内窓を付けて二重窓に その1

2011年01月19日 15:15

「終の棲家」をリフォームする気は全くなかった。
始めてしまうと、果てしなき改築という、いつか来た道・泥沼に嵌ってしまう恐れがある。

ヘーベルに住んで二重サッシの防音効果が、以前の木造住宅に比べて効果が大きいことに気がついていた。公道側と私道側は二重サッシにしてあるが、家の裏側はペアガラスの一重サッシになっている。ペアガラスは2枚のガラスの間の隙間が小さくて、外側ガラスの振動が減衰する事無く内側のガラスに伝わってしまう。3ミリ2枚のペアガラスの防音性能は6ミリ単板に殆どの帯域で負けている。更に共振効果によって、3ミリ一枚の時より更に悪くなる周波数帯域が出来てしまう。

ペアガラスは元々断熱性を向上させるために考えられた物で、「ペアガラスにすれば防音効果も上がります」等という建築士は信用しない方が良い。

P1060450s.jpg
私の部屋は南面は二重サッシだが、西面は縦長の押し出し窓になっている。物音はこの窓から入ってくる。風鈴を南面のサッシの直ぐ外に付けても、全く音がしない。西側へ移動させると、窓の外で壮大に鳴っているのが聞こえてくる。

内窓をつけて二重窓にしてしまう手がある。しかし、この手は40年も前に試して、全く効果がなかった苦い経験がある。
窓の内側にアルミのコ字材を利用して枠を作り、10ミリのガラスを取り付けたにも拘わらず殆ど効果が無かった。枠がちゃちだったのか、パッキンゴムが硬かったのか、和室建具用の小さなラッチハンドルでガラスを充分枠に押しつけられなかったのか。原因不明だった。ガッカリして、以来後付の二重窓は信用しないことにした。


最近、住宅の新築市場が小さくなって所為かトステム、YKK、三協立山と総てのサッシメーカーが内窓を作り出した。以前は規格品を切り詰める特注しかなく、通常は4割程度の値引きがあるのが定価販売になる事もあって、目玉の飛び出る程高くついた。今はオーダーされる大きさによって細かく値段設定がされているようだ。
トステムのショールーム現物を見たが、通常のサッシより華奢に出来ていて少々ガッカリした。しかし二重窓の効果は体験している。40年前の実験に再チャレンジして見るのも悪くない。リフォームではなく実験であると自分に言い聞かせた。



しかし、この窓に内窓をつけるには大きな問題が有る。



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