年末の物欲 その2 パイオニア DV-610AV

2009年12月31日 13:40

我が家のDVDプレイヤーは可成り古いヤツで、VRモードに対応していない。
BD-HDレコーダーで録画・再生できるから問題ないのだが、何時か買い換えようと思っていた。

たまたま、パイオニアの2万円のDVDプレイヤーは、ゴールドムンドの140万円のユニバーサルプレイヤーの内部パーツがほぼ一致している という記事が目に留まった。DV600VAは DV-610AV という後継機種に変わっているが、なんとAMAZONで\12,670 と更にプライスダウンしている。これだけでは食指が伸びなかったが、「パイオニアDV-610AVをヤマハDSP-AX4600につなぐ」 が決定打になった。このDVDプレイヤーはSACDプレイヤーにもなるのだった。
SACDプレイヤーは持っているけれど、2ch専用でサラウンドが聴けない。サラウンドはお遊びと割り切っていた。それは間違いないのだけれども、「お遊び」も試してみたいという気持ちはあった。

DVDの買い換えと、SACDサラウンドが1万円そこそこのプレイヤーでできる。
速効で注文した。


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さすがに1万円プレイヤーのアナログ出力では心許ないので、HDMI接続で使う事にする。
HDMIコードもアマゾンなら¥993で買える。コネクターにアマゾンのロゴマークが入っている。
ロゴマークはご愛嬌だが、コードに編紐スリーブが施されているのには驚いた。



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下のSR8002と比べるといかにもバランスが悪いが、デジタルに物量は要らない。
ディスプレイを繋いで、オプションからDV-610AVの「SACD再生」を「マルチchエリア」に変更する。これでOKで、「HDMI出力」は自動のまま、「HDMI画素数」の変更は必要なかった。



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SACDプレイヤーのオマケに入っていたモノで、てっきりサラウンドも入っていると思ったが、2chだけだった。



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録音は古いが、SACDになっている。しかし、5.1chではなくL,Rにリアセンターを加えた3chであった。
SR8002は、マルチchエリアからの信号を受けている事を表示しているのだが、リアセンターにスピーカーを繋いでいないので、2chでしか鳴らない。



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他にSACDが無いかと探して、やっとこれを見つけた。
ロードしただけでは、インジケーターは2ch表示だったが、プレイすると5.1chに変わった。
2本のリアスピーカーもちゃんと鳴っている。

音の厚みが全然違う!
NAXOSレーベルには面白いCDが多いのだが、音が薄い印象があるので、あまり積極的には買ってこなかった。
しかし5.1chで聴くと、その欠点が解像度感に変わって、むしろ長所になって聞こえてくる。

また、CDが増えそうだ。

年末の物欲 その1 ソニー α550

2009年12月30日 10:44

昨夜は三宮で飲んで、久しぶりに午前様になってしまった。
環状線の最終が0:08とは早すぎる。


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α330 を買ってから3ヶ月しか経っていないが、早くも2代目に買い換え。
コストパフォーマンスは高かったけれど、23万画素の液晶で見るライブビュー画像は汚くて見るに堪えなかった。
「α550になってもセンサーは変わらないが、96万画素に変わってたら画像も綺麗になった」というレビューが多かったので、先月の発売時から買い時を待っていた。

ボディ価格が、年末セールでもなかなか6万円台前半までは下がらない。
2月まで待てば、キャッシュバックも始まるので実質6万を切る値段で入手できるだろうが、既にα330のボディはヤフオクで処分してしまっている。2ヶ月近くレンズだけ眺めているのも辛いので、思い切った。


液晶の画はグレードアップしていた。センサーは同じなので、カメラの動きに追随しきれず画が流れるのは仕方がないと割り切れる。



α550のもう一つのウリ、CCDからCMOSに変わってアップした高感度性はどうだろうか。

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ISO3200で撮ってみた。F3.5 1/15。
全く問題のないレベルだと思う。


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タムラのトランスの頂部を等倍で切り出してみた。
私にとって、これくらいの色ノイズなら許容範囲だ。


