昨年の今頃は

2010年02月26日 17:16

ブログを見返してみると、去年の今頃は
2/15~2/18 3泊4日
「雪の東北冬の旅」、横手のかまくら、最上川の雪見船、冬の五能線、花巻温泉
3/1~3/3 2泊3日
「中国地方ローカル線の旅」 芸備線、三江線
3/6 日帰り「舞鶴赤レンガ倉庫群と長浜黒壁スクエア」と一月間に3回も旅行に出た上に、3/22~3/26は、4泊5日で「北関東周辺を右往左往の旅」を敢行している。


最近は1回で広く廻る代わりに、月に1回のペースにダウンした。
初めて木次線に乗った時や、明治にタイムスリップしたかのような駅肥薩線の大畑-矢立-真幸間のような感激に出遭う事が少なくなった。
淡々と列車に乗り継ぐようなスケジュールにはしていないのだが、出遭う景色が何となく予想できるようになった。
列車に代表される鉄道のハードには関心がない。
イベントの混雑には身の毛がよだつ。
唯々乗っているだけである。
乗っているだけの旅は、繰り返すと感慨が薄れてくるのか。

それでも、70年間乗っても乗っても、乗りたくなったという宮脇さんはエライ。


モラヴェッツのコニサー・ソサエティ録音

2010年02月25日 17:34

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日本フィリップス FH-14
ホームページの「私の音盤えんま帳」で最初に取り上げた のが、このLPだった。スタンウェイの響きとベーゼンドルファーのスケールを併せ持ったといわれる、ボールドウィンSD10を使ったこの録音で、コニサー・ソサエティを一躍有名にした。前奏曲集から「花火」「沈める寺」「アナカプリの丘」「夕べの大気に漂う音と香り」「月の光が降り注ぐテラス 」が納められていて、最後の曲だけがベーゼンドルファーを使用している。ジャッケット左にグラフのようなモノが見えるのは、カッティングレベルを表しており、花火のこところには「ピアノの最低音27.5Hz倍の強打」「重低域の41.25HZホ音と29.17Hz変ロ音の強打が交互に2回出る」というような刺激的な解説が付いている。


手元にコニサー・ソサエタィ録音のモラヴェッツのCDが3枚有る。

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この2枚は1985年に日本フォノグラムから発売された。CDが登場してまだ間もない頃で、良い録音が少なくて、LP時代の名録音をCDに焼き直して出していた。左のショパンの24の前奏曲は1965年の録音で、流石にコニサーはモラヴエッツの透明かつ力強いタッチをよく捉えている。解説には懐かしい岡俊雄の名前が見られる。
ニコサーならやはりドビュッシーを聴きたい。右は同じく日本フォノグラムから出たモノで、ラベルのソナチネ以外はドビュッシーが並んでいる。前奏曲集からも3曲入っているが、「ヴィーノの門」「水の精」「枯葉 」と残念なからLPとは違う選曲になっている。それだけでは無く音が少し温和しい。「1/2インチ、30インチ/秒の録音機器を担いで」「ウィーンのモーツァルトホールで巨大なベーゼンドルファーのコンサートグランド」で録ったとあり、SD10ではなかった。

LPの溝は強烈で、まともにトレースできるのはシュアーぐらいしかない。しかしMMでは音が軽くなってしまうので、ノイズを覚悟でMCで聴いていた。この状態で何十回どころか、何百回と聴いたので、すっかり傷だらけになっている。なんとか同じ録音のCDを手に入れたいと思っていた。


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スプラフォンからモラヴェッツのCDが出たので買ってみた。

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コニサーの社長アラン・シルヴァーの名があるからコニサー・ソサエティの録音に間違いない。ドビュッシーの前奏曲集からも8曲録られている。
タイトルは「花火」・・・、7~11はLPと全く同じではないか。
期待に胸が膨らむ。
ラベルのソナチネは日本フォノグラムと全く同じ録音である。
ところが、肝心の「花火」に入ると音が全然違う。
音量が明らかに低下し、籠もったような音になる。「強打」で音が伸びない。
デジタル化する時に、余りのDレンジの大きさに怖じ気づいて、リミッターを盛大にかけたと思われる。コニサーの名録音が台無しになっている。

