初期型PS3の修理

2014年11月25日 09:15

「あいつ」はゲーマーだったから、当然PS3も発売されたばかりの初期型を持っていた。
ある日突然ディスクが読めなくなり、後期の薄型を買っていた。
それでも現役の他のゲーム機と並ぺて、置いてあった。それだけ愛着があったのだろう。

初期型のCECHA(60GBモデル)やCECHB(20GBモデル)には、その後のモデルからは削除された
PS2ソフト互換性とSACD再生機能がある。
「あいつ」の残した膨大なゲームソフトの中には「桃太郎電鉄」のような、誰でも遊べるのもある。
しかしPS2用なので、私がブルーレイ再生用に買ったモデルでは使えない。

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このシールを剥がすと、いかなる場合でも修理できませんとなっているが、
ソニーは初期型モデルの修理を、部品がないと言う事で既に打ち切っている。


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シールを剥がしてゴムキャップを取る。「VOID」の文字が浮かび上がって、張り直しても駄目なようになっている。


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穴の奥にトルクスねじ(T10)があって、専用のドライバーでないと外せないようになっている。


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上蓋カバーをスライドさせて取り除き、修理に取りかかる。


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右が問題のディスクユニット。
PS3のメニュー画面は出てくるので、メインの基板はやられていない。
ディスクユニットごと換えるとドライブを認識しないといわれている。
ディスクの基板とメインの基板の型番が合わないと、駄目な仕組みになっているようだ。


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ディスクユニットの裏から2カ所のケーブルを外すと、ユニットが取り出せる。


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ディスクユニットをオープンする。意外とシンプルなメカだ。
ユニットは全て径が1mmの時計ネジで組み立てられている。
それ程小型でもないのに何故3mmのネジを使わなかったのか。


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CD,DVD,BDの3種類のディスクを、1個のピックアップレンズで読み取らせている。
一番期待していたのだけれど、見たところレンズは汚れていない。

念のために無水エタノールで拭いて、ディスクを入れたがやはり全く認識しない。
これは分解中にも予期できた。駆体内に意外と埃が貯まっていない。
巷のブログで扱われているような、酷使された個体では無い。
(それでも、FWのバージョンが3.7である事からすると2011年まで動いていた)

レンズの汚れで無いとすると、レーザーユニットの寿命が考えられる。
レーザーユニットを交換するか、ディスクメカごと交換するか(ディスク基板は残す)だ。幸いどちらもアマゾンで手に入る。


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400AAAで検索すると、同じ型番のディスクメカがあった。値段はレーザーユニットよりむしろ安いぐらいだった。
「PS3 修理用レーザーレンズ・デッキセット KEM-400AAA 」として2257円で入手できた。
価格も、大分下がっているのではないだろうか。

MADE IN CHINAとある。本体はMADE IN JAPANとなっているが、3波のレンズを一つに纏めた心臓部が
MADE IN CHINAでは・・・。当初はこれもMADE IN JAPANだったのだろうか。

ソニーは部品が無いと言うが、パーツは豊富に供給されている。
話は逆で、メーカーはソニーが修理を打ち切ったので、生産を中止して在庫処分に廻っている。
これがはけてしまうと怪しげな品をオークションで入手するしかなくなる。


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左が購入品で、右が読み取らなくなったユニット。
ターンテーブル周りの基板が少し違っている。

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右上に型番が彫られている。

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こちらが購入品。400AAAという刻印は同じだが、シールには400AAAと記されていない。
400AAAの後の文字も2から3になっている。リヴィジョンナンバーなのだろうか。
修理用として作られたからだと思うが、ひょっとするとダメという可能性もある。


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ディスク基板と3ヵ所のケーブルを繋いで交換完了。


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ここでトラブル発生。
挿入したディスクが出てこない。再度分解して取り出す。
メカに異常は無い。
いろいろ試してみると、無理に突っ込むと出てこなくなる。
半分くらい押し込んだ所で、向こうから吸い込んでくれる場合はOKだった。

左が電源ユニットだが、アイドル状態でも天板が相当熱くなる。CPUの足が浮くほど内部の温度が高くなるPS3で、
これ以上劣化させない為、上蓋無しで放熱を優先した方が良いかもしれない。


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おそるおそる起動させると、「Play Station2規格ディスク」と表示されて2003年版PS2の桃鉄が立ち上がった。


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偶々HDにこのゲームのセーブデータが保存されていた。
2009年3月。PS2からPS3になっても、「あいつ」はロープレの合間にこんなゲームもやっていた。
まさか3年後にあんな目に遭うとは夢にも思わず、仕事が面白くなり始め、
それまでのゲームと小説創作の日々から卒業しつつあった。

私は、大人になってもまだゲームとはと苦々しい思いでいた。
しかし、彼が小学校へ上がる時にファミコンが発売され、祖父母からプレゼントされていた。
彼がゲームをやるのは、テレビっ子だったカミさんがテレビドラマが好きなのと一律である。
それを理解していれば、もう少しコミュケーションができていたろうに。





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