「ローカル私鉄の旅」第2旅  阪堺電気軌道 その3

2010年05月24日 16:57

DSC01860.jpg
住吉鳥居前から飛び乗った電車は、あびこ道行きだった。大阪市内最後の駅で車庫がある。


DSC01923.jpg
緑とカーキ色の、南海電車時代の標準色に塗り分けられた車両もある。


DSC01870.jpg
緩い傾斜で堤防を登り大和川橋梁を渡る。渡り切った所の大和川駅で途中下車。チンチン電車用なのに、この長い鉄橋が複線になっている。まあ全線複線なので、ここだけ単線には出来なかったのだろうが、普通は富山の万葉線のような簡単な単線ガーター橋で済ませるだろう。



DSC01869.jpg
立派な鉄橋を、チンチン電車が一台トコトコ渡っていく。
タムロン 10-24mm 10mm F5.0 1/800 +0.7EV ISO200



DSC01916.jpg
堺市内では道路を走るが、車とは区分されていて、実質的に専用軌道になっている。


DSC01884.jpg
低い跨線橋で南海本線の上を跨いだと思ったら、直ぐに降りて、終点浜寺駅前に到着。1面1線しか無く、通過駅のような終着駅だ。



DSC01885.jpg
道路を渡ると広大な浜寺公園が拡がっている。「駅前」の駅は、南海本線の浜寺公園駅だが、公園にはこちらの方が近い。



DSC01896.jpg
東京駅を設計した辰野金吾の設計になる木造平屋建ての洋風駅舎は、国の登録有形文化財になっている。明治30年の創業時の建物で、私鉄最古の駅である。


DSC01892.jpg

DSC01893.jpg

DSC01897.jpg
駅舎の左端には、臨時用の改札口が設けられている。夏休み、海水浴客が大勢押しかけた頃に設けられたのだろう。


DSC01898.jpg
一区間だけ切符を買って、なんば行き普通に乗る。


DSC01903.jpg
浜寺公園駅と比べると小振りだが、次の諏訪ノ森駅も、国の登録有形文化財になっている。


DSC01902.jpg
明治40年に、こんなモダンな駅があったのか。
2018年に高架化が予定されている。浜寺公園駅は移築されることが決定されたが、ここは解体される可能性もあるという。


DSC01925.jpg
諏訪ノ森駅から歩いて、船尾駅で阪堺軌道に戻る。恵美須町行きに乗るので住吉で乗り換える。レトロな車両がやってきた。この型は昭和初期に製造された、日本において定期運用される電車として現役最古参だ。冷房が無いので夏季は車庫で眠っている。


DSC01914.jpg
こんな飾りがある。


DSC01911.jpg
冷房がないので、もうすぐ朝以外は車庫で休憩するようになる。



DSC01928.jpg
平野線が廃線となり、飛田駅の代替として設けられた今船駅を過ぎると、築堤を登っていく。今池駅の直前で南海天王寺支線と立体交差するためであった。JR天王寺駅と南海本線天下茶屋駅を結んでいたが平成5年に廃線になった。写真左に緑地帯が延びているのが廃線跡で、斜めに堺筋を横断し、このガード下をくぐった所に今池駅があった。地下では地下鉄堺筋線が、ここで西へカープして天王寺支線跡を天下茶屋へ向かっている。



DSC01930.jpg
南霞町駅でJRのガード下をくぐる。霞町という優雅な地名に相応しくないドヤ街で、平成2年の第2次釜ヶ崎暴動で駅舎が焼き討ちされた。仮設駅となっているサイトも多いが駅の位置は変わっていない。なお霞町は、通天閣の南からフェスティバルゲート一帯の地名だったが、住居表示変更というムダ行政の犠牲になって消えてしまった。



DSC01932.jpg

DSC01936.jpg
なんやかんや言いながら、終点恵美須町到着。


DSC01935.jpg
久しぶりに「更級」で蕎麦でも食っていこうと思っていたが、あちこち寄りすぎて晩飯の時間になってしまった。
最後に一つだけ実験を。


DSC01944.jpg
偏光フィルター無し Vario-Sonnar DT 16-80mm F7.1 1/500 +0.7EV

DSC01943.jpg
偏光フィルター有り Vario-Sonnar DT 16-80mm F7.1 1/125 +0.7EV

シャッタースピードで2段分か。


ローカル私鉄完乗率 40.96%

残り69路線



関連記事


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://fugaku2.blog74.fc2.com/tb.php/1185-39cabe50
    この記事へのトラックバック