ブッシュ、竹島を再び韓国領に

2008年07月31日 11:41

お気楽ブッシュが引退前の韓国旅行の為に決定を翻させた。
北朝鮮の拉致問題に続いて、日本無視の決定である。

馬鹿ブッシュを「忘れない」。

吉田類 「酒場歳時記」

2008年07月30日 07:50

今をときめく?吉田類の居酒屋レポート。

この本を書いていた時、丁度「酒場放浪記」の収録が始まったようである。第2部「名物酒場・吟遊の妙」の「酒場外伝」に詳しい。

「この番組は、地上波と違って民放のBS放送ですから、観ている人は殆どいないですよ。放映後にお客さんが押しかけて店に迷惑のかかるようなことはないですから・・・・」ディレクターが居酒屋の店主に、甚だ奇妙な取材依頼をする。

一日に三軒分収録するというスケジュールは当初かららしい。
三軒目になると
「どうにか店内の撮影は終了。いよいよラストシーンとなる。酒場の印象を手短に述べ、酒場を後にするという場面だ。すでに舌は縺れ、記憶もまばら。まともに歩くことなどできるはずもない。撮り直しに費やす時間とてなく、かくして奇妙な酒場レポートはオンエアされるわけである。」
放送を見ていても、様子は伝わってくる。明らかに「ろれつ」が回らなくなっている。それでも毎回「もう2、3軒回ります」と言って終わる。好きな酒とはいえ、仕事となると大変だ。

タイトルに歳時記とあるように、この本では居酒屋と俳句を強引に結びつける。居酒屋のレポートの後に放送と同様に俳句が一句添えられる。放送では暗闇に消える後ろ姿と相まってそれなりの雰囲気があるが、この本ではいまいち繋がりが悪い。酒場レポートに徹して居酒屋論を展開してくれた方が面白かったのにと思う。

ホルスト・シュタイン死す

2008年07月29日 18:56

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たこ坊主のような風貌と、その風貌に似ず繊細さとダイナミックさを併せ持つ、数少ない職人指揮者が亡くなった。
我が家のベートーヴェンのピアノコンチェルトの定番は、いまでもグルダ/シュタイン/ウィーン・フィルのこのLPだ。
ふくよかなウィーン・フィルの音色とグルダの少し癖のあるタッチは、何度聴いても飽きることがない。
共に遂に巨匠と呼ばれることのなかった、ウィーンの音楽家の名コンビだ。

年金請求に必要な書類

2008年07月28日 08:47

40年近く払わせられてきた年金を請求すると、こんなにも沢山の書類を揃えなければならない。

○厚生年金
・住民票コード・・・・無いと毎年住民票提出
・戸籍謄本と住民票・・・・配偶者が居る人。配偶者の確認のため。
・雇用保険証・・・・雇用保険との二重取り防止
・預金通帳・・・・・・・・・振り込み口座の確認
・配偶者に収入のある場合は源泉徴収票または確定申告書。無い場合は無所得証明書。

おまけに戸籍謄本と住民票は、資格が出来た日以後の日付であることが必要だと。
これらは配偶者確認に必要というこちだか、本人が住基コードでいけるなら配偶者だつてそれでやりゃ良いだろうに。

口座の確認に預金通帳提出とは、全くもって理解しかねる。通帳作成の本人確認には住民票や戸籍謄本が使えるのだから、意味がない。


これに対して民間はどうか

○確定拠出年金
退職金源泉徴収票のコピー
印鑑証明

○生保個人年金
なし。
訪問してくれる。
※70歳以上は毎年住民票が必要

負担が全く違う。

書類が多いほど安心という役所感覚だろうが、預けた自分の金を引き出すのに、こんなに手間がかかるとは。

創元クライムクラブ

2008年07月25日 15:32

創元クライムクラブから面白そうな本を借りてみた。

伊井圭「啄木鳥探偵処」(きつつきたんていどころ)
 石川啄木と金田一京助がホームズとワトソンを勤めるシリーズ。時代考証は精緻で、一件落着の後に啄木の短歌が詠まれるという凝った形式を取っている。言葉巧みに金田一を操る啄木と、坊ちゃん育ち気味に設定されている金田一との関係が巧く描かれている。
一方ミステリとしては、血名生臭い殺人事件ばかりなのに割合あっさり片付いてしまう。舞台設定を自然すればするほど、不自然な作り物の「事件」はソフトフォーカスにしないと仕上がりが悪く成るのだろう。

最後の挿話に江戸川乱歩が登場するのが、ご愛敬である。


後藤均「グーテンベルグの黄昏」
 これも歴史物。独占領下の英領チャンネル諸島で、ゲシュタポとメイド、それに日本将校が殺された。軍人が出向くと話が大きくなるので、パリ在住の画家が依頼されて現地に向かう。大戦前、大戦中のパリ、ベルリンを舞台に、ヒトラーの後継者を巡る陰謀へとストーリーが発展していく。舞台が良く書けているから、謎は無理に複雑にしなくても良かったのでなかろうか。
 
ドイツ統治下でイギリスの刑事が捜査する。チャンネル諸島でのシチュエーションは、「SS-GB」を思い出す。レン・デイトンも同じ史実からヒントを得たのではないだろうか。


紀田順一郎「神保町の怪人」
古書に纏わるミステリ3題。欲しい本の為には手段を選ばぬ好事家VSそれを見破る「プロ」の活躍。ミステリーの出来如何に拘泥するのではなくて、著者の古書への祝着や蘊蓄を楽しむべきだろう。



田辺歴史地区?