どこか、このLPを再発売してくれないかなあ。


2種類のVISAカード

2010年02月24日 16:51

カードネタが続く。

私はVISAのカードを使っているが、VISAカードといっても2種類ある。
カード会社としてのVISAが管理しているカードとそうでないカードがある。
「そうでない」カードはというのは、提携カードでVISAカードとして使えるが、管理は提携会社が行っているカードの事だ。独自カードだけではブランド力が弱いので、取り扱ってくれる店が中々増えない。VISAやMASTER等と提携しておけば、それらのカードとして通用するので、ホルダーになって貰いやすい。
しかし、管理はそれらの提携会社が行っているので、個人情報漏れ等のトラブル対応が果たして万全なのか。

提携カードが総てそうなのではない。提携カードでもVISAが管理を行っているカードもある。
カードのラインナップを見れば、規模の小さな所が多いが、近ツリやANAのはVISAが管理していることが判る。反対にここにない楽天VISAは独自管理という事になる。

ところで、VISAの管理が良いかというと、必ずしもそうでない事もある。
20年も同じカードを使っていると、ゴミが付いてくる。カード会社に勝手に使用制限をかけられる事もある。こういうケースでは、毎月請求書を送ってくるのだから、メモででも入れて知らせておくべきだと思う。第一、そのカード番号が生きている限り、未来永劫チェックを続けるというのだから始末が悪い。保護されているというより、何か自分が不正に荷担しているようで不愉快だった。

現用のカードに、改めて新規ユーザーになってみようかと思ったが、20年前に入会したときは年会費無料だったのに、今は初年度だけ無料になっていた。

今回の再発行で、強制的だったが鬱積していたモノは取り払われた。
ところが、送られてきたカードの台紙には年会費が記載されていた。
そんな筈はなかろうと電話してみると、年5万円以上使えば次年度会費は無料になると言う。
最低でも月5万は使っているから、これまで気がつかなかっただけだった。確かに、リストでは初年度無料とあるが、クリックして詳しい説明を読むとそう書いてある。実質的な年会費無料は、探せばもっとあるかもしれない。


クレジットカード再発行 2

2010年02月23日 17:19

カードの再発行は、以前にも経験している。

海外旅行中に掏摸にあった。チェコの首都プラハでの事だった。
地下鉄で、周りから推されてドアに張り付けられた。全体には混んでいないのに何故だろうと思っていると、次の駅でその圧力が急になくなった。やれやれと思って、郊外電車の切符売り場に行くと財布がない。
集団で取り囲んで圧迫し、注意をそらす間に、仲間の一人が内ポケットから抜き取るという方法だった。窃盗というより強盗に近い。最近では、もっと荒っぽくなっているという。


パスポートや航空券はホテルの金庫へ預けておいたし、予備の金はバックの中に入れていたので問題はない。後はカード会社に連絡するだけだった。

まだ国際的に使用できる携帯が普及する以前の事だったので、公衆電話からかけなければならない。
カードのトラブルが多いのか、公衆電話から無料で海外のカード会社にも繋がるようだった。しかし、16桁のカード番号は覚えていたのだが、裏面にある3桁の番号は記憶していなかった。しかもこの国では、コインで公衆電話がかけられない。専用カードを購入しなければならない。結局1000円分に相当するカードを買って、やっと連絡がついた。

この時の再発行では、カード番号は変わっていない。カード引き落としであちこち連絡しなければならならない、という事はなかった。コンピューターによる番号管理が容易になり、簡単に各カードの履歴を記録できるようになった為なのだろうか。


クレジットカード再発行

2010年02月22日 17:38

クレジットカードを紛失した。
直ぐにカード会社へ通知して再発行してもらったが、新しいカードに「今回の再発行によりクレジットカード番号が変わりました。電気・ガス等公共料金、通話料など継続的なお支払いをお申し込みされている場合はもお客様から各収納先企業へクレジットカード番号のご連絡をお願いします」という案内が付いていた。

公共料金等は全部カード払いになっている。旧番号での支払いは停まっている。変更が反映されるまでは請求書が届いたら、コンビニ等へ料金を支払いに出向かねばならないのか。

