45番 岩屋寺~車遍路ころがしの寺 四国88箇所車遍路(34)

2015年11月20日 08:03



10月29日
いよいよ「あの寺」にいく。
車遍路にとって最もきつい寺だ。

そのまえにちょっと寄り道。
内子の町家や内子座は「JR全線完乗」の際に見たが、「屋根のある橋」は車でないと行けないので見ていない。

岩屋寺に行くには松山自動車道を内子五十崎ICで降りて東に向かうが、反対の西に向かった。

県道243号線を15分ほど走ると、道路から田丸橋が見えてくる。
グーグルマップにも登録されているのであっけない程簡単に見つかった。
DSC05213s.jpg

DSC05209s.jpg
橋に屋根をかけるのは木製の橋の寿命を延ばす為の工夫である。
しかし道路事情が良くなってコンクリートの橋が架けられると、こういった工夫も必要なくなり、屋根のある橋は姿を消していった。
NHKの「坂の上の雲」に出て来たこの田丸橋は「復元」だった。

この先、車で20分の弓削神社には「太鼓橋」と呼ばれる反り返った屋根付き橋がある。
しかし、ここまで来る間にも道が細くなっている場所が何カ所もあり、札所までのアクセス道路と違って向こうも油断しているから、いきなり正面に車が現れてビックリする事もあった。
もういいやという気になって、引き返して岩屋寺に向かう事にした。


DSC05221s.jpg
11時2分参道入り口到着。
88箇所にしては珍しく、店やが軒を並べている。


ここへ来るまでに一汗かいた。

380号線から33号線に入ると道幅も広がり、快適なドライブだった。
ところが赤い細い橋を渡って岩屋寺にエリアに入ると、いきなり集落内の、畦道に毛の生えたような細い道になる。
距離が僅かだし、奥に駐車時用の入り口が見えていた。
駐車場に入ってみると、狭い上にほぼ満杯だった。
しかし、そこから上の駐車場へ行くのは躊躇させられる。
入り口がほぼ直進だったので駐車場には入れたが、「上」へ行くには右折して出なければならない。
道幅がギリギリの上、切り返しするスペースもない。車福が大きいFF車には難しい。
皆が敬遠して空いていた最も奥のスペースに、何度も切り返しをして入れた。

ここは駐車場もヤバい。二重に車遍路には難所の寺だ。

DSC05225s.jpg
暫くすると山門があるが、これはほんの序の口。

DSC05226s_201511081212162af.jpg
こんな階段が延々と続く。
歩き遍路さんには普通の参道なのだが、車遍路の場合通常、駐車場は本堂と高低差の少ない場所に設けられている。
しかし、ここだけは車を降りてから歩き遍路さんと同じ参道を行くのでシンドく感じる。

本堂の高さは700mだが、久万高原内にあって国道でだいぶ上ってきている。
参道入り口からの比高では、車で上がった感覚からすると鶴林寺や神峯寺の方標高差が大きいのではないかと思う。


DSC05230s.jpg
所々平坦な部分があるが、これが良いのか、それとも気が緩んで却って辛くなるのか。

DSC05231s_20151108121219898.jpg
願掛けが成就してお礼参りに奉納された地蔵様が無数に並んでいる。


DSC05236s.jpg
ようやく社務所の建物が見えてきた。
20分で上ってきた。

西国33箇所 その5 第4番槙尾山施福寺~最難関札所 ではノーブレイクで、30分で上った。
あれよりは楽だった。


DSC05238s_2015110812141828e.jpg
鐘を突いているのを眺めながら一休み。
本堂や大師堂はもう一段上にある。
空気が冷たいので、汗がどんどん引いていく。

それにしてもお参りする人の多い事。
我々はここだけ44番大宝寺と入れ替え、逆打ちでやってきたが車遍路でも順打ちの人も多いだろう。
両方から来た人がここでぶつかっている感じだ。


DSC05239s.jpg
人の顔のような岸壁だが、女の仙人から譲り受けたという岩窟は梯子のかかっている所だ。


DSC05260-1s.jpg
社務所も前だけで、後ろは岩にめり込むように建てられている。


DSC05244s.jpg
修復中だが、2本一組の柱が特徴的な建物は威厳がある。

大正時代の建物だが重要文化財になっている。
大きくて重い柱を、あの山道を人力で上げたのだろうか。


DSC05248s.jpg
荒れているが仁王門がある。
別の参道があるのではなく、奥の院へ行く道だという。


DSC05247s_20151108121417d8b.jpg

DSC05250s.jpg
さてお参りと、ご本尊の名前を彫った札を探したが無い。
大きいので、てっきりこちらが本堂かと勘違いしていたが大師堂だった。


DSC05240s.jpg
こちらが本堂だった。


DSC05257s.jpg
梯子を登ってみたが、段の間が長いので上りにくい。

DSC05254s.jpg
小さいと思った本堂も、ここから見ると結構大きい。


DSC05259s.jpg
本堂の扉はここでも閉ざされている。
ここから手を突っ込んで賽銭を入れるので、桟がすり減って外れかけている。

DSC05258s.jpg
中を見ても本尊は見あたらない。
千羽鶴の横に小さな仏様の顔があるが、どう見ても不動明王には見えない。脇侍だろう。


DSC05273s.jpg

DSC05272s_201511081219254b6.jpg
帰り道で寺のご本尊と同じ不動明王が祀られているのを見つけた。
この寺は何度も火事で堂宇が焼失している。
今でも消火設備が無いので火が出たら全焼になる。
信者の団体が作ったようだが、ここなら火の心配がない。

でも不動明王って火の神様なんだろ。




[α7S+SEL24240]Capture oneで補正


関連記事


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://fugaku2.blog74.fc2.com/tb.php/2311-fdf8fe2d
    この記事へのトラックバック