「天下城」と「火天の城」

2008年09月29日 17:26

ともに安土城築をテーマとした小説を、偶々時間を措かずに続けて読んだ。安土城は先月訪れているだけに興味深かった。

「天下城」佐々木謙:石積みの穴太衆の棟梁戸波市郎太が主人公で、石垣作りがテーマ。
「火天の城」山本兼一:天主閣を造った宮大工の棟梁岡部又兵衛が主人公である。

「火天の城」では冒頭から岡部又兵衛はすでに棟梁であり、ページの殆どは安土城建設に割かれている。一方「天下城」では、武田信玄に破れた佐久在住の主人公が金山人夫として奴隷労働を強いられるとこらから始まり、軍師を目指すがひょんな事から穴太衆の棟梁として成長していく過程にページの3/4が割かれている。

天主閣設計は最初から岡部又兵衛に依頼されていたのではなく、三人の大工のコンペであったとか、蛇石という巨大な石が登場する等、共通の底本があるらしい。

どちらが面白いかといわれると迷うが、ストーリーの展開からいうと松本清張賞の「火天の城」より「天下城」に軍配が上がるのではないだろうか。なお奇しくもこの二人は1956年の同年生まれである。

「天下城」の最後に「安土城は、その後豊臣秀吉によって破却され、崩された石垣は四百年の近くのあいだ土の下に埋もれたままであった。」とある。大阪城に比肩できるものは、たとえ石垣であっても許すことができなかったのか。



三度北海道へ その4 第3-4日目 知床~釧路湿原

2008年09月27日 13:02

知床自然センター発の循環バスでカムイワッカの滝へ向かう。
バス内の放送を聴いていると、秘湯として有名な四の滝へは落石のためいけない。
一番下のカムイワッカの滝と、その上の一の滝までという。
外に行くところもないので、次のバスまで待たずに来たバスでとんぼ返りすることにした。

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一の滝から下を見る。
傾斜のきつい所滝で、緩いところが瀬らしい。流れは浅いが酸性が強くHP1~1.5もある。
そのため川底にコケ類が育たず、流れの真ん中をあるいた方が滑りにくい。


帰りに知床五湖で下車。
前回はひぐまが現れて五湖へは一歩も入れず、入り口の展望台で門前払いを食った。

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一の湖の水際にエゾシカが現れた。

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二湖

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三湖


まだ釧路へ向かうのは早いので、知床峠を通って羅臼岳の雄姿を楽しんだあと、羅臼から反対方向の北を目指す。
ヒカリゴケの洞窟は落石のため立ち入り禁止になっていた。ここは前回見たので更に北を目指す。

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知床半島の太平洋側の端近くに、セセキ(瀬石)温泉という海岸に沸く露天風呂がある。
潮が満ちると波に洗われて入れなくなるという。
見たところ大丈夫のようだが、上がって来た人がぬるくて入れないと言う。
もう少し行ったところアイドマリ(相泊)という似たように所がある教えて貰った。
相泊は無事入浴できたが、女風呂を併設しているためブルーシートで囲ってある。
また目の前に波よけのテトラポットがあり、景色を楽しむにはイマイチであった。

羅臼から約3時間で釧路湿原の入り口に着いた。


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391号線と釧網本線が交差する辺りのカーブに「サルボ展望台」の看板が見える。
きつい階段を上って、右へ行くとサルボ展望台、左へ行くとサルルン展望台。
サルルン展望台は崩れた崖の上にあって展望が開けている。真下にサルルン沼が、左に塘路湖が見える。



午後4時頃、急に霧が出て来た。細岡展望台を再訪したが、全く何も見えなかった。
細岡展望台から林道を通って岩保木水門を訪れた。

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(上)旧水門付近、(下)新水門から釧路川を見る。
旧水門と手前の木橋。霧の中に幻想的な風景を見た。


第3日目は、釧路市内の幣舞橋袂のビジネスホテルに宿泊。
最近はビジネスホテルにも屋上に大浴場・露天風呂を備えるところが増えた。
その代わり客室はシャワーのみ。狭いユニットバスにはいるより、のびのびと広い湯船の浸かる方が疲れがとれる。
ラヴィスタ釧路でも温泉を楽しんだ。ここの湯は塩分濃度が非常に高い。
過って口に触れたらビックリする程塩辛かった。


翌日再び釧路湿原へ。今度は釧路川の右岸。

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釧路市展望台のサテライト展望台。こちらも細岡展望台に劣らない雄大な景色。

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温地内地区。木道遊歩道で湿原内の散策が楽しめる。


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コッタロ展望台からコッタロ湿原。灌木が多く釧路湿原とは別扱いのような湿原になっている。

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時間があるので、前日霧に妨げられた細岡展望台へ。釧路川の蛇行が見られる分、サテライト展望台より有利か。