本当のところは夜間出撃してみないと判らないが、今から楽しみだ。


Windows XP がセーフモードでも立ち上がらない

2009年12月29日 12:29

年の瀬に、数ヶ月前にドスパラで買ったデスクトップ機がトラブルに見舞われた。

Windows XPのロゴが出て、バーの中でブルーの四角が左から右へ流れる場面で、リセットがかかってディスプレイへの信号が消える。セーフモードから起動しても同じ。
アップグレード権の付いたXPだから、OSのディスクは付いていない。

こうなればWindows7をインストールするしかない。
幸いソフマップのポイントで買った500GのHDがある。
HDを入れ替えて、DVDから起動。
急なことで、SATAケーブルの予備がないので、XPの入ったドライブが繋げない。新規インストールになる。
Windows7アップグレード版でのクリーンインストール方法 を見ていたので、2回インストールする。
MBやBDのドライバーディスクを用意していたが、一切必要なく放っておくだけでインストールできた。
これまでのインストールに比べて格段に楽になった。


Windows7のGUIは、ますますマックに似てきた。
こちとらは、DOS以来慣れ親しんでいる、ディレクトリのツリーの方が使いやすいのだが。

ファイルのコピーの為に、BDドライブの付いていたSATAの先にXPのHDDを繋いで起動。
と、起動時にXPの入っているHDDにCHKDSKが自動的にかかり、幾つかの断片が出てきた。
これが原因だったのだろうか。
無事終了してWindows7が立ち上がり、XPのHDDからデーターファイルをバックアップした。

一件落着だが、これから使っていたソフトのインストールというウンザリする作業が待っている。
それはそれとして、駄目元でXPのHDDから起動してみた。
起動モードを選ぶ画面でセーフモードを選ぶ。
おお、セーフモードが立ち上がるではないか。
そこからリセットして無事通常モードでXPが起動した。

何の事はない、XPのCDがあれば、CHKDSKしてOKだったのだ。



大人の休日倶楽部パスで大旅行 第8日その5 犬山城

2009年12月28日 12:31

犬山から1駅乗って、犬山遊園で下車する。
40分しかないが、徒歩で国宝犬山城に向かう。


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徒歩往復に20分、見学20分と見ていたが、道路から城まではきつい坂道になっていた。城なのだから当然のことだが、想定外だった。



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現存する江戸期以前の天守閣は全国に12ある。その中で最も古いのがこの犬山城天守閣だ。JR全線完乗の中で、これまでに訪れたのも含めて12全部を見て回りたいと思っていた。ここが最後になった。日本全国に数千もの「城」がある。中には立て札だけの城もあるが、大きな駅の周辺には大抵城がある。列車の乗り換え待ちの短い時間で訪れるのに、城は格好の観光スポットだ。


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木曽川沿いの丘の上に建てられた天守閣からの眺めは素晴らしい。



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ただし、この絶景を楽しむには少々勇気を擁する。



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天守閣最上層の外側通路は幅60センチ位しかない。手摺りはあるが、高さが膝の下までしかないので、支えになるどころか外側へ倒れる支点になってしまう。おまけに床が外側へ向かって傾斜している。
もし誰かに後ろからもたれかかられたら、間違いなく百メートル下の川まで転げ落ちる。

入場料を取るかぎりは観光施設で、安全基準を遵守する必要があると思うのだが、
国宝なので、別途高さのある柵を設ける事ができないのだろう。
しかし、対策と言えば通行禁止にする位しない。それなら今の方が有り難い。
まあ通潤橋と同じで、皆が危険を感じる所では事故は起き難いから、これまでやってきているのだろう。



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丸岡城と同じで、周囲の木立が正面以外の角度からの撮影を困難にしている。



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LX3のファームアップでメニューに加わった1:1の画角を試してみた。
トリミングすれば同じ事になるのかもしれないが、四角で切り取った景色に何故か新鮮なモノを感じる。


