山陽・四国の旅 第3日その2 中村-宿毛-宇和島

2010年03月19日 17:01

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中村で土佐くろしお鉄道に乗り換え。太平洋へ注ぐ四万十川を渡って市街地を抜けると、畑の真ん中をどこまでも真っ直ぐに高架の線路が続く。北海道の鉄道に乗っているような気分になる。


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長いトンネルをこえて終点宿毛に到着。


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3セクローカル線の駅とは思えない立派な橋上駅だ。一階は地元の物産直売場になっていて、大きなハマチが一匹まるごと売っていたりする。駅弁は食べたが長時間の乗車で小腹がすいた。駅前のセルフうどん店に入る。漁師町らしくエビ天が驚くほど大きかった。


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中村まで折返し、中村からはJRの特急で窪川まで戻る。土佐白浜-土佐佐賀間は海岸線を走るが、短いトンネルが多く、アングルを狙っていたのでは忽ちトンネルに入ってしまう。


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土佐佐賀の湾に小さな島が浮いている。たぶん鹿島という名前だろう。岸に近い島は各地で鹿島と呼ばれている。どんな由来があるのか、興味はあるがよくわからない。茨城県の鹿島神宮の末社が祀られているのだろうか。茨城の鹿島神宮の祭神は、アマテラスやスサノオの兄弟で大国主命に国譲りをさせたタケミカヅチであり、大漁、海上安全の神としても信仰を集めている。


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窪川で下車。次の予土線の列車まで1時間以上有る。窪川の町を散策していて、水切り瓦のある建物に出会った。雨の多い高知では、漆喰壁に雨水が垂れて痛まないように、壁に何段もこのような庇を設けている。


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三十七番札所岩手寺。四国八十八カ所の巡礼で、なかなか繁盛している。駅に置いてあったパンフレットによると、今の時期は町をあげて「ひなまつり」をしており、この寺にも飾り付けてあった。お寺とお雛様、少々違和感があるが。


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寺の隣が役場で、その隣に旧都築邸というのがあって、ここでも雛人形を飾っている。


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この屋敷は百年前に都築半平という人が、今でいうゲストハウスとして建てたもので、中々凝った造りになっている。その後旅館になっていたが、それも廃業し四万十町が引き取って復元し、昨年から公開している。入場無料で町役場のスタッフが案内してくれた。敷地の裏を土佐くろしお鉄道の列車が通過して行った。


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四国は国鉄時代に殆ど全線乗っているが、この予土線だけは例外である。昭和28年に北宇和島から江川崎ので開通していたが、全通したのは昭和49年と遅かった。レールバス一両の単行で、乗客は4~5人しかいない。ループ線のコースも3度になるが、今度はループ線のトンネルに入らずに、左側の真っ直ぐに突き抜けるトンネルに入った。



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予土線は四万十川に沿って敷かれている。列車は山の中へ入って行くのだが、不思議なことに四万十川の流れは、列車の進行方向と同じ、つまり下流へ流れている。これは南へ下ってきた四万十川が窪川でUターンし、西北西に流れを変えているからだ。川の水は高きより低きに向かう。流域は山中でありながら海岸に近い所より低い。オカシなのは、川ではなくて四国山地の方なのだが。予土線はその四万十川の左岸を走り続ける。


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昔の路線なら四万十川の蛇行に否応なしに沿って敷設されただろうが、窪川から江川崎までは「新線」である。Ω型に蛇行するような場所は、鉄橋とトンネルで直進する。


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四万十川の「名物」沈下橋の向こうにバスがやって来た。

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全く躊躇することなく、車幅とほぼ同じ幅の橋を渡り始めた。

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スピードを落とす様子もない。

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あっさりと渡り終える。ここらの運転手には日時用茶飯事なのだろうが、見ている方がハラハラする。


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予土線には大正と昭和という駅があるが、珍駅名の白眉はこの「半家」だろう。これをハゲとはちょっと読めない。


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江川崎を過ぎると川の流れが列車の進行方向と逆になった。四万十川の支流の広見川に沿って上っていく。四万十川はここで再び反転し、南南東の方向に流れて中村(現在は四万十市)で太平洋に注いでいる。


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沈下橋でも、流されることはある?


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終点宇和島到着。予土線と予讃線は一つ手前の北宇和島で接続しているから、2線しかないがここも立派な端頭式の終着駅である。

街へ出て、名物「さつま汁」を食べたが、あまり美味いモノではなかった。「途中下車の味」では、「白身の魚を焼いてスリ身にして味噌ダレにつけて、それをご飯にかけて食べる」とあるが。また「焼甘鯛のスリ身、白ミソ、タイの骨のダシ、糸コンニャク。これらを混ぜ合わせたものを麦1割混入のご飯にかける」ともある。しかし、魚のすり身らしい食感は無く、かすかに味噌の味がする、少しだけ粘りのある白い汁が椀に入っているだけだった。



ホテルクレメント宇和島に投宿   素泊まり5400円

駅舎の一部がホテルになっている。出発の前日まで別のホテルを予約していたが、出発直前に一室空いたので、すかさず予約を入れた。暗くなってから見知らぬ土地に付く時は、より駅に近い方が安心感がある。



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