ナンバーワン秘境駅「小幌駅」廃止

2015年07月30日 09:41

究極の秘境駅として知られる、JR北海道の小幌駅が廃止される事になった。


2010年に私も行った事がある。
http://fugaku2.blog74.fc2.com/blog-entry-1343.html
もう1人の降車客も「同好の士」だった。それ以外では偶に釣り人が下車するらしい。

崖の途中に作られた駅で、駅の両端はトンネル、崖の上へ続く道はない。
唯一下の海岸へ急な坂道を降りていく事ができるが、砂利浜の海岸へは船以外では近づけないと徹底している。
海水浴客で賑わった事もあるというが、帰りに上ってくるのは相当にしんどい。
列車以外では接近する事もできない、まさに究極の秘境駅である。


ここは、トンネルとトンネルの間に作られた、保線要員用のため作られた信号所だった。
居住用の建屋や屋外トイレがある。
その後、60年代に海水浴客のために仮降車場になり、JRになってから駅に昇格した。
集落があってできた駅ではないし、駅ができてから集落ができた事もない。
浮浪者が1人住み続けていた位だ。

なのに紹介記事には、どれも
「当時は近くに集落があったが、少しずつ人がいなくなり、駅に通じる道も自然消滅。」
と普通の秘境駅のような紹介がされている。

「毎日」のこれが元ネタのようだ。
http://mainichi.jp/select/news/20150726k0000m040030000c.html

鉄道に関心のない記者が寄せ集めで記事にし、余計な一文を加えて馬脚を表した。
誰が迷惑を被るわけでもないから良いが、元記者だった種村直樹があの世で怒っているだろう。





祖父と扇風機

2015年07月29日 10:46

祖父は頑固な明治人間だった。
頑固と言うより頑迷と言った方が正確だ。

エアコンが普及する前だった。
祖父に扇風機を買ったら、使う時に戸襖を全部閉めさせた。
「風が逃げる」という。
エアコンと同じように、風を「生成」する機械ととったようだ。
当然室温は上がり、祖母は文句を言う。
父が説得したが頑として受け付けない。
そのうち扇風機は押し入れに突っ込まれて使われなくなった。


無知程強いものはない。



父親と息子

2015年07月27日 10:28

「あいつ」が会社へ入ってから、「モノと拘わって生きていきたんやけど」と言った事がある。
親として、それはイカン。この世を造っているのは人であってモノではない。
芸術家や職人になってはいかんと言った。

父親というものは、自らの経験に鑑がみて、息子には、 叱咤激励して上へ伸びて欲しいと思うものだ。

しかし、人間としては、「ようわかる。そうするが良い」と言ってやりたかった。





桑名正子著「女のアトリエ」~パリから見た日本とフランス

2015年07月24日 09:48



『桑名正子画伯は壬生川の人』の桑名さんが、エッセイを出していた。
新刊では無くて1994年の出版だが、Amazonで簡単に入手できた。

どんなエッセイか。
女史曰く。

パリは素晴らしい、汲めどもつきぬ深みのある素敵な所だ、あるいはフランス人はこういうふうに生活している、というようなエッセーは書きたくない。
パリに住む日本人は山ほどいるが、滞在が長いほど日本との縁が切れてしまい、フランス生活の感覚もマンネリ化して、
新鮮な切り口でフランスを見る事がむつかしくなってくる。
一方、自分は1年半毎に個展のため帰国して、3ヶ月近く日本に滞在する。
この繰り返しなので、問題意識も、フランス人を見る感覚も新鮮なままでいられる。

『18年余のパリ生活の中で出会った事、見た事、そしてその底に流れる本質的な意味でフランス人と日本人の違いはとはなんだろう。
これを日本人にとって最もピンとくる形で書いてみたい』