岐阜駅からワイドビューしなの16号に乗車する。1日1往復だけある大阪まで行く「しなの」だが、殆どの客が名古屋駅で降りていてガラ空きだった。
実は訳あってこの特急に乗っている。東海道線の大垣-関ヶ原間には、垂井駅を通過する通常のルートの他に、垂井駅が存在しないルートがある。このルートを走るのは下りの特急だけなので、旅の最後に未乗区間を乗り潰しにやってきた。午後5時半を過ぎて景色はよく判らないが、この旅の最初に上りの各停で見たのとさして変わらないはずだ。
遠くにかすかな明かりが見えた。



60才からのJR全線完乗率 86.48%



国際児童文学館、閉館

2009年12月27日 10:33

橋下知事の「肝いり」で、今日、国際児童文学館が閉館するようだ。

ニュースで見ていると、「万博公園の真ん中で、子供に絵本を読み聞かす施設は必要ない」の論調も、そうなのかなと思うが、山男ダンさん や 砂漠の魔王 で訪問してみると、立川文庫の復刻版等、大人が行く価値のある蔵書も多いのに気がつく。

蔵書が府立図書館へ移されるという話だが、保管スペースは確保されているのだろうか。
検索データーベースをアップデートして、収納書架とリンクさせなければならないが、予算はあるのだろうか。

宣伝上手な知事の政治姿勢アピールに利用されて、貴重な書籍が埋没されてしまうのだとしたら、非常に残念な事だ。

大人の休日倶楽部パスで大旅行 第8日その4 明治村3

2009年12月25日 17:40

続いて3丁目を見学。

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入鹿池の畔に、東屋風の天井の高い建物がある。宗教大学(現大正大学)本館の車寄せであったとある。
ちょっと見には何かのモニュメントに見える。



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更に岸に沿って歩くと、重文になっている品川灯台がある。
明治政府が、品川台場跡に設けた現存最古の洋式燈台である。





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村内を走っている市電の駅を横に見て、小高い丘の上に上がる。
西園寺公望の別荘「坐漁荘」だ。この別荘の姿は映像で何度も見ている。明治の元老にしては、質素な建物だと思っていた。



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しかし、正面へ回ると、これは数寄屋造りの堂々とした屋敷だった。


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「坐漁荘」のお隣は、幸田露伴住宅「蝸牛庵」だった。
中では、ボランティァの人による、ミニツァーが行われている。パンフレットには「くつろいだ雰囲気の中で幸田家の人びとの生活ぶりを案内します」とあった。



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ホラー映画に良く似合いそうな北里柴三郎の北里研究所の前を通って、市電「京都七条駅」に出る。




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京都市は、日本で最初に市電を走らせた。琵琶湖疎水の水力発電を利用したモノであった。
前と後ろにネットを付けている。轢かれそうになった人を、これですくい上げる為だったという。しかし、こんなに路面から離れていては、ネットの下へ入り込んでしまったのでは無いだろうか。

ここからは2丁目である。



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市電は品川駅を目指して、木立の中へ消えていった。


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「市電七条駅」のすぐ傍に、京都七條巡査派出所がある。これは本当に七条の京都駅近くにあった建物とある。
この派出所の向こうに、お目当てのモノがある。


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客車のようだが・・・・




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運転席の中には、何やら複雑な装置が据えられている。



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正面へ回ると、何と運転席に小型の蒸気機関を据えてある。
「蒸気動車」というものらしい。


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蒸気動車の事は、この説明版を読んでいただくとして、残念ながら、客車と蒸気機関車をくっつけたこの珍妙な乗り物は持ち主の元へ返されるようだ。



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軍事用施設を思わせる石造りの建物は、札幌電話交換局。これも重文。ここから2丁目になる。



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2丁目の建物は、札幌電話交換局から始まる「レンガ通り」の両側に並んでいる。



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東松家住宅は名古屋の油屋さん。商家の3階建てというのは珍しいらしい。これも重文。



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中は京都の町屋でよく見かけるような吹き抜けになっている。




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その向かい側は、千早赤阪小学校の講堂。大阪からは呉服座と合わせて2棟が出展されている。
明治時代にはあの田舎に、早くもこんな近代的な建築が建てられたのかと感心していたら、大阪市内の小学校の建物を移築したとあった。


