百貨店には買う物が無い

2011年02月22日 17:51

今月の従業員用の割引券に「紳士用品冬物クリアランス」とあったので、久しぶりに休店日の百貨店を訪れた。
目の色が変わっている女性客の間をスリ抜けて紳士服の売り場を目指す。

ところが並んでいる商品は、いつもと変わらない。
冬物とは名ばかりの薄手のセーターに3万、4万の値札が付いている。
高くても「もち」はユニクロで買った物と変わらない。一度洗えば毛玉が浮いてくる消耗品だ。
デザインも派手な若者向きのものが殆ど。セールでこれでは平均的な収入の若者男性が気軽に入ってくるとは思えない。女性客の来ない売り場は閑古鳥が鳴いている。

服を諦めて帽子を見に行った。
ちょっといいなと思ったら、4万数千円の値札がついていた。ビックリしてよく見ると「舶来」だった。しからばと「国産」を見ると、値段は手頃だがスーパーでも売っているような実用品グレードのものばかり。

かっての百貨店での買い物というと、商店街にはあまり置いていないが、入るのを躊躇うような高級専門店ほどではない。中級かそれより少し上の商品を選んでいたように思う。

利益は大きいが数が出ない商品と、値段で競争するしかない実用品ばかりおいていたのでは、それぞれ専門にやっている業者に負けて当然だ。

マスコミが「一億総中流」といわれた中産階級が上下にスプリットしてきているイメージを作り出している。それに合わせて品揃えしているのだろうか。しかし戦争も動乱もないのに所得層の分離が大きく進む筈がない。
高級品で着飾って外へ出ようとは思わないが、部屋着よりはましなものを身につけたい。ちょっと良い物が選べる、それが百貨店だったのではないか。


モノは豊富に置いてあるけれど、欲しいモノがない。都会にも買い物難民は大勢いる。



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