2008年07月24日 13:43

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松虫通りの拡張によって、北田辺商店街から切り離されてしまった、この商店街の入り口の通りを西へ。

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改修されておりますが、この付近の町屋に多かった格子窓が残っております。

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斜め向かいのこのお宅にも。ここの格子窓は掃き出し窓になっています。

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倉と一体になった門が。門の左側は使用人の部屋だったのでしょうか。


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幼稚園の帰り道、この家の石段で遊んでいたのを思い出します。
商店街からここまで200メートル位の短い間ですが、この辺りには戦前からの古い家がまだまだ残っています。

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「極めつけ」は、「通り」から一筋南の路地を入つたこの家、というか土塀と蔵。

神武景気、岩戸景気、高度経済成長、バブル崩壊と世間は目まぐるしく変わってきましたが、いまだに時間が止まったままの空間が残っています。

昨夜、亡くなった母が夢に出てきた

2008年07月23日 15:51

亡くなったのは8年前だが、夢の中ではまだ生きていても、ちっとも違和感がない。

なんとなく気になる。
仏壇には毎日お灯明をあげているので、墓へ行ってみた。
先月入れておいた槇が、真っ赤になって枯れていた。

夏は仏花が保たないので、槇を入れている。
夏場でも普通2月保つ。水が全くないのに葉が青々としていて、吃驚させられる事もある。
それが、1月で枯れてしまった。
葉の先が少し赤みがかっているのが気になったが、いつも買う花屋なので信用していた。

今日のは元気そうな槇だった。

ヘーベルの夏は暑い

2008年07月22日 19:21

昨年は、かなり遅くまでクーラーの必要を感じなかった。流石ヘーベルハウスは断熱性能が良いと思ったが、今年は早々とクーラーを入れた。
2階から1階へ下りると、少し温度が下がるのを感じていたが、熱帯夜が始まるとそれも感じなくなった。

結局体感ではヘーベルも築50年の木造も変わらないのか?

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本日の読売の夕刊より
やっぱり、今年は暑いのだ。

阿倍野「天海堂」

2008年07月21日 16:23

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すでに現実の世界では取り壊されてしまったので、データの更新が遅いのを逆手にとって・・・・・。

阪堺軌道の上町線の走っている阿倍野筋。終点「天王寺」(本当は、この先の交差点を越えないと天王寺とは言えない。昔、JR天王寺駅の西側に駅があった名残り)から南へ歩く。地図の左下付近に「天海堂」とある。
ここは高校の頃からよく通った。定期考査が終わると、エラリークイーンズミステリマガジンの古書を漁った。
文庫本を買うより安かったので、一冊80円ぐらいで4~5冊買った。
その後ハックナンバーを求めて、北海道から九州まで出張の度に現地の古書店を歩き回った。
40歳ぐらいの時には創刊号から総て揃えていた。
大学の時に、岩波から漱石の全集が出た。欲しかったが高くて手が出なかったので、ここで大正時代に出版された全集を買った。
全10冊を平野線に乗り継いで持って帰ったが、よくあんな重いものをぶら下げて帰ったものだと思う。
ミステリマガジンも漱石全集も、家の建て替えの時に処分した。

古書というものは、戦前から続いているような古い店舗で、何十年と同じ書架に並んでいる本をふとしたことで手に取り、買って帰るのが楽しい。
そういう楽しみを満たしてくれる店が少なくなった。
天牛も道頓堀に兄弟がそれぞれ営む店が2軒有った。
再開発で(なぜ、盛り場に古書店では駄目だったのだろうか?)アメリカ村へ移り、江坂へ支店を出したが、アメリカ村の店舗は畳んでしまった。

7/25 訂正。天海堂はまだ健在でした。


川口 則弘編 「消えた受賞作 直木賞編」 「消えた直木賞 男たちの足音編」

2008年07月21日 13:29

「消えた受賞作 直木賞編」
天正女合戦 /海音寺潮五郎
雲南守備兵/ 木村荘十
蛾と笹舟/ 山畠/ 森荘已池
ニューギニア山岳戦/ 岡田誠三
刺青 面/ 富田常雄
執行猶予/ 小山いと子
虹/ 藤井重夫

「消えた直木賞 男たちの足音編」
香港/ 邱永漢
灯台鬼/ 南条範夫
団十郎切腹事件/ 戸板康二
聖少女/ 三好徹
鯛を捜せ/ 有明夏夫

どちらも非公式直木賞サイト「直木賞のすべて」を主催している川口則弘氏が、入手不可能となった直木賞受賞作を集めたアンソロジー
「消えた受賞作 直木賞編」の天正女合戦を読みたくて借りたが、尤も印象深かったのは「虹/ 藤井重夫」だった。
昭和20年代終わり~30年代初め、10円札や1円札が流通して、それなりの価値が有った時代の話。大阪の下町、天王寺公園や更に南の河堀口が舞台になっている。そのころは別に特別な存在でもなかった少年浮浪児達が、社会の荒波に飲まれつつも、「友達」という絆で結ばれて集団生活を送る中編。時代・舞台・人情、どれも今では「消えてしまった」世界が奇跡のように蘇った。懐かしさがこみ上げてくる一編。

足音編の「香港/ 邱永漢」は、金の亡者のようなイメージのある氏の、多才な才能の一片を垣間見ることの出来る佳作。