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「百年前の立体写真館」の看板に惹かれて入った。のぞきカラクリのような箱の中がずらりと並んでいる。覗くと立体感はイマイチだが、100年前の生活の様子がセピア色に浮かび上がってくる。

実は、この写真は上の写真の真ん中に小さく赤く映っている部分を、ほぼ等倍で切り出したモノ。一眼レフ並みのLX3のレンズの優秀さに驚いている。



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レンガ通りの突き当たりには重文の東山梨郡役所が建っている。「東山梨」とは聞き慣れない名前だか、山梨県は9つの郡に分割されていたらしい。徳川の治世から、天皇の時代に変わった事をアピールする為なのか、ここにも菊の御紋が飾れている。



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2時間はあっという間に過ぎてしまった。建物内部を見て、蒸気機関車や市電に乗るとなるともう2時間は余計に欲しい。最近は特にPRもしていない様だが、是非また来てみたい。
名古屋の旧八高校正門の前からバスに乗り、犬山駅に戻る。


大人の休日倶楽部パスで大旅行 第8日その3 明治村2

2009年12月24日 17:48

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池の向こうに、左から内閣文庫、隅田川新大橋、川崎銀行本店が見える。
内閣文庫は明治政府の中央図書館であった。
川崎銀行は銀行にしてはえらい小さい建物だ思ったら、一部だけの移築だった。


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隅田川新大橋の特異なトラス橋の姿は記憶にあるが、何で見たのか思い出せない。
これも橋全体ではなく1/8程度が移築されている。


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池の真ん中に架かる橋は天童眼鏡橋と呼ばれている。石造アーチ橋は九州熊本に多いが、これは山形県天童市にあったものだ。


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橋を渡り切ったところに建っているのは金沢監獄の正門。
右手の丘の上には、菊の世廣瀬酒造の酒蔵が建っている。


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これも金沢監獄の建物で、中央看守所だった。監獄にしとくのはもったいないような八角形の建物で、真ん中に見張り櫓が設けられている。


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紅葉が白壁に映える聖ザビエル天主堂を横切って、5丁目から4丁目に入る。



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この芝居小屋は大阪の池田市にあった呉服座である。道頓堀界隈から遠く離れた池田にも、重文になるような立派な芝居小屋があったとは意外である。



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中ではボランティアによるミニツァーが催されている。明治村では、他にも体験ツアーやプログラムが用意されていて、時間に集まれば無料で参加できるようだ。
明治村は名鉄が実質的な経営主体になっている。名鉄は世界の民家を集めたリトルワールドやモンキーパークを犬山に展開しているが、いずれも経営は苦しいらしい。従業員では成り立たないので、ボランテイア頼みになっている。



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帝国ホテルで汽笛が聞こえた。見上げると小高いところをSLが走っている。


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SLは4丁目のこの「SL名古屋駅」と、帝国ホテルの裏にある「SL東京駅」の間を往復している。
歴史的建造物の移築ではなさそうだが、雰囲気がよく出ている。


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ホームに客車が待機しているが、機関車がない。


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機関車は、左奥にある小さな転車台に載っていた。


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人力で向きを変えて戻って来る。


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客車の横を通り過ぎて、先頭に繋がれる。


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「SL東京駅」でも同じ事が行われて、又戻ってくる。1時間に3往復もあるから中々大変な作業だ。



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ソフィア聖堂を彷彿とさせるような木造建築は、宇治山田郵便局。これも重要文化財。
宇治山田って、こんなに大きな郵便局を必要とする町だったのだろうかと疑問が湧いたが、伊勢神宮の前にあったと言われて納得した。戦前は全国から参拝列車が集まって来たのだから。



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低いトラス鉄橋の上に小さな蒸気機関車が載っている。六郷川鉄橋は日本最初の複線用鉄橋だそうだ。



