息子を失う父親の心情

2013年05月20日 11:52

>これを機に宮脇作品を読み返して、癒やしの時間にしようと思ったが、今や全作品が「鉄道挽歌」になっているの
>で却って辛くなってしまう。

とはいうもののエッセイを中心に読み返していたら、『旅は自由席』の中の「拾いもの人生」にこんな文章があった。

『入社して一年半後、私は喀血した。結核で左肺に空洞ができており、治るかどうかわからないが、長期の療養が必要とのとこであった。
 その時の父の落胆ぶりは、どっちが肺病にかかったのかわからないほどだった。それからの父の行動は無謀だった。高血圧だから要注意と医師から警告されていたのに、それを無視した。私の発病の四カ月後、父は東海道本線の車中で脳溢血で死んだ。私より先に死にたかったのだろう。』

何度も読んだ事のあるエッセイ集だが、これまで気がつかなかった。
戦前の医学で結核は難治の死病であった。
特に「私より先に死にたかったのだろう。」には、胸打たれる。
今の私の気持ちとそっくり同じだ。
自分が襷を手渡すべきランナーが居なくなる事程つらいものは無い。
駅伝ならリベンジがあるが、人生は一度しかない。



宮脇俊三の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」

2013年05月16日 09:31

ローカルバスの乗車記としては『ローカルバスの終点へ』という作品があり、23箇所の終点を描いているが、
『旅の終わりは個室寝台車』の中に「東京-大阪・国鉄のない旅」という一編がある。

国鉄(バスを含む)には乗らず、私鉄とバスを組み合わせて東京-大阪間を最速で行く旅になっている。
私鉄はOKなので新宿-小田原(実際には新松田)は小田急、豊橋-名古屋は名鉄、名古屋-大阪は近鉄の特急を使っている。
新松田-沼津、沼津-静岡、静岡-浜松間は、番組でいう「高速バス」を使い、浜松-豊橋間だけ「路線バス」を乗り継いでいる。
所要時間は約13時間。


番組では第2回の「日本橋~京都」でこのコースを走っているが。路線バスがつながらずタクシーを利用している。
浜松-新居(遠州鉄道バス) バスは湖西まで走っているが、それより手前の新居で降りている。
新居-二川(タクシー) 新居の関所を観光スポットとして紹介している。
二川-豊橋(豊橋鉄道バス)

「東京-大阪・国鉄のない旅」では鷲津-三ヶ日、三ヶ日-豊橋では乗り継げないが、
大知波入り口で途中下車すれば間に合う事を、お供の「藍色の小鬼」が見つけている。
浜松-鷲津(遠州鉄道バス)
鷲津-大知波入り口(遠州鉄道バス)
大知波入り口-豊橋(豊橋鉄道バス)

鷲津は新居の関の先にある。浜松-鷲津の区間を引用すると、
『湖西市役所と大書きされた札の経由地の中に「鷲津」という小さな文字を見つけるやいなやバスがやってきて、すぐ発車した。
 鷲津行きのバスは、これまでの東名高速経由とちがって、旧東海道を走る。杉並木をかすめ、弁天島へ渡り、浜名湖を右に眺めながら新居の関所跡を過ぎる。というふうに見るべきものがいろいろあり、たのしい路線であったが・・・』

短い文章の中に景色を凝縮させているのは流石である。


localbuss.jpg

これを機に宮脇作品を読み返して、癒やしの時間にしようと思ったが、今や全作品が「鉄道挽歌」になっているので却って辛くなってしまう。


「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」のスポンサー

2013年05月14日 15:49

観光名所や豪華な食事を売り物にしない、ユニークな旅番組として楽しみにしている。
数年前に「発見」して以来、再放送をチェックしてほぼ全回録画した。

何度か見直しているうちに妙な事に気になるようになった。
選挙のポスターはどの番組でもボカしているが、清涼飲料水の自販機のボカしが目立つ。
真っ赤なコカコーラーの自販機は常にクリアーに写っているから、どうやらコカコーラー社が
有力なスポンサーになっており、そののご威光で他のメーカーの自販機をボケさせていると思われる。
自販機だけで無く、出演者が手にしているポットポトルもボカす程徹底している。

全国、飲料水の自販機の無い所は無い位普及しているから、毎回気になるようになった。
テレビ大阪での放送ではコカコーラーはスポンサーになってないので、制作局のテレビ東京の「原版」で既に処理が入ってしまっているようだ。

第6回の「冬の奥州街道(松島〜竜飛岬)」では、食堂の醤油の瓶がボカされていた。
乗り継ぎで3時間も滞在し、何度もその瓶のあるテーブルが出てくるので非常に不自然だった。
瓶の形からキッコーマンの醤油だと思われる。直接競合してないと思われるが、関連会社の商品で競合があるのだろうか。


ちなみに、最新作の第14回はテレビ東京では既に4/27に放送されたが、テレビ大阪は放送枠である
「土曜スペシャル」を4月から切るというアホな事をやったので、まだ見れていない。
これまで名古屋、大阪は何度も通ったが何時も通過点だった。この回は「枠」を残したテレビ愛知の地元、
名古屋が出発点という皮肉な旅程になっている。
5/25放送と誰かが書いていたので、それまで待つしか無い。
どうせ切るなら、東京どローカルの「アド街チック天国」を切れという意見には全面的に賛成だ。




折り紙

2013年05月08日 16:57

DSC00993s_20130508163207.jpg
手すさびに折り紙をしてみた。
鶴のつもりだ。
指先だけでも動かしていると、頭に血が巡るのを感じる。確かにボケ防止になる。


DSC00999s.jpg
百均で見つけたMADE IN JAPAN
7.5センチ角だが、13色370枚もある。
これで採算が取れているのか?


[NEX-5R+SIGAM30mm F2.8 EX DN]

転移

2013年05月03日 18:18

昨日は辛くて書けなかったが、CTに新たな揮点が写っていた。
それも残った右肺に。
片肺でなければ簡単に手術で取れるのに。

左肺を全摘出して5ヶ月半、腹部手術から3ヶ月。胸部にはまだ痛みが残っている。
4月からは復職も果たしたのに、

悔しい。


5月1日の機内

2013年05月02日 09:34

今年の連休は並びが悪く、間に3日の平日が入った。
その真ん中の5/1、いつもはビジネス客でごったがえす伊丹-羽田便だが、
搭乗時間になってもロビーはガランとしている。
座席についてまわりを眺めてもガラガラ。特に後ろ半分は1列10人の座席に1人か2人しか座っていない。
文字通り空気を運んでいた。

今年、正月にも元日・2日で往復したが空いていた。
大型連休の真ん中での移動は狙い目かもしれない。


これまで担当医が転勤になり、先月からベテランの教授に診て貰うようになった。
良い先生なのだが、いまいちスビーディに動いてくれない。前の先生が良すぎたのかも。