桑名正子画伯は壬生川の人

2015年07月08日 10:05



母の実家のあった壬生川新地商店街に、「ヤマジュウ」という旅館があった。
表が旅館で裏に住居があり、更に広い庭が続いており、最後が竹やぶになっていた。
そこに再従兄妹(またいとこ)の「トシちゃん」と「マーちゃん」の兄妹が居た。
「マーちゃん」とは同学年、「トシちゃん」は一つ上だった。


「トシちゃん」とは昼は自転車で休暇村や桜井海水浴場に行き、夜は蚊取り線香をたいて将棋をした。
本将棋ではなくて、金を4枚振って目の数だけ盤の周囲36マスを動かし、
一周する毎に歩から王将まで成り上がる。更に上に歩を上に積んでもう一勝負というものだった。

「マーちゃん」はジャクリーン・ケネディ張りのチンクシャ美人だった。
当時から時代の先端を走る傾向があり、都会の文化に関する情報を私より遙かに多く持っていた。
高校を卒業後、暫くしてパリへ絵の勉強に行ったと聞いていた。
後になってカミさんとおなじ、今治西高だったと知った。


その「マーちゃん」がパリでずっと画業を続け、帰国の度に個展を開いて人気のある画家だという事をネットで知った。
桑名正子 略歴
幻想的な抽象画を得意としているようだ
桑名正子 「ゆうべ」 東予郷土館所蔵品展 オアシスギャラリー

旅館だった実家は道路拡張に引っ掛かって売却し、今はもうないが、
壬生川駅の近くに「アート館パリの風」というアトリエ兼住居を建てていた。

「終の棲家」に古里を選んだのだろうか。

artkans.jpg
柱や梁を見せるドイツ風の壁と、瓦屋根で庇のある和風建築が同居した変わった建物だ。






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