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日本赤十字社中央病院病棟で4丁目は終わる。



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小さな蒸気機関車だったが、盛大に煙を吐いている。各地でイベント列車として走っている蒸気機関車は、周辺に遠慮して無煙炭や豆炭のような煙の目立たない燃料を焚いているが、人里離れた明治村では、煙も本来の姿で立ち昇っていた。


(この項続く)

大人の休日倶楽部パスで大旅行 第8日その2 明治村1

2009年12月23日 17:22

静岡から名古屋までの区間は、静岡-浜松と豊橋-名古屋間は新幹線、浜松-豊橋間は在来線に乗る予定だった。
静岡-浜松間の新幹線特急料金は「隣駅」に準じて950円。これと甲府-静岡間の特急「ふじかわ」で乗り継割引になり「ふじかわ」の特急料金が半額になる。同様に豊橋-名古屋間も950円で、名古屋-大阪間の特急「しなの」と乗り継ぎ割引適用にしていた。ところが、出発してから明治村と犬山城の観光スケジュールを詳細に詰めて見ると、どうやり繰りしても時間が足りない。それで静岡-名古屋間を新幹線通しに変更し、1時間の余裕を生み出した。

浜松-豊橋間の「隣駅」特急券を一枚買い足した。改札で特急券を3枚渡すことになったが、区間が連続しているので何ら問題はない。一気に静岡-名古屋間を買うより340円高くなるが、在来線特急券が2回半額になるので割安になる。



名古屋駅では出口を間違えてウロウロしたが、なんとか名鉄名古屋の地下駅に辿り着いた。
近鉄に次ぐ大私鉄のターミナル駅だが、阪急梅田駅のような巨大駅ではない。同じ地下駅の京阪淀屋橋駅のように、列車毎に停車位置を細かく変えて、ホームをやり繰りしている。

近鉄と違って、クロスシートとロングシートが混在した車両が多い。
急病人が発生した為到着が4分遅れたが、犬山駅では1分遅れまで回復していた。

明治村行きのバスは、市街地区を過ぎると貸し切り状態になった。
テーマパークのハシリだが、ウィークデーは苦しそうだ。


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開園は相当古い(昭和40年)。開村当時の建物や施設は15件に過ぎなかったが、現在では67件に達し、敷地も2倍近くの100万平方メートルに広がった。

予めダウンロードしておいた「村内地図」を元に歩き出す。まずは正門に最も近い一丁目から、京都市の河原町通五條にあった聖ヨハネ教会堂。重要文化財だが、この明治村では珍しくない。



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明治村は、この大きな「入鹿池」の畔にある。一見するとダム湖のようだが、江戸時代に造られた潅漑用の溜池である。それぞれの建物の周囲は、入念な植栽が施されており、元からこの地に建てられていたかのように風景に馴染んでいる。


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西郷隆盛の弟西郷從道が目黒の自邸内に建てた別邸で重文。廷内に当時の家具なども展示されているが、時間がないのでパス。



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説明板には「森鴎外・夏目漱石住宅」とある。明治23年森鴎外が借家して一年余りを過ごした後、明治36年(1903)から同39年までは夏目漱石が借りて住んでいたという。


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漱石はここで「吾輩は猫である」を執筆した。縁側の猫は置物だった。



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坂を下りると正面に津市にあった三重県庁舎がある。正面の破風には菊の御紋が飾られている。これも重文。



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通りの反対側には、皇居前広場にあった「二重橋飾電燈」が展示されている。


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階段を上がって、飾電燈の反対側にあるのが「鉄道局新橋工場」



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「工場」の中には明治天皇御料車が展示されている。



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ここまで見て回るのに30分。この調子で回っていてはとても回りきれない。
正門に戻って村内巡回バスに乗った。これで最も遠い5丁目まで行って、引き返す事にする。



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バスは要所要所で停車して観光ガイドをしながら進むので、終点の帝国ホテルに着くまで20分かかった。
言うまでもないフランク・ロイド・ライトの傑作だ。実物は意外と小さいと思ったら、ここへ移設されているのは中央玄関だけだった。



(この項続く)

