大人の休日倶楽部パスで大旅行 第3日その3 山形鉄道

2009年11月28日 17:14

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米沢駅から各停に15分程乗って赤湯駅到着。2分しかないが山形鉄道とは連絡していて、なんなく乗り継ぎできた。
旧国鉄長井線なので改札を出ずに跨線橋を渡ると、「SWING GIRLS」のロゴが入った1両のディゼルカーが待っている。

そうか映画「SWING GIRLS」に出てきた鉄道は山形鉄道だったのか。
女子高生達が補習授業サボリたさに応援部のプラスバンドに入り、ジャズに目覚めていくという青春映画だった。ノリの良い映画だったが、1~2週間で金管楽器が吹けるようになるという設定には疑問を抱いた。トランペットやトロンボーンのようなマウスピースのある楽器では、音程を唇の閉め方で取らねばならない。その為には長時間吹いて、唇を硬くしないといけない。映画の設定には無理がある。
映画では2両繋いでいたが連結した列車にはお目に掛からなかった。朝夕の多客時間帯にしか見られないのだろう。




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赤湯を出て20分ほどで今泉駅到着。山形鉄道はこの駅でJR米坂線と接している。
駅舎は共有しており前後の区間は同じ線路を走る。
宮脇ファンにこの駅は見過ごせない。旅の途中、終戦の詔勅をこの駅で聴いたという。
戦いには敗れた。けれど列車は何の混乱もなく時刻表通り走っていた。

「放送が終わっても、人びとは黙ったまま棒のように立っていた。ラジオの前を離れて良いかどうか迷っているようでもあった。目まいがするような真夏の蝉しぐれの正午であった。

時は止まっていたが汽車は走っていた。」(時刻表昭和史)


駅から長いコードを引っ張ってきて、ラジオで玉音盤を聴いた駅前広場はどんな所なのだろうと、動き出した列車の車窓に目を凝らした。車が1~2台入れば一杯になるような小さな空間が、10軒ほどしかない集落との間に開いているだけだった。



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今泉の一つ赤湯側にある西大塚駅。漆喰壁に板張り、窓脇も木製のが残っている。長井線開通の大正時代の駅舎だろう。
NHKの「にっぽん鉄道駅舎の旅」に登場してくるかと思っていたが、この線では長井駅が選ばれた。NHKらしく、一県あたりの紹介駅数を一定にしているから、古い駅が多い地方では漏れが多い。




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山形鉄道の車窓は畑ばかりで平凡だ。最上川を渡るこの鉄橋が唯一のアクセントになっている。

何となく形がユニークなので帰宅後調べてみた。
明治時代に東海道線の木曽川に架けられていた橋が、その後大正時代に国鉄長井線に転用された。"ダブルワーレントラス橋"と呼ばれるタイプのこの橋で、現役の鉄道橋として使われているのは、ここと左沢線にある最上川橋梁の2つしかない。



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発車後1時間で終点荒砥に到着。他の駅は国鉄時代の駅舎を転用しているが、ここだけは三角屋根の瀟洒な建物に建て替えられていた。車両基地が設けられている。
駅舎内にも直江兼続関係の展示コーナーが設けられていた。最上との長谷堂城合戦に因んだもので中々充実しているが、時間がないので瞥見して折返しの列車に乗り込んだ。




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