覚悟して、各社に電話。

1.ガス会社。使用量のお知らせにある番号に電話。変更の届け出用紙を送付するとのこと。

2.電気会社。ガス会社と同じ。但し、電話は0120のフリーではなくて通常電話。

3.WOWOW。フリーダイヤルの電話だけで変更手続きが完了する。


ここでオペーレーターから意外な事実を告げられた。番号変更は既にカード会社から告げられているという。
なら、なんで上記の案内が付いてくるのか

カード会社へ電話する。番号は紛失届以外は通常電話。通話が無料かどうかは、ユーザーとの力関係で決まるようだ。

WOWOWのオペレーターの言うとおり、再発行による番号変更は伝えられている。その対応は各社に任されているので、届けを必要とする場合もあるという説明だった。更に、変更が反映されるでの、請求に対してカード会社からの支払いは継続されるとのこと。おいおい、それならそうとキチンとした説明を付けて「案内」しろよ。


4.プロバイダー。ネットからサポートにログインして変更終了。IT電話なのでこちらも同時完了。専用短縮ダイヤルで確認だけした。

5.ソフトバンク。こいつが一番手間取った。
まず携帯から4.と同じく専用短縮ダイヤルに電話しているのに、携帯番号とパスワードの入力を求められる。3段階の用件分別メニューをくぐり抜けてからも、大夫待たされた。やっとオペレーターが出てきて用向きを伝える。意外にも1,2と同じく書面での手続きが必要で1~3月かかるという。念のため番号変更が連絡されているだろうと言ったら、確認したが変更の連絡は入ってないという。最先端の器具である携帯電話が最も原始的で、情報伝達もトロい。こんな会社との料金でのトラブルは後免被りたい。

幻の山陽・四国の旅

2010年02月19日 17:38

12月、1月と中断していた全線完乗の旅を、本日再スタートする。未乗で残っている2683.2kmの約半分1151.7kmに乗る予定にしている。

山陽と四国を周り、JR西日本に未乗で残っている、播但線、吉備線、宇野線、本四備讃線、呉線、可部線、岩徳線と、全線未乗のJR四国を片付ける。

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播但線周りの季節列車「かにカニはまかぜ」で一旦山陰線に出て、3セク線の智頭急行線で上郡まで戻る。

切符を買った時点では、宇野まで行って、宇野線をクリアして引き返し、瀬戸大橋線は最終日に四国からの帰路乗る予定だった。
しかしその後、宇野-高松間の本四フェリーが、来月限りで廃止になる事が明らかになって、予定を変更した。JR全線完乗とは関係ないが、宇高連絡船の時に何度も通った航路であり、最後に航跡をもう一度辿っておきたいと思った。
元のスケジュールに付け加えると、時間的に夜になってしまうので、計画を逆にして初日に瀬戸大橋線で坂出まで行って引き返し、最終日に高松からフェリーで宇野に上陸することにした。



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四国は周遊券を使って廻るが、山陽路もクリアしたい。岡山からは周遊券の「行き」とは別途切符を買って、ローカル線をクリアーしながら柳井港まて行く。柳井港から初めて乗るフェリーで松山の三津港へ渡る。

周遊券で乗れる、3セク線の土佐くろしお鉄道と阿佐海岸鉄道も一緒にクリアーしてしまう。
線路はないが、奈半利-甲浦もバスで通って、工事か進捗する可能性の無い阿佐線の未成区間を走行する。

香川県には、ヨーロッパの城壁を思わせる豊稔池ダムがある。   白水ダム同様、一度は行っておきたいと思っていた。余裕があればタクシーで廻ってみる予定にしている。




と7泊8日の旅を計画していたのだが、風邪であえなくダウン。カミさんに切符のキャンセルを頼む羽目になった。
「かにカニはまかぜ」の毎日運転は2月末までだし、来月も3月にしか使えない切符での旅行を計画している。本四フェリーの廃止には間に合わせるのは厳しい状況になってき。計画は一からやり直しに。



USBオーディオ 12 ブラッシュアップ 3

2010年02月18日 17:30

バルビローリのマーラーの9番を聴いていると、第4楽章で音が飛んでノイズが入った。何度やり直しても、同じ箇所で起きて再現性がある。PCのパワーが不足しているだろうか。
XPの入っているパソコンはCPUがcorei7の2.4Gに、メモリが3G
W2kはPentium4の3Gに、メモリが1G
その他にcore duo 1Gに、メモリが512MBのXPモバイルが有るがドライブは何も付いていない。

