α7S と Capture One 8 無料の高性能RAW現像ソフト

2015年06月15日 10:25

昨年9月から Capture Oneがソニーのカメラで撮った画像データなら無料で使えるようになっている。
正式名は Capture One Express (for sony) 
イマイチだったImage data converterに替わるRAW現像ソフトだ。
50USD でフル機能版になる(SONY機限定)が、現像機能は変わらない。


captureoneopens.jpg
ソフトの起動に時間がかかるが、ファイルはディレクトリごとコピーしてくるので、他のブラウザーソフトは必要ない。
操作は直感的で、動作は速い。Image data converterのように、焦って次の処理を入れるとソフトが落ちてしまうと言う心配は無い。



cameraprofiles.jpg
RAW画像をクリックすると、撮ったカメラのプロファイルが自動的に読み込まれる。
α700から最新のα7Ⅱまで、RX100のようなコンデジも含めて網羅されている。


hidynamics.jpg
よく使う処理が「クイック」メニューに集められている。

現場では不十分だった「露出」補正がじっくりできる。
RAWがあれば「明るさ」でやるより自然で、カメラ内でやるのと同じようなレスポンスが得られる。

「ハイダイナミック」は簡易HDRだが、Image data converterのそれより使い易い。

「クラリティ」では色のダイナミックレンジを上げられる。輝度も同時に変わるようで「露出」の「コントラスト」を弄るよりよい結果が得られる。
「ストラクチャー」はシャープネスを変化させる。


DSC03726s.jpg
陽の当たっている所と、そうでない所で明るさに大きな差がある。

DSC03726_1s.jpg
「ハイライト」を右へスライドさせて明るい部分のみ、明るさを押さえる。
オーディオで言えば、トーンコントロールのターンオーバー周波数を高く設定しているようで、
Image data converterより中間的な明るさの部分への影響が少なくて、メリハリがよく残る。


DSC03726_2s.jpg
JPG画像では、うまく行かない。


DSC03535sam1s.jpg
谷汲山では山門の木組みを残しておきたくて、庇の辺りに測光点を持っていった。
日差しが強くて、白飛びしているようだが、


DSC03535sam2s.jpg
「ハイライト」を50%くらいまで下げると、空も地面のパターンも甦ってくる。


もう少し空の色を濃くしてみたいが、これ以上ハイライトを下げないで「カラーエディター」を使う。

colorcollects.jpg
矢印の「スポイド」をクリックしてONにしてから、空の部分をクリックする。
「選択されたカラーレンジのみ表示」にその色が出てくる。
この場合は色相と彩度を少し上げた。


DSC03535sam3s.jpg
補正後



DSC03734s.jpg
SEL24240は広角端の歪曲歪みが大きい。


distortionas.jpg
「構成」メニューに「レンズ補正」があって、ディストーションを目で追いながら調整できる。
周辺光量落ちやパープルフリンジの補正メニューもある。


DSC03734_2s.jpg
操作はスライドバーをマウスで動かすだけなので簡単。


DSC03734_1s.jpg
補正後


DSC03058_1s.jpg
PlayMemories ではRAWデータもカメラ内で歪みを補正した後の絵がでるが、

DSC03058s.jpg
Capture One では未補正のまま出てくる。

と思ったら、「Manufacture Profile」を選べばカメラ内補正後のRAWファイルが出てくるようだ。
「Generic」あるいは「Generic Pincushion distortion」を選べば、未補正のままで出てくる。



distortion2s.jpg
ソニーではα65以降のカメラは、純正レンズならカメラ内で歪曲歪み、色収差や周辺光量落ちを補正するようになっている。
カメラ内補正がない場合も、レンズプロファイルがあれば自動でできる。

尤も、あれだけの歪曲歪みを容認するのなら、もっと小型軽量化できなかったのか→SEL24240と思う。

distortionsonys.jpg
EマウントのカメラはAマウントレンズの情報を持っていないので、アダプター経由でAマウントレンズを使った場合は、
これを使用する事になる。
APS-CのEマウントレンズが何本か上がっている。これは、どういう場合を想定しているのだろう。
RX100シリーズに至っては、そもそも何故プロファイルが有るのか理解できない。


distortionsigmas.jpg
サードパーティではシグマのデータはあるが、残念ながらタムロンは無い。

MFTはカメラ内補正を前提としている。
こちらもVer7.2以降(現在の最新バージョンは8.3)カメラ内補正後のRAWデータを吐き出すようになっているらしい。



SLIKYPIXも、Capture One 同様メーカー固定で、パナソニックのカメラ撮った画像なら無料で使えるが、
他のカメラのものではJPG画像を読み込む事も出来無い。
一方Capture One は、RAWは無理でもJPG画像なら読み込んで処理する事ができるので、フォトレタッチとしても使える。




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コメント

  1. かずさん | URL | -

    Re: Re:α7S と Capture One 8 無料の高性能RAW現像ソフト

    > 非常にためになりました。特にカラーエディターは使い方が良くわかっていなかったので、たいへん参考になりました。

    ありがとうございます。

    Capture Oneは、image converterよりはるかに強力です。ちょっとData のin out が分かりにくいですが。

    いまは有料版を使っています。

  2. かんな | URL | SEFye3cg

    Re:α7S と Capture One 8 無料の高性能RAW現像ソフト

    非常にためになりました。特にカラーエディターは使い方が良くわかっていなかったので、たいへん参考になりました。

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