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細岡展望台より、岩保木水門方面を望む。新水門が小さく見える。


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展望台の下の釧路湿原駅。駅前が展望台へ上がる入り口になっているが、道路から車では入れない。展望台専用の駅。

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達古武沼

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シラルトロ沼

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関空からはラピートに乗ってみた。鉄人28号の外観が有名だが、内部も断面が卵形でユニークに設計。
なにより空いている。発車時にも各シートに一人しか乗っていなかった。
関空で電車に乗りかえるといつも思うが、鉄道は飛行機より、静か・揺れない・広い。






三度北海道へ その3 第2日目 知床

2008年09月23日 19:38

「北海道で最も絶景の岬は」という問いに宮脇俊三氏は「襟裳岬も良いが、知床の方が上」という意味の事をどこかで書かれていた。
襟裳岬は5月に行って堪能してきた。
一方、知床岬の方はグーグルアースで見てみてもそれほど絶景とは思えないのだが。
とにかく、この目で見てみるしかない。

結論を言うと、どちらにも軍配を上げたくなる。
ただし知床が良いと宮脇さんが言ったのは、襟裳岬のような岬の突端を比べての事ではなく、
海から見た知床半島の事を指していたのだ思う。

観光船には大型船とクルーザーがあるが、断崖絶壁を仰ぎ見るには、
遠くから眺める大型船よりはギリギリまで近づいてくれるクルーザーの方が適している。
座る位置は、トップデッキより1階後方の座席の方が視点が低くて迫力があった。

以下、その断崖の写真集。

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クルーズ出発

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乙女の涙(フレペの滝) フレペアイヌ語で「赤い水」の意味だそうだ。帰りに撮った断崖は夕陽で赤く染まっていた。

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柱状節理

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湯の華の滝

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象岩

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岩尾別より羅臼岳

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コケシ岩

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カムイワッカの滝

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硫黄の滝

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ヒグマ(上の写真では橋の下にいます)。左はルシャ湾にて。
下はカムイワッカの滝の下にて。


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船長さん、ご苦労様

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今夜の宿は「夕陽のあたる家」。ウトロ港が真下に見える。残念ながら夕陽は沈んでしまった。

三度北海道へ その2 第2日目 旭岳温泉~遠軽~能取湖~知床

2008年09月22日 15:19

今日はスケジュールが盛りだくさん。宿の朝食前に旭岳の観光に出発する。

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6時始発のロープウェイに乗って標高1600mまで上る。所要時間は10分だが、運賃は往復で2800円と高め。
遠くに見える湖は昨日の忠別湖。

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姿見駅付近は黄葉が始まっているが、思ったほどではない。
今年の秋は北海道でも気温が高く、25度以上の夏日か続く。最低気温も15度を下回らない。
本来なら大雪山はそろそろ初雪の降る時期なのに、カッターシャツで過ごせる。

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私以外の皆さんは、標高2291m大雪山の最高峰旭岳へ登頂するらしい。
晴れていたら山頂を目指す事も選択肢に入れていたが、山の上の雲は少なくとも午前中居座りそうだ。

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姿見の池。ここから一周1時間の「散策コース」に切り替える。

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高山植物は6月に多く見られるが、(上)チングルマと(下)エゾオヤマリンドウが見られた。

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旭岳は500年前の噴火で、頂上付近が崩落し現在の姿になった。
その崩落が山頂から600mも下がった所にも跡をのこしている。辺りには硫黄の臭いが漂う。

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夫婦池(右、鏡池。左、すり鉢池)と満月池。

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帰りの7時発のロープウェイは貸し切りだった。ゴンドラは100人乗りとかなり大きい。



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遠軽駅のすぐそばにある瞰望岩(がんぼういわ)に昇った。前回時間切れで無念の涙を飲んだ地点である。
81mの「登頂」には4、50分もかからない。
急な階段を昇れば10分程度だが、昇ってみるとそこまで車で行ける舗装道路がついていた。
ここの展望台には柵がない。自己責任ではあるがスリル満点だ。

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頂上からは遠軽駅がよく見える。北海道へ初めてきた時、吹雪の中をこの駅で降りた。
現在は石北本線の通過駅に過ぎないが、あの時は名寄本線が分岐し、中湧別からは湧網線も健在であった。
名寄本線の方が先に出来ていたので、ここから網走を目指す線路は終着駅の形で繋がっている。
そのため通過駅なのにここで方向転換する。
中央本線の塩尻駅もかってはこのような形であり、スキーの帰りには座る場所に注意を要した。


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能取湖の最南端、卯原内にサンゴソウの群生地がある。
この時期(9/16~9/19)に決めた理由の一つが「9月中旬より」とある、このサンゴソウだ。
北海道には何度も来たが岸辺が真っ赤になると言われるサンゴソウを見たことがなかった。
サロマ湖のワッカ原生園や能取湖の他の場所にも「サンゴソウ自生地」はあるが、これほど密に生えている所はない。
観光バスが次々やってきては、記念写真を撮って行く。今週末((9月の第3日曜)にはサンゴ草祭りがあるらしい。

