パゾパニブと放射線は併用不可?

2013年09月18日 11:31

骨転移の疼痛緩和や脳転移した場合のガンマナイフ治療で、放射線照射を受けるケースが考えられる。
パゾパニブは血管新生阻害剤なので、腫瘍へ栄養を断つと共に酸素も断つ。
低酸素状態になった細胞には、放射線が効きにくく、通常の2.5~3倍の量の照射が必要とされている。

(慈恵医大放射線治療部、兼平教授の「放射線治療の原理2013.5.14」というpdfファイルの27枚目を参照
http://www.jikeirad.jp/igakusei/3nensei/3nensei_13/3nen_kanehira.pdf)
肉腫は癌より放射線が効きにくいとされているから、余計厳しい。


更に血小板が減少する副作用がある為、放射線感受性の高い内臓が放射で出血を起こして止まらないというリスクも考えられる。

これを避ける為にはパゾパニブ一時休薬して、低酸素状態から再酸素化する必要があると考えられる。
しかし、どれくらの期間休薬すればよいのかというガイドラインは同様の作用機序をもつ抗がん剤(アバンチン等)にもまだ無い。更に、腫瘍の増大というリスクを負わねばならない。
(放射線と相性が良い分子標的治療薬は?の3ページ目後半参照)



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