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原料炭の粘結性 その2 コークスの光学的異方性組織
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原料炭は粘結性が高いとプレミアが付く。
逆に言えば、微粘結炭や弱粘結炭と強粘結炭をブレンド(配合)することによって、安くて良質のコークスを作ることができる。

石炭の粘結性は何に由来してるのだろうか。
石炭は純物質ではないので、「分子構造」という言葉は的確でないかもしれないが、各炭種の性状の違いの根幹が分子構造であるのは間違いない。

コークスの断面を、偏光顕微鏡で観察するといろいろなパターンが現れる。
これを光学的異方性組織と呼ぶ。イナートはコークス化の過程でも流動せず、そのまま炭化した石炭原生物質の性質に由来していると考えられている。目盛りは10μである。等方性→ファインモザイク→コースモザイク→繊維状→リーフレットとなるに従って、組織の単位が大きくなっている。

組織が発達する(develope)ことと、分子構造を直接結び付けるのは、分子のスケールはオングストロームであり、偏光顕微鏡での組織はミクロンで2オーダーの差があるので、飛躍がある。

しかし、石炭が軟化溶融して再固化するまでに、分子同士がスタックして整列し、よりポテンシャルエネルギーの低い状態になることは熱力学の法則に合致する。すると、そのスタックした整然さの広がりのスケールが小さいほど等方性に近く、大きいとリーフレットに近くなる(developeする)という仮説が成り立つ。

光学的異方性組織は、それを発達させ易い石炭が、より良い粘結性を持つ石炭であり、単一炭種に限らず、配合や事前処理によって、発達したコークスを得ることは実現可能である。

自身はたいした光学的異方性組織を発達させられない石炭でも、他の石炭と配合することによって、相乗効果を生み出す石炭もある。夕張炭、大夕張炭、南大夕張、新夕張炭は、その代表的な石炭であった。炭層こそ違え、同じ原料が同じ過程で石炭化した為であろう。

では「相乗効果」は何に起因しているのか。
また、何時か書きます。

私の視点 時事・社会・科学 | 16:15:39 | Trackback(0) | Comments(0)
清水和音 グリーク/ピアノ協奏曲 
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福島の駅を降りたのは開演4分前。カミさんとザ・シンフォニー・ホールまでダッシュ。
席はいつものように2階のバルコニー席。最後のエレベーターグループになんとか間に合って、最初から聴けた。やっと胸の動悸が収まり、気合いが乗ってきたのは、トボルザークの序曲「謝肉祭」のラスト、タンバリンの強打のころ。これだけ聴いて帰った若者がいた。関係者だろうか。

数分でピアノがステージに据えられ、いよいよ本命のグリーク。
ところが、アレッ、例の超有名なピアノの出だしが、何となくうやむやのウチに始まった。並のコンチェルトの出だしと変わらない。
どうも、ピアノの音が小さい。ソロの部分を聴いていると柔らかくいい音なのに。
という事はオケの音が大きすぎる。指揮者はピアノ直ぐ前にいて、会場全体でのバランスに気がついていない。オケと一緒に音を出す箇所では、いくら集中してもピアノの音が聞こえてこない。

それでも最終楽章の出だしになると、ピアノの音が大きくなった。なんだ大きな音が出せるなら最初からやってよ。と、思うまもなく、オケは更に覆い被さるようによりパワーを上げる。ああ。

グリークというよりブラームスのビアコンを聴いたような気分だった。
ピアノもオケもそれぞれは良かったのに残念。

最後はドボルザークの交響曲第8番。
ドボルザークという人はサービス精神旺盛で、緩除楽章でも金管楽器やティンパニで盛り上げてくれる。今日のオケ(読売日響)と指揮者(下野竜也)なら・・・・・
予想に違わず、ガンガン盛り上げてくれる。ベースは呻るし、ペットは咆哮、ティンパニの音といったら、カラヤン時代のベルリンフィルなら即刻馘もの。気分爽快で聴き終えた。


本日は一勝一敗。
前回の山本貴志の時の斉藤一郎さんのように、ソロを引き立てて欲しかった。
下野さんには、もう少しソロとの協演の経験を積んで欲しい。

音楽の事など | 05:40:27 | Trackback(0) | Comments(0)

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