大人の休日倶楽部パスで大旅行 第8日その1 中央線 身延線

2009年12月22日 17:18

2009/11/16
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旧駅のホームへ立ち寄ったあと、塩尻駅へ向かう。
7時前だというのに列車の発着が多い。特急車両を使った松本、長野方面行きのライナーはほぼ満員だった。
乗った列車も通学の学生で混んでいた。普通、彼らは2~3駅で入れ替わる。岡谷では少なかったが、上諏訪で大半が降り、ようやくボックスシートの窓側の席に座った。


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10月に飯田線に乗った時には、山並みを見物するツアーが乗り込んできた。しかし見えるのは前哨の山ばかりでピークの尾根は見えない。中央本線のこの区間の方が、甲斐駒ヶ岳や北岳を見るのに適しているのではないだろうか。


小淵沢の駅弁を期待したが、まだ店が開いていなかった。今年の1月に来た時は午後5時を回っていて、売り切れ。ここの駅弁には縁が無い。


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長沢駅は高原の無人駅だった。
次の日野春は鄙びた木造駅舎で、ちっょと降りてみたくなる。
穴山駅、新府駅と続くと、武田家の最期を思い出さずにはいられない。穴山梅雪は武田一門衆の重鎮だったが主家を裏切り、新府城に拠ろうとする勝頼を招いて自刃させたのも一門衆の小山田信茂だった。



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韮崎を出ると甲府盆地が開け、裏富士が見えてくる。



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甲府駅の高架工事はまだ続いており、身延線のホームが判らなくてまごついた。
キオスクでお握り見つけ、ようやく朝食を確保する。
特急「ふじかわ」は甲府城の真下から発車した。「ふじかわ」という呼称は関西人には違和感がある。「ふじかわ」と聞けば藤川という漢字を思い浮かべる。富士川なら「ふじがわ」だろう。



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身延線は富士山の西側を走るが、富士山が見える箇所は少ない。それで「進行方向向かって右窓側、座席番号奇数」で座席指定したのだが、左側の席になっていた。車両のやりくりによっては向きが反対になる事もある。ならば座席と窓の関係も逆になり、座席が窓の途中に来るはずなのだが、都合良く窓の端の席に当たっている。車内を歩いてみると、中程に窓1つに座席が一つ、要するに小さな窓の席があった。普通は車両の端に着いている。この座席の御陰で景色の見やすい席に座れた。特殊な窓のレイアウトからして「ふじかわ」の車両はこの特急専用のものらしい。
 


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下部温泉は信玄の隠し湯として知られている。湯の温度が体温より低く、それだけ長い時間湯に浸かっていられるらしい。それでも冬期は御免被りたい。



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下部温泉を過ぎると、一気に大河の河岸段丘に出る。甲府では釜無川と呼ばれていた富士川である。
最上川、球磨川と並ぶ3大急流だが、この辺りではすっかり様相を変えて急流の面影はない。




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富士駅でスイッチバックして終着静岡に向かう。富士山は、右に宝永山を抱いた見慣れた姿に戻っていた。



大阪臨港線 その3

2009年12月21日 17:30

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G地点、佐川航空のフェンスに「浪速駅」の案内板がある。
ただし、航空写真と違って駅跡どころかレールも総て撤去され、アスファルト舗装されている。
この点では「地図」の方が正確だ。



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H地点。道路橋から天保山運河の岸壁を臨む。
大阪の渡船場 シリーズで訪ねた、青いアーチ橋の千歳橋が見える。




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運河を渡っていたであろう鉄橋は無く、岸壁の水門もコンクリート壁で塞がれているようだ。



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F地点へ戻る。道路脇の水門の反対側。この門の中へ伸びていた線路は、跡形も無く消されている。


グーグル地図には載っていないが、福崎保税上屋の北側は、三十間堀川に沿って車の走れる道路になっている。
尻無川の水門の脇を通って、ダイワハウスの物流倉庫側へ回ってみる。


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向こうに水門が見えるが、敷地内は更地になってしまっている。



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振り向いて、43号線の方を臨む。
なぜか防衛省のビラが。