第2章「男と女の構図」の冒頭に置かれた「BBのその後」を例にとってみよう。
(「BB」というのはブリジット・バルドーというフランスの大女優の事。)
BBが50才を過ぎて初めてテレビ出演した時には、フランス中が大騒ぎした。
彼らは美醜・年齢と関係なく、BBを受け入れセックスシンボルとして憧れている。
BBやMM(マリリン・モンロー)はセックスシンボルだが、吉永小百合はそうではない。
ここから日仏の女性観の違いを切り出していく。

「日本は女性に対する文化的拘束が強く、枠にはまった女性像が確固としてある」
「彼等は女性を、熱い血が騒ぐこともある、性の異なる生き物としてとらえている」
ふむふむ、これは大議論になる。
「ほんでー」と次を読みたくなる。

文章は歯切れが良く、視点はシャープだ。
頭のいい人だなと思う。




本が出版されて19年経つ。その間に日本も変わった。
「32才でオバサン」や、結婚して子供を持てば「専業主婦」というような概念は崩れてきている。
このエッセイは『長年月かかって仕込んだタネを、じっくり寝かせ熟成させたエッセンス』であるが、
20年経ったので、次の仕込みと熟成ができて上がっているのではないか。第2作を期待したい。




閑話休題。
フランス人の女性観は本当に進歩的なのか?
『つれている女を見れば男の価値がわかる』
これは女は男の従属物という潜在意識なのではないか。
大昔に「進化」しただけに、中世的な保守性も多く残しているのではないか、と天邪鬼が首をもたげる。






阪堺電気軌道 大和川橋梁

2015年07月22日 10:02

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5年前の写真で、気に入って壁紙に使っていた事もある。
TAMRONの広角ズームSP AF 10-24mm F/3.5-4.5 Di IIをα550に付けて撮った。

レンズコレクションも増えたので、同じ場所から撮り比べるべく出かけた。

DSC02755_3s.jpg

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[α99+SAL1635Z Vario-Sonnar T*16-35mm F2.8 SSM]Capture Oneで調整

晴れを確かめて出かけたのだが、雲一つ無いとかえって苦しい。
河も濁っていて、空の色をうまく写し込んでくれない。

各レンズの四隅の流れもチェックしたいと思っていたが、早々に撤収を決めた。


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明治44年製の複線橋梁は、単行のチンチン電車が走るにはもったいない、手の込んだ造りである。
接合は溶接ではなくて総てリベットが使われている。


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[GX7+LUMIX G FISHEYE 8mm/F3.5]



帰ってきて、風呂に入ると腕に湯がしみる。
炎天下、往復13キロの道をチャリンコを漕いだので、腕が赤く焼けていた。
この感覚は何時以来だろう。
そういえば壬生川へ行った初日は、いつもこの痛さに風呂で大騒ぎをした。





長居植物園の蓮 その2

2015年07月20日 09:51



P1020406s.jpg
[GX7+LUMIX G FISHEYE 8mm/F3.5]
単焦点レンズでは足で構図を稼がないといけないが、池の中へ入って行く事はできない。望遠ズームが要る。

翌日、SIGMA APO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM を伴って再び長居植物園に向かった。
カメラ+レンズ2.5kgをずっと腕で支えるのは辛いので、初めて一脚を使った。
垂直方向の荷重がゼロになるので楽だ。雲台を付けたので縦位置での撮影にも対応できる。


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赤い花で開いているのを探したが無い。
赤いのは若い花で、早朝6時頃に満開になって10時頃には閉じてしまう。
花の寿命は4日位で、段々と色が抜けて白くなり、花も閉じなくなる。
という事らしい。
赤い花が開いているのを撮ろうと思ったら、7時30分の早朝開園でも難しいのかもしれない。

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開花後は、花びらが散ってシャワーへッドのような芯だけが残る。


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睡蓮は池の反対側にあった。
蓮は茎の上に花が咲くが、睡蓮は花が直に水に浮いている。
花も蓮に比べると小さい。

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[α99+SIGMA APO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM ]




長居植物園の蓮

2015年07月17日 09:58



P1020423s.jpg
[GX7+LUMIX G FISHEYE 8mm/F3.5]

