私の歴史 その8 潮干狩り 

2015年03月06日 09:53

夏休みは常に母の実家で過ごした。

近くに高須と呼ばれる海水浴場があった。
天然記念物になったカブトガニが捕れて、小学校の夏休みの宿題に提出した事もあった。


夕方になって「オジさん」と潮干狩りに行った。
潮が引いていて、遠浅の浜を沖の方まで歩いて行った。
夢中になって貝を掘っていたが、気がつくと砂に海水が被るようになってきた。

オジさんは、入れ物と取って来ると言って戻って行った。
普段遊んでいた浜からは随分と離れている。
振り返って沖を見るとヒタヒタと波が押し寄せてくる。
辺りを見回したが誰も居ない。

急に怖くなって泣き出した。
その声に驚いたオジさんが急いで戻ってきた。
直ぐ帰ってくるからとなだめられたが、泣き止まない。

とうとう、オジさんはシャツを脱いだ。
シャツを風呂敷代わりにして、捕った貝を包んだ。


そのオジさんには後々まで、「この坊主に裸にされてしもうた」と言われた。
そのオジさんが誰だったか。
実家に居た2人の叔父ではない。
伯母が養女に入っていた電気店の誰かだったのだろうか。
判らない。
その電気店もとっくに人手に渡ってしまった。


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