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前回、通り過ぎてしまった北浜駅へ立ち寄り。ホームの向こうの浜に何やら金属の棒で柵がしてある。
木製の砂止めが壊れたためであろうか。ちょっと艶消し。


午後3時にウトロ到着。
知床観光船は明日乗る予定であったが、3時30分発の便があるという。今日、観光船を済ませば、明日予定になかったカムイワッカ滝や知床五湖も行く事が出来る。迷わず乗船券を買った。

三度北海道へ その1 第1日目 夕張~富良野~旭岳温泉

2008年09月21日 06:12

4月、5月に続いて今年三度目の北海道の旅。
第1日目は夕張~富良野~旭岳温泉のコースでマイナーなスポットを巡る。


千歳空港から夕張を目指してスタート。

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国道274号線、JR滝ノ上駅の少し手前に千鳥の滝がある。
明治初頭、ライマンが地質学的に夕張炭鉱を予測したが、滝に行く手を阻まれて実地調査が適わなかった。
奇妙に褶曲した地層が見て取れ、造山活動が活発であった事は素人目にも明らか。

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一帯は滝上公園という紅葉の名所だが、いくら北海道でもまだ紅葉は始まっていない。
滝の付近へは近ずくことが出来ず、千鳥橋の上から見る事ができる。
公園内には大正14年に北炭(北海道炭鉱汽船)が建てた水力発電所があり、今でも滝の上流から取水して現役で稼働している。


JR新夕張を左折して452号線へ 

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南大夕張駅跡の三菱鉱業大夕張鉄道の列車。4月にはブルーシートで覆われていた。

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客車は台車が3軸という珍しい物らしいが、団塊世代にとっては昔良く乗った「3等車」にすぎない。
特に背中にクッションがないこのタイプは最悪だった。
宮脇俊三氏が出演していたのはストーブ列車だったが、この客車にはストーブが無い。
もう一台は未整理で物置になっている。

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シューパロダムの建設現場。ダム本体は道がカーブしていてよく見えない。

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ダムで452号線も沈むため、新道がすぐ上に建設されている。ダンプカーの通行が多い。


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夕張市を過ぎて三笠市へ入る。桂沢ダムによる人工湖、桂沢湖。
付近には幌内、美唄、幾春別の炭鉱跡が点在する。


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分水嶺を越えると芦別市。芦別川の三段滝はなかなかの奇岩。かっては鮭がここまで遡上してきたという。


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芦別市街の手前で道道をショートカットして237号線に入ると、そこは富良野市。
富良野岳、十勝岳、美瑛岳の十勝連山の麓に中富良野、上富良野、美瑛が拡がる。

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国道沿いの「かんのファーム」にはラベンダーが咲き誇っている?  
シーズンは終わったはずなのにと、よく見ると紫サルビアとある。
旅行者がチョット見た目にはラベンダーも紫サルビア変わらないので、これでいい。

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これも国道沿いにある「ぜるぶの丘」。その奥は「亜斗夢の丘」と呼ばれている。
中央のポプラをケンとメリーの木と呼ぶらしい。
じゃがいも畑の富良野は、今や押しも押されもせぬリゾート地になった。
こういう小さなスポットを次々に作って、女の子に話題を提供するという富良野観光地化の作戦は図に当たった。


美瑛から右折して道道213号線天人峡美瑛線に入ると、本日の宿泊地旭岳温泉はもうすぐ。

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忠別川を堰きとめて造られた忠別湖は、ロックフィルダムと重力式コンクリートダムの混成ダムだった。
コストと運用のし易さの両方のメリットを追及した結果なのだろうか。

「香菜里屋を知っていますか」 北森鴻

2008年09月14日 15:38

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「桜宵」「蛍坂」に続く「香菜里屋」のマスター工藤物の短編集の新作。
北森鴻は、日本語がスムースに読める数少ないストリーテラーの一人だ。

久方ぶりの良き料理と酒の世界に浸っていると、4話目「終幕の風景」で工藤が店を畳んで失踪してしまう。
その上ラストの書き下しでは、宇佐見陶子、蓮上那智とオールスター・キャストで失踪の原因を推理するというおまけがつく。

もう香菜里屋ものは読めぬのか。
それとも「ホームズ最後の挨拶」になるのか。

「廃線跡懐想」中部信越編

2008年09月13日 16:36

2002年発行。「鉄道廃線後を歩く」の二番煎じ企画だが、ここと北海道編しかない。宮脇俊三の死によってシリーズが中止になったのだろう。


「鉄道廃線後を歩く」に続いて、宮脇俊三氏の未読の文章が掲載されているのかと思ったが、巻頭に既出の文をが再掲載されているだけだった。「宮脇俊三」の名さえあれば売れる時代であった。