7/14
暑い。9時30分の開園時には既に30℃を超えていた。
10分ほどチャリンコをこいだだけで、もう汗だく。
先週は7時30分という、蓮の花の開花に合わせた早朝開園があったのだが。
免許証を見せてゲートはフリーパス。

久しぶりにSTFを持ち出した。
非ズーム、非AFと普段と違うスタイルに慣れるまでしばらくかかった。

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蓮根を輪切りにしたような蓮の花芯。
この穴が地下茎まで続いているのか。
妙な納得感がある。


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[α99+135mm F2.8 [T4.5] STF]

この沢山の蓮の葉のどこかに、「あいつ」は座っているのだろうか。



天王寺公園が「近鉄天王寺公園」になる

2015年07月15日 09:48



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友人と、元のステーションビル、現MIOプラザ館4階のスタバに行く機会があった。
窓際の席からは天王寺公園を真正面に見渡せる。

植物園までの広い範囲で改修工事が行われていた。

大阪市が20年契約で公園を近鉄に賃貸し、近鉄はドッグランやレストランを造って集客力のある施設に変えるらしい。
名前も「近鉄天王寺公園」に決定している。
まだ問題のあるような状態になっていない公園を工事してるのはこの改装の為だった。

橋下市長の意図は公園の維持管理費を浮かせる事にあるが、近鉄だって苦しい台所事情がある。
伊達や酔狂で、工事してまで公園の維持管理を引き受ける筈が無い。
催しがある期間はこれまでより高い入場料を取るなどして、収益があがるような運営をするはずだ。

結局、市民の財産を20年という限定付きで占有させ、自由に入れない施設にしてまう。
本末転倒、何のための「公園」なのか。











蛍光灯で電子シャッターにノイズ?

2015年07月13日 09:32



DSC03996s.jpg
前記事の蛍光灯の下で、電子シャッターを使ったら水平に4本の黄緑色のラインが出た。
[α7S+SEL24240]

SS=1/250で数値的には60Hzの整数倍と関係が無いように見えるが、

DSC04049s_20150711174224d69.jpg
その奥の部屋に居るところを撮った場合にはノイズが出ていないので、照明が関係しているものと思われる。
こちらの部屋の蛍光灯にはグローランプがなく、インバータで周波数を変換している「チラツキ」がないタイプだった。
またメカニカルシャッターでは、どちらの蛍光灯下でもノイズは出なかった。



電子シャッターを使うと、シャッター音を消して、撮られる事を意識していない画像が得られたりして便利なのだが、条件が合うと予期せぬ障害が起きてしまう。


P1010384s.jpg
同様に電子シャッターを備えたGX7でも、電車の車体が斜めに歪んだ画像になった事がある。
下から上へ走査するスピードが遅すぎたように見えるが、SS=1/800と充分に早いシャッタースピードだった筈。
いや、もし通過列車だったら1/800では遅すぎてメカニカルシャッターなら被写体ブレが起きるレベルだったのか?



またもや蛍光灯の安定器が

2015年07月10日 10:07

30WX5の蛍光灯天井灯の安定器を
2011年に2灯
2014年に1灯
取り替えた。

安定器のチョークコイルが、捲き線の絶縁材の経年劣化でショートしてしまったのが原因だった。
一定の使用時間を超えるとバタバタと逝く品質管理はたいしたものだと、変なところで感心していた。

今度また1灯お亡くなりになったので、余分に買ってあった在庫と取り替えた。
で、念のために取り付けた安定器の写真をとっておいたところ、
DSC02596s_20150706164556020.jpg
なんと「22W」タイプとなっている。

心配になって2011年と2014年のブログの記事を読み返してみたが、どちらも「30W」タイプを付けている。

35年前の安定器が残っている最後の1灯分と、22Wが付いてしまった分の合わせて2台を注文した。
通販で取扱っているのも1社しか残っていなかった。

それにしても、どうして22Wのが紛れ込んでしまったのだろう。
こんな事なら最初に5台分まとめて発注しておくのだった。