海遊館 その1 あいつの足跡

2015年01月30日 10:41

「あいつ」の残したフィルム写真の中に、水族館で撮ったと思われるシリーズがある。


kaiyukan1s.jpg
この写真をネットで画像検索したら、ほぼ同じものが多数出てきて、「アルバムの謎」の時のような手間を懸けずに海遊館と特定できた。

西宮の病院からの帰途、高速の出口を間違って南港で降りた事がある。
その時に、「ここらへんは自転車でよく来た」と言っていたから、ここへも自転車で来ていたのだろう。
大阪市の西端だから相当の距離だが。


海遊館へ出かけてみた。

館内は暗いのでα7S+Sonnar T* FE55mm F1.8 ZAをメインにしたが、55mmは大阪市立自然史博物館
で取り回しが悪かった経験があり、又「あいつ」のと同じ35mm(多分)の画角の写真も撮りたかったので、
α99+SAL2875と2台体制にした。

kaiyukan2s.jpg
水槽内を撮ったのは、焚いたフラッシュが映り込んでいる写真が多くて場所の特定が難しい。


kaiyukan3as.jpg
館内の様子を撮ったものなら、「27」のような位置番号を手かがりに探せるだろうと考えていた。
しかし行ってみると同じ番号札が無い。システムが10年の間に変わってしまっていた。
困り果てて女性のスタッフの人に声をかけたら、水槽の画像から場所を特定して案内して下さった。
「上田」さんありがとう。


DSC02508s.jpg
[α99+SAL2875 F3.5 1/60 ISO2000]
ISO100のフィルムではフラッシュ無くしては撮れないが、デジカメならフラッシュなしで簡単に撮れる。

kaiyukan4s.jpg

DSC02513s.jpg
[α99+SAL2875 F3.5 1/60 ISO6400 +1.3EV]
暗部はフラッシュに負けるが、これ以上露出補正すると、水槽が明るくなりすぎる。
消火器(ケースの色は白から赤に変わっている)と順路の位置関係からしてここだろう。
床が大きく入っているのは、少し屈んで撮ったのだろうか。


kaiyukan5s.jpg


DSC02526s.jpg
「25」番のあった所は、もう2階上だった。

DSC02518as.jpg
右側の柱をよく見ると、「25」の番号札の右にあった説明板を外した跡があった。


kaiyukan6as.jpg
この「アカクラゲ」の写真は、最初のペンギン同様よく撮れている。
水槽に対してカメラを斜めに構えたせいで、フラッシュの反射が限定的になっている。



DSC02534s.jpg
現在「アカクラゲ」が居た水槽には「アトランティックシーネットル」が入っている。

DSC02540s.jpg
「アトランティックシーネットル」のコーナーを隔てた隣は「ミズクラゲ」になっている。
と思ったが、違っていた。

kaiyukan7as.jpg
この写真が問題だ。
「アカクラゲ」とその隣を撮ったものかと思ったが、左は「アカクラゲ」ではなくて「ミズクラゲ」とある。
泳いでいるクラゲも一見して別の物と判る。
「アカクラゲ」と、「ミズクラゲ」及びその隣の同じ大きさの水槽は離れた位置にあった。
しかし、現在このような水槽がコーナーに並んでいる場所は他に無い。

水槽自体が改修されたのか。




残された写真を手掛かりに「あいつ」の足跡を辿り、「あいつ」が立ったのと同じ位置に立ち、
「あいつ」が見たのと同じ光景を見ていると思うと、胸の内にこみ上げてくるものがある。

辛くて辛くて涙が出てきそうになる。

「あいつ」が何を見聞きし、どう感じたか。それを少しでも知りたいと思って「あいつ」の行跡を、
ブログや創作小説、動画、写真で辿ってきた。
しかし時間の経過と共に、知って嬉しい気持ちより、決して言葉を交わす事のできない辛さの方が大きくなってきた。

まだまだ残っているが、もう終わりにしようか。それとも続けるのが親としての責務なのか。




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