パスポートセンター阿倍野分室廃止~橋下の大阪市民イジメ

2014年06月14日 10:44

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平成20年から、近鉄あべの百貨店内にあった大阪府パスポートセンター阿倍野分室はこの「あべのand(あべのアンド)」ビルの4階に移った。谷町の本庁まで行かなくて済むので好評だった。

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振り向くとあべのハルカスがある。近鉄あべの橋駅を出て、フープの下を潜ってくるとこのビルがある。

ここが今年9月30日で廃止になる。

権限委譲で府下の各市町村でもパスポートが発給できるようになったというのがその理由だ。
一見リーゾナブルな話のように見える。
しかし大阪府の人口は880万、その内大阪市は266万と30%を占める。人口2位の堺市で88万。一箇所辺りの発給量はダントツだ。これがまた本庁一箇所でしか発給出来なくなると、その混雑は想像に難くない。
パスポート取得に休暇なぞ取っていられないから、府下の人も市内で取得する。 大阪市の昼間人口比は354万で、夜間との比率は132と東京23区を凌いで日本一高い。府民にも不便になる人が多くいる。


パスポートの更新は、現物と写真一枚持っていけば済むので先日行ってきた。朝一に行ったら並ばすに済んだが、帰りにはどんどん人が押し寄せてきた。ちょっと時間をずらしていたら大混雑に巻き込まれるところだった。

こんなにニーズがあるのに何故閉鎖なのか。
経費削減なのか。なら、何故閑古鳥の鳴いている「りんくうタウン分室」は残すのか。

彼が知事時代に潰した大阪府立国際児童文学館は、実は大人も楽しめる図書館だった。
大阪府立国際児童文学館  山男ダンさん
「砂漠の魔王」のオリジナルを手に取る


橋下の言う事は面白い。
慰安婦発言では、誰も言う勇気の無かった正論を吐いた。

しかし、こと行政手腕については場当たり的で矛盾だらけ。素人丸出しだ。

偶々と逃げているが、彼が制度化し任命した民間校長や区長から何人「不心得者」を出せば、任命者責任を取るのか。

目玉の大阪都構想は大阪市民には全くメリットが無い。
分割して現在の区役所を無くされたら、何事にも市役所に手続きに行かねばならない退職者、高齢者は不便極まりない。
かといって区役所を分室として残したら、合区で出来た役所の人員が別途必要になり、結局人員増になる。
その上、大阪都と国との調整の為に1000人規模の役人の増員が必要になると言っている。
そもそも経営合理化の為に組織を会社を分割する経営者は居ない。分割すれば分離・リストラが鉄則である。

市の分割の狙いは、組合や役人の力を弱める事にあるのだろう。
しかし、これは中曽根が国鉄分割民営化で見事に失敗した手法である。
民営化だけで分割は必要なかった。指定席の予約等、分割していなかったらもっと簡単便利になった事が沢山ある。
彼が部下である役人をイジメるのは構わないが、最終的に迷惑を被るのは市民だ。


市の改革に分割は必要ない。必要なのは個々の悪弊を一つずつ潰していく地道な努力である。

例えば、1日一度しか使われない瓜破斎場の焼却炉の問題なぞ、慣行なのだから議会の承認はいらない。本来指示書一枚で済む話である。


些事が出来ずに大事が成る訳が無い。

彼の能力を最も発揮出来るのはメディアだ。もう一度テレビにカムバックすれば良い。「たかじん」以上の視聴率を取れるだろう。私も楽しんで見よう。




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