XPでは全く問題がない。
OSだろうか、それともハードの仕様なのか、あるいはドライブなのか。

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以前から手に入れておきたいと思っていた、こんなアダプターを買った。Amazonで2500円くらいだった。
IDEやSATAのハードディスクをUSBに変換する為のもので、44ピンと48ピンのIDE、SATAの端子を持っており、給電用の電源アダプターも付いている。これがあれば、ノートパソコンのHDDがトラブッた時に、ドライブのチェックや、データの吸い出しに使うことが出来る。そして光学ドライブも使える。

いちいち立ってCDを取り替えるのは面倒だし、ファンの音も少しする。モバイルのUSBに外付けの光学ドライブを繋げば、手元でCDの操作が出来るが、これ以上機器を増やしたくない。W2kのタワーから内蔵DVDドライブを引き抜いて利用しようという魂胆だ。
合わせて、今回の音飛び・ノイズの原因を探る。

ノートにWINAMP、ASIO4ALL、プラグインをインストールして、USB端子に「PCM2906改」とUSB化したDVDドライブを繋ぐとあっさり認識して、MODEL2のランプが点灯する。ところが何となく音が硬い。見ると48kHzが点灯している。Resample44.1kHz<->48kHzをチェックしても変化しない。一旦電源を落として、再起動させても変わらない。

プラグインのDLLをnormalからSSE2に変えると、ASIO4ALLのチェック欄が機能した。タワー機ではW2kもXPもnormalの方で正常動作したのに。よくわからないが、一応モバイルもUSBオーディオ化できた。

音飛びやノイズは発生しない。CPUが原因だったのか。
手元に置くと、DVDドライブの回転音が結構する。HDDに吸い出して使うのがベストだ。アダプターがあるので、余っているHDDをUSBに繋げば良い。iPod→USBという世間様の仕様にようやく納得がいった。

W2k機もCHKDSKをかけると正常に動作するようになった。なんじゃ、それは。

USBオーディオ 11 ブラッシュアップ 2

2010年02月17日 17:00

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ずいぶん前に、精密なデザインで良い音がしそうだと、見た目だけで買った大型ボリュームがある。
100kΩ2連だが、メーカー等は全く判らないし、作例も見たことがない。

改めて、F134という型番を手かがりに調べてみると、日本サーボという会社のポテンショメーターだった。抵抗値が回転角に比例して変わるので、Bカーブの巻き線型可変抵抗器と思えば良い。ちょっと回すとすぐ音が大きくなるので、大型のツマミが必須になる。


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DSIXのケースが空いたのを利用してボリュームボックスを作った。ツマミも、計測機風の大型のをパーツボックスから探し出した。

アルプスのデテントボリュームは音が柔らかいが、それでもオーディオ的な肩が張った音がする時がある。これは、非常に素直な音で全く緊張感が無い。何より音の響きに透明感があって、綺麗に再現してくれる。計測器用なので、摺動部が頑丈に作られている事が、良い結果に繋がっているのではないかと思う。
A802のボリュームはガリオームになっているので、MAXで固定して、こちらをボリュームとして使う事にした。


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グルダ、ブレンデルに続いてワルター・クリーンにも食指を伸ばしている。グルダ、スコダ、デームスをウィーンの三羽烏と呼んだが、グルダが他の2人に比べて一等図抜けていた。スコダ、デームスは伸び悩んだし、むしろグルダにプレンデルとクリーンを加えた方が、ウィーン在住ののピアニスト3人組に相応しかったのではないかと、思っている。

CD5X3609は、そのクリーンを中心にした、モーツァルトのピアノ協奏曲第17番~27番と、2台のピアノの為の協奏曲を収録したVOXの5枚組セットで、HMVで何と1683円の超お買得品だった。1950年代から70年代の古い録音だけどれも、総てステレオである。

クリーンの「芸風」を知りたかったので、録音に拘らなかったが、これがディスクトップ・オーディオで聴くと、実に良い響きで鳴ってくれる。中にはブレンデルが弾く25番のように、ピアノ協奏曲にもかかわらずピアノが左端に定位してしまうとうのもあるが、概ね真っ当なレベルにある。特筆すべきはその響きで、最新録音でないからレンジは広くないものの、音が良く弾んでアナログ的な響きが実に心地よい。

