早い者勝ち

2015年02月23日 10:15

母は76歳という、今では若い年で亡くなった。
たった1日の入院で誰にも看取られずに。

可哀想だと思ったが、今思うと2人の孫が志望校に現役で合格した
我が家が最も明るい時だった。
「あいつ」を(という事は弟も)進学塾へ行かせるよう薦めたのは母だった。

その10年後、父は半年寝付いて、可愛がっていた「あいつ」すら判らなくなって亡くなった。
それでも、あいつが、あんなに若くして亡くなる事を知らずに済んだ。
蒲団の上で転げ廻って遊ぶ2人の孫の相手をしているビデオが残っている。
この父の場所に私が入る「順番」が回って来る事はもうない。


あいつは、これからという時に亡くなって可哀想だと思っているが、
それでも先に死んで良かったと思うような事が、まだこの先も続くように思う。





子供を2人育て上げたのに、2人とも盗られるとは思いもしなかった。







そんな事を考えながら眠ったら、あいつが夢に出てきた。
ハッキリと夢に出て来たのは初めてだった。

図書館で、白い壁に向かって2人並んで座っている
トレーシングペーパーにカラーで塗り分けた地図を何枚か手にしている。
茶色の部分を指さして言う
「何か判るか」
「?」
「 鉄分や」
「ランドサットか」
そして、あいつは席を立っていった。

何故か裸で寝転がっている奴がいる。
今日の講義内容を思い出そうとするが、どうしても思い出せない
しかし、もうそんな時代はとっくに過ぎ去ったのだと自覚したら、目が覚めた。







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