、膨張圧で粒子同士とがくっつき合うのである。

鉄鉱石を鉄にする高炉内で、コークスは鉄鉱石を溶かす燃源であり、酸化鉄の還元剤であり、空気と溶けた鉄の流通路を確保する構造材である。50メートルもの高さの高炉の中で、鉄鉱石とコークスは幾層にも交互に層を成している。燃え盛りながらも、この圧力に耐えて崩れずにいる強度が要求される。


石炭は燃やすばかりではない。こういう実験をして見せれば、ジュース缶、自動車、ビルを造る鉄筋・鉄骨等、どこにでも大量にある鉄を抜きにしては、社会が成り立たない事を理解するきっかけに成るのではないかと思う。

キーボードを叩いて、金や物を「擬似的に」やり取りする事で金が儲る。こんな事が続いて、気がついた時には、テントの下で吹きすさむ風に震えながら、それでも人々はそれ以外に生きる術を知らない。こんな喜劇とも悲劇とも言い様のない世界が出現しないとは言い切れまい。

退職一時金の住民税は、確定申告でも修正されない。

2008年05月26日 16:38

年初めの退職等で給与所得が少ない場合には、基礎控除・扶養家族控除・給与所得控除が一年間分として効くので給与所得から引ききれない場合がある。その時は不足分を退職一時金から引くので、確定申告することによって税の還付が受けられる。

それはいいのだが、一時所得や配当所得を確定申告して総合課税して、所得税の還付が受けられる時は、住民税も還付されるのに、退職一時金は所得税の還付はあっても住民税の還付は無いという。

退職一時金は分離課税扱いで、国民健康保険料算定の収入には含まれない。
それでチャラという考え方なのだろうか。
実質的には10%でなく9%になるからという市税担当者もいた。
しかし、それは還付条件にあてはまらない人にも適応される。


何故、住民税では税の過払いを認められるのか。
何故、国税では是正する権利が行使できるのに住民税では出来ないのか。
この不公平を、合理的に説明できるのか!?


この例外規定を書いて有るサイトは殆ど無い。
あっても、その理由を「住民税は前年の所得云々」と、完全に誤解している。
退職一時金に対する住民税は、退職金額に基づいて計算される。その根本の金額が違ってくるのだから、税額が再計算されて然るべきだろう。
住民税の翌年課税は、当年度に徴収していないから、次年度に清算して徴収する。これは理屈に適っている。しかし、当年度に源泉徴収しているのだから、その根拠となる収入が違ってくれば再計算されて然るべきであろう。現に他の税項目では、それがなされて、税務署からの「通報」に基づいて市民税の還付通知が来る。


市税事務所に、条文の関係箇所をコピーして送ってもらうよう依頼したが、野球や柔道の誤審と同様、結論は覆らないだろう。
普通人は一生に一回、しかも対象者の数は限られる話なので、「大きな声」にならない。
不理尽な「役所」の横暴が、まかり通ったままになっている。

餘部鉄橋から城崎温泉へ

2008年05月25日 10:20

先月、餘部鉄橋の掛け替え工事が始まるというので、父を連れて最後の姿を撮りに行った。
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ニュース映像でみてきた印象は、鉄橋はいかにもか細く、日本海からの風雪によくこんなもので放置して来たなというものであった。
しかし、実物を間近で見てみると、マスメディアが報道趣旨に映像を迎合させて、意図的に錯覚を生じさせたということが判る。
大いなる非電化ローカル線である山陰本線には、不釣り合いな巨大な構造体であった。

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列車が強風で落下するという、前代未聞の事故の原因は、あいまいな通過可否決定基準であって(往事の運転手なら、自己判断できたろう)、鉄橋そのものの構造が問題であったわけではない。
強いて言えば、通常の鉄橋の如く、線路をスッポリ覆うようなトラスが組んであれば、惨事は防げたかもしれない。
トラスを組まなかったのは、足組の構造で鉄橋の強度は確保されており、余分の重量による更なる巨大化を避るという、設計の合理性から来ているものと思われる。


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餘部駅への道は、駅新設誓願の時、地元民の労働奉仕で造られた急な葛折りの坂道で、「頂上」へ付くと息が切れる。現在は整備された道路がアクセスの主役になっている。
どんな鉄橋に掛け替えられのかは知らないけれど、餘部の駅としての役目は既に終わっている。
山陰本線を各区間で見てみると、1日数本の各停列車しか走っていない。「通し」で走る列車は既になく、乗車効率は極めて悪い。鉄橋の掛け替えより、JR西日本にはもっと優先度の高い投資先がある。経営効率から言えば、寸断あるいは廃線にしてしまいたいというのが本音ではないだろうか。北海道では、海岸線を走っていた路線は綺麗サッパリ消えて、道路が主役になっている。過去の歴史的経緯や感傷を別にすれば、無ければ無しで済む路線だったのだ。

