水滴写真へ別アプローチで その3 宙玉レンズの製作と考察

2010年06月15日 16:16

コーナンでアクリル板を買い、ついでに接着剤(二塩化メタン)も買う。
ジグゾーで10.5センチに円板を切り抜いて、中心に昨日と同じ要領で孔を空ける。
カップヌードルの容器は底を切り抜くだけで、そのまま使用。切り詰める必要は無い。


今日は孔あけを10mmでストップした。
試作ではF2.8/100mmMacroに20mmの球では大きすぎたので、10mmの球用に作ってみる。

P1060067s-2.jpg
馬鹿でかい図体に、臍みたいなちっちゃな球が付く。
接着剤は使わないで填め込んであるだけ。
アクリル板はカップの縁に、取りあえずセロテープで固定。


DSC02144s.jpg
球の大きさは丁度良い。
しかし、F16まで絞っても周囲の景色が入らない。

クローズアップレンズが入っている為に、焦点の合う範囲が非常に狭くなっているのだろう。


P1060071s.jpg
孔を更に拡張して20mmの球を使ったものを仕上げる。
ドリル径は19mmのモノしか手持ちがない。板が厚いので今度は嵌め込みという訳にはいかず、接着剤を使って固定する。レンズはDT18-55mmSAMを使う。


P1060083s.jpg
二塩化メタンは正確には接着剤というより有機溶剤で、界面のアクリル樹脂を溶かす事によって接着する。
サラサラの液体なので、毛管現象で隙間に入っていき、瞬間接着剤を使うより綺麗に接着できる。



DSC02147s-4.jpg
標準レンズの望遠端55mm。クローズアップレンズ無しで焦点が合う。
F10に絞ってボケた背景を入れる。



球の像を大きくするには
1.30mmの球を使う
2.1:1のマクロレンズで10mmの球を使う。
  F2.8/100mmMACROの最短撮影距離0.35mmに合うように筒を長くするか、
  焦点距離の短い50mmや70mmのマクロレンズを使う
3.20mmの球なら最大撮影倍率が0.5程度のレンズが良いが、シグマのカタログを見る限り殆ど無い。



一眼レフで撮るには、市販している「宙玉レンズ」の20mm球はやや小さすぎるのではないだろうか。

APS-Cの撮像素子のサイズは16.7mmx23.4mmだ。倍率が1のマクロレンズに20mmでは縦に方向がはみ出す。
マクロ以外では倍率0.3程度のレンズが多いが、これだと16.7mmに対して1/3.3倍の6mmになって少々小さい。
17.3mmx13mmのフォーサーズなら丁度良さそうだが。
クローズアップレンズはレンズの焦点距離を短くしてくれる。近寄れた分像が拡大する効果があるが、最大撮影倍率を超えることはない。焦点深度が浅くなり、背景がボケ過ぎてしまうというデメリットがある。
円の中に景色や物を写すだけなら魚眼レンズの方が綺麗に撮れる。実景の中に、球状の逆様の像がクリアーの写るのがミソだと思う。



P1060077s.jpg
P1060074s.jpg
ちなみに、LX3なら20mmのボールをオートフォーカスでこれくらいに撮れる。
マクロモード、ワイド端で、レンズ面とボールの先端との距離は15mm程度。


(この項続く)
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