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「鉄道廃線後を歩く」では写真が出ているだけであったが、ここでは大崩海岸に転がる旧石部トンネルの詳細なレポートが掲載されている。
レンガ積みのトンネルが台風の大波で地盤を浚われ、縦半分に割れて下に転がっている。
こんなままで60年も放置された場所が日本に存在しているのがショッキングだ。

これは、行かずばなるまい。とネットを検索していると、

石部トンネル 平成の大崩落をはじめ、多くのサイトで昨年更なる「被害」があり、残っていた半割れの片方も崩落したことが報じられていた。迫力半減。

何事も、旬の内に賞味する事が肝要なのだ。

「勝山古墳」「舎利尊勝寺」

2008年09月11日 11:55

今日のお散歩は平野川に沿って、とりあえず北を向いて出発。

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お城まで行こうかと思っていましたが、大池橋で勝山古墳を思い出し、左折して勝山通りを西へ。
右手に勝山古墳が見えてきます。

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前方後円墳なので大王クラスの墳墓ですが、道路で分断され円墳だけ保存されています。

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方墳の方は、公園になっています。
この公園の東側を南へ入ります。

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「南岳山舎利尊勝寺」。
聖徳太子時代の建立ですが何度も荒廃し、寺宝を黄檗山に預けるなどして今は黄檗宗の寺になっています。
ちゃんと禅寺の木魚もありますが、山門にはぺんぺん草が生えかけ。

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境内は可成り広く、水は枯れていますが立派な庭園があります。
右側の新しい石柱を見ると「西国第八番長谷寺」の文字が。
小豆島に四国八十八カ寺が招魂され、お参りすることによって八十八カ寺を巡ったのと同じ御利益があるとされています。
それと同様に、この寺には西国三十三カ所の寺を表す石の観音像が奉られています。
ここの境内だけで三十三カ所巡りが出来るのですから、小豆島の更に上手を行っています。
幕末の頃の住職がやったとか。参拝者を増やさないと寺の経営が成り立たなかったのでしょう。


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一番札所「那智山青岸渡寺」です。大きな石碑に本尊の石仏が埋め込まれています。他の札所も同様です。

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その他にも不動明王もあれば、善光寺もある。御利益の在りそうなものは何でも勧請してあります。

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梵鐘は17世紀のものと由来に書いてあったのですが、鐘楼はありません。
ふと山門付近で見上げると、頭の上に鐘がありました。
戦時中の金属供出をどのようにして免れたのだろうか。
これぞ御利益の表れか!

ここ一週間の読書

2008年09月10日 15:49

○隠蔽捜査
○隠蔽捜査2
真っ当な考え方をするキャリアー竜崎を主人公にしたシリーズ。話題になった「2」より前作の法が緊張感あって出来が良いと思う。
○制服捜査
 短編集だった。村の巡査が地域の情報を元に小さな事件を解決するのだ思いこんでい。本職刑事が「一定年限を過ぎたら否応なく異動」という歪んだ人事異動で駐在に飛ばされたが、能力を遺憾なく発揮するというものだった。
○酔亭梅寿謎解噺1-3
○シリウスの道
 藤原伊織のてのひらの闇 1-2を読んで全部読みたくなった。テロリストのパラソルだけかと思っていたら、これも既読だった。最近ではない。真田山陸軍墓地はこの本を読んで初めて知った。だから読んだのは真田山へ行く前。

たかがマッサージチェア、されど

2008年09月10日 11:21

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室戸岬 日帰りドライブで、淡路島南SAのマッサージチェアを体験して以来、新製品を試していた。当初はパナソニックと思ったが結局フジ医療器に決まった。
展示場ではコンパクトに見えたが、入れてみるとエコーネスのチェアが小さく見えるほどの大きさだった。より大きなパナソニックにしなくて良かった。

普通はモミ玉が振動しながら上下するだけだが、医療器メーカーだけあって、いろんな「技」を持っている。足を持って上体を伸ばしてくれるモードが面白い。また、揉み玉が可成り下まで動くと共に、尻のシーートが2分割で持ち上がる。これを利用して「腰尻マッサージ」というモードがある。
マッサージというからには肩を掴んで揉みほぐしてくれるモードが欲しいが、それはない(昔、それを売り物にする機種があったように思うが)。椅子に乗って揉みしだかれていると、心地よい眠気に包まれる。しかし、15分のタイマーで丁度良いところで眼が覚める。せめて30分の長時間モードを入れて呉れないかと思う。

あちこち揉まれていると、だんだんと気分が楽天的になってくる。物理的な精神安定剤的効果がある。これは思いがけない効能であった。