USBオーディオ 10 ブラッシュアップ

2010年02月16日 17:12

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カーボンソリッド抵抗を使うと音が良くなるらしい。
抵抗で音が変わる筈がないと無視してきたが、石アンプでは別かも知れないとも思う。カーボン抵抗というと、劣化しやすく精度が低い安物というイメージがあるが、とにかく使ってみることにした。
1本30円のXiconを桜屋電機というところで買った。少量・少額の注文には別途手数料を取るところが多いが、ここは比較的良心的だった。
封を開けてみると、円柱に成形されたカーボン抵抗が出てきた。テスターで抵抗値を測ってみたが、やはり誤差が大きい。




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オペアンの入力に直列に入っている、12KΩと3.9kΩの2本だけを変えた。12KΩのほうは、後で負帰還量を変えるかもしれないので、基板から少し浮かして取り付ける。

一旦シャーシに取り付けた基板を外して細工すると、「二次災害」に遭う事が多い。関係のない箇所の配線が切れたり、ジャンパー線を付ける位置を間違えてモノラルになったりと、余計な手間がかかった。「復旧」の為に色々つけ変えて鳴らしたので、交換による音の違いが判らなくなった。



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机の下に真空管アンプを置いておくと、熱が籠もって掘りごたつ状態になる。冬は良いが夏は困る。デスクトップオーディオの春夏バージョンには、これを使うことにする。
ラックスキットの小型メインアンプA802だ。音の素性は良かったが、15W/8Ωでは本チャンシステムに入り込むのは難しかった。インプットコンデンサーは有るがDCアンプになっている。SP端子でのDC漏れを測ってみたところ10mV程度だった。20年も埃を被っていたにしては優秀だ。
2台あるので、片チャンネル使用のモノアンプとして使う事にした。




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スピーカーが小さいと、低域を持ち上げたくなる。NFBにバスブースト回路を挿入した。
NFBによる感度切り替えのスライドスイッチの端子を利用した。オープン時にバスブーストされる。イコライザーアンプを作った時の10000pFのスチコンを使用したが、もう少し容量が大きな方が良かったかも知れない。小編成オケでは気持ち良いが、マーラーのような大編成ではうるさくなってバスブーストをオフにしてしまう。


落ち着いたところで聴き直してみると、高域が滑らかになって、ピアノ等の音の響きが心地よくなった。カーボンソリッドのご利益かも知れない。



「拮抗」 ディック・フランシス

2010年02月15日 17:00

先月発売された競馬シリーズの最新作を、早々に借りられた。
図書館のサイトに何度もアクセスして、メニューに登録されると直ぐに予約した。

プロ、アマ騎手、調教手はいうに及ばす、私立探偵から、今回のブックメーカーまで、競馬界に関係するあらゆる職業の主人公を次々に登場させてきた。最初に読んだのは血統あたりだっただろうか。学生時代に読み始めたシリーズがこんなに永く続くとは思わなかった。
良き協力者だった妻を亡くし、一時休筆していたが、ここ2,3作は次男フェリクスとの共著という形で書かれている。年一作でやっていれらるという事が、永続きしてきた秘訣なのだろう。そういえば、007のイアン・フレミングも年1作のペースで、半年はバハマの別荘で遊び暮らすという優雅な生活だった。日本では考えられない事だが、海外の作家ではよくある執筆ペースだ。

親子合作になってから、作風に変化が出てきた。これまでは、主人公は途中で暴力によって肉体的にハンデキャップを負い、そのハンデをカバーして犯人を追い詰めて大団円を迎えるというパターンが多かった。主人公のハンデは、英国冒険小説の伝統である。暴力シーンで読者の緊張が高まり、主人公への感情移入が高まるという効果もある。
その暴力の範囲がだんだん狭められて来ている。テロが横行している、お国の事情を反映しているのだろうか。読者は「安心」して読み進められる。波乱の波が低くなった分、ストーリー展開は複雑になってきた。破綻なくエンドを迎えさせるには、緻密なブレインワークを要する。若い共同執筆者の分担割合が、これからも大きくなってくるのだろう。

と書いたところで、ディック・フランシスの死を知った。
永きにわたって続いてきたシリーズも遂に終焉の時を迎えた。