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帰りに城之崎へ寄って、外湯でひとっ風呂浴びた。
父は「何度も来たし、しんどいから」と車から降りようとしなかった。

すっかり忘れていたが、香住からの海岸線は名高いリアス式海岸で絶景が続く。「旧餘部鉄橋」とセットにすれば、松葉ガニ以外のシーズンでも充分人を呼べそうなのだ。
廃線にした方が観光的価値がアップするかも。なんとも皮肉な話だ。

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円山川の対岸にある玄武洞。城之崎へは来ても対岸から眺めるだけで、行ったことはない。
円山川が太すぎて、「奇景」ではあるが「秘境」の感が無いのがマイナスになっている。





父を誘ってドライブに出かけたのは、これが初めてだった。
カミさんから「お父さんは車に乗るが好き」やから、と言われて初めて知った。
帰りにもう一つの好物の肉も食べに行った。

帰ってから、父はカミさんに礼を言っていた。
何でもお見通しだ。




今の状態が、「日本的」2大政党制ではないか

2008年05月24日 19:13

と思う。

イギリスの貴族院に、法案の議決権はない。
ドイツも実質的に一院制である。
アメリカやフランスは大統領権限が強いので、与党が上院で過半数割れを起こしても、大きな問題にはならない。

参院で否決されて2/3条項を妄りに使うと「非民主的」と非難される。国民がどう感じているかは、補選や地方首長選で現れてくる。自民党は却って好き勝手なことがやれない。
法律が施行時になって不備が露わになると、修正に追いこまれる。これもちゃんとやる「姿勢」を見せないと野党の得点になる。
衆院で2/3を占める与党が、民主党の意思を尊重しなければならなくなっている。

参院と衆院で選挙のタイミングにずれがある。参院が昔のように、衆議院とは別の党派で構成されない限り、与党は常に両院で過半数を占めないと与党たり得ない。野党は万年野党になるしかない。2大政党が交代で政権を担当するなんて事は、現在の制度ではあり得ない。
日本は戦後60年以上経って、やっとこの事に気がついた。
社会党と自民党が連立するなどという首尾一貫性の無視、民意より組織維持の優先が、自民党の一党独裁をここまで続けさせ、この事に目を開かせなかった。



来年の今頃は総選挙の結果が出ている。
一年後どうなるか、独断と偏見で占ってみよう。


自民+公明が勝っても2/3は維持できない。
 本気で民主党の切り崩しにかかる。
民主党が勝っても、主導権争いの「お家騒動」が起こる。
 「狡兎死して走狗煮らる」の如く、小沢封じ込めの動きがでる。しかし、政局で小沢に適う者が民主党内にいるのか。
何れが勝っても総選挙後の政局が、その後の体制を決める。


エネルギー、食料、工業原材料は更に3割程度上昇する。
この状況は日本だけではない。世界各国で物価上場が起きるが、人件費を織り込める国はインフレとなり織り込めない国はスタグフレーションになる。日本は後者だろう。消費税率アップなんてやってられない。
インフレ国の為替は上昇するが、もしアメリカやEC主要国が日本と同じだと経済的混乱は少ない。新興国や原料輸出国の通貨が切り上がるだけになる。

年内にアメリカが少しでも利上げを開始すれば、ユーロのドルに対するバブルが弾ける。下落率はポンドの場合と同様20%程度。円がドルに追随するかユーロに追随するか。前者の可能性が高い。グロソブを持っている小豆島のお年寄りには気の毒なことになる(勿論、小豆島にだけに限らない)。
四川大地震は人民元には全く影響を及ぼさない。阪神大震災時に、円は79円の史上最高値をつけた。むしろ復興のための公共投資が、オリンピック後の景気後退を防ぐという、皮肉な事になるのではないだろうか。


日本に大混乱が起こるとすれば、先進国でもダントツの800兆を超える国債発行残からだろう。売り上げの10倍という借金を抱えるアリエナイ財政状態でも、円が暴落しないのは、貿易輸出の黒字が信用の源になっている。これが急にしかも大幅に減り出すと、与信はパンクし円は暴落、輸入品物価が上がってハイパーインフレが起こる。「インフレで借金帳消し」は政府シナリオだが、国民の名目収入が増えないので、アルゼンチンの二の舞。
 その時になって、あわてて200兆の特別会計から「暫定」的国債繰上げ返済を実施しようにも、「小田原評定」国会は機能しない。日本は経済的に1945年8月15日に戻る。

ここまでは行きはしないだろうが、山本リンダではないが「信じちゃいけない」日本政府だ、自分のことは自分で守るしかない。