水琴窟

2010年07月19日 16:34

水琴窟は、地中に埋めた甕の中へ水滴を落とし、その音を楽しむ装置。
地中に甕を埋めるというのは中国風の発想のように思われるが、実は江戸から明治にかけて日本の庭師が造った。


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オーディオ的に言えば、通常なら急速に減衰する雨垂れ音の高調波成分を、甕の中で反射させて拡散を防ぎ、豊かな響きを附加する装置。
時折、テレビやFM放送で取り上げられる。最近ではNHKの「美の壺」-水のある庭で紹介されていた。

CDも少ないながら出ている。聴いてみようと思ってHMVのサイトで「カートに移動」しかけたが、ひょっとしてと、図書館の蔵書検索をしてみたら、何と4枚もあった。
「水琴窟が奏でる四季の安らぎ」というシリーズで、春夏秋冬編に分かれている。
中央図書館蔵かなと思ったら、地域図書館で2セット揃えられていた。大阪市立図書館恐るべし。


所詮雨垂れの音だから、水琴窟の音以外に音楽の演奏や他の自然の音を入れて、BGMにしているのではないかと想像していた。ところが聴いてみると、確かに虫の音、鳥の声、風音や雷鳴の自然の音が入っているが、ほんの少しだけで、ほぼ全編水の落ちる音だけで構成されている。


1枚には一箇所の水琴窟しか入っていないが、水が流れ込む量によって音が変化している。
反対に、一回の落下音そのものは、水琴窟が違っても思ったほど違いがない。
流石に、水が水面に当たる音からは変化していて、水が入っていないか、ごく僅か入った分厚い金属の甕に、水滴が落下する金属的な音がする。「琴」と言われれば、そんな風に聞こえない事もない。


マイクと水面の位置関係によっては、直接音と反射音の割合が変わって、音が変化するのでないかと思う。オーディオ的には面白いが、このシリーズでは「真面目」に水琴窟としての音を捉えているようだ。
どの程度の音量で聴けばよいのか。違いを聞きわけようと思えば大きくするにこした事はないが、現物を聴いたことが無いので、見当がつかない。


あれこれ試しながら、結局4枚の全編を聴いてしまった。



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