北の国から ’02 遺言

2012年07月08日 06:47

昨年7月からBSフジで再々放送されていた「北の国から」のシリーズ、連続ドラマ24話と'83冬に始まるスペシャルが、昨日でとうとう終わった。

このドラマの感動的シーンをピックアップした時に書いたように、このシリーズを見るのはこれが初めてだった。
亡くなった小中学校時代の友人がドラマで使われた家に案内してくれた時に、「北の国からという暗いドラマがあって」と言っていたのがこれか、という思いで見ていた。

30年前に半年だけ放送された連続ドラマが、その後20年間同一キャストでスペシャル版が作り続けられたという希有なシリーズだ。それを1年間で凝縮して見た。一家に不幸がふりかかり続けるというストーリーは、ありふれた「おしん」の類型で、いくらでも書き続けられる。倉本聰が脚本家として何故あんなに持ち上げられるのか判らない。
このシリーズで特筆されるべきは、北海道の景色を撮り続けた映像ではないだろうか。最後の3本のスペシャルだけがハイビジョンで、それ以外は4:3のアナログ画質であるにも拘わらず、キタキツネやリスを追い続けるカメラワークや雪の丘に木が一本だけ立っている景色に見とれてしまう。民放なのに、まるで映画を撮るような感覚で一本一本丁寧に作られている。このために、数年おきにスペシャルを積み重ねるという方法がとられたのだろう。連続ドラマでやってたらNHKの大河ドラマ級の予算になってしまう。
富良野を現在の観光の町にしたのは、ラベンダー畑や観光牧場ではなくてこのドラマだったというのも首背できる。

倉本氏によれば、'04年にはエコを'11には原発事故をテーマとしてシリーズが続けられる可能性があったという。今回も「遺言」とあるのに黒板五郎はビンビンしている。彼は同じ手法で続ける積もりだった。
一貫したテーマが無いようでいて、終わってみると「家族の関係」が浮かび上がってくる。役者達の実年齢に合わせて20年間も作られ続けたという結果なのだろう。リアルタイムで見ていたら、自分と子供達との「付き合い方」にも応用出来ていたかもと思うが、10年前、20年前にはそんな事を考えてもみなかっただろう。




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