80番国分寺~往事を偲べる寺 四国88箇所車遍路(63)

2016年01月16日 10:15



2015年12月14日
冬のお遍路も体験してみようと予定になかった12月に挙行した。
結果的には良かったのだが、天候に恵まれて暖かく、初冬と言うよりまだまだ晩秋の陽気だった。

四国88箇所車遍路第7回
日帰りで80番国分寺から74番甲山寺まで7寺を逆打ちで廻り、弘法大師所ゆかりの満濃池にも行く。

真っ暗な中、知らない土地の地道を走るのは疲れるので、前回より一時間早い16時頃には最後の甲山寺を打ち終える予定だ。

スケジュール
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※実時間(min)=(参拝時間の合計+寺間移動画時間の合計)×1.27+30


コース




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9時02分到着
讃岐国分寺は前回の五色台の南麓にあり、時間があれば天皇寺と共に一緒にお参りしてしまいたかった札所だ。

左側にある松の枝が巨大な注連縄のように門をまたいでいる。
住職の趣味だろう。植栽には相当凝っている金持寺らしい。


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仁王門に千社札が少ない
「文化財に付き貼り紙貼り札を禁ず」と書いた木札があるからだ。
「付き」と「貼り紙」の間に無許可のという落書きがあった。
札に「許可済み」とでも書いて貼った人がいるのだろうか。


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仁王門を入ると石畳の参道の両側に石仏が並んでいる。
ここだけで四国88箇所を全部回れるというミニ88箇所になっている。



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石畳が途切れた辺りに巨大な石が転がっている。
奈良時代の国分寺の遺跡だ。


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讃岐国分寺は遠江国分寺跡、常陸国分寺跡と共に国の特別史跡に指定されている数少ない史跡である。

現在の国分寺はほぼ古代の国分寺の上に造られている。
白線は古代国分寺の伽藍を示している。
仁王門は中門の跡に建っている。
ここは金堂の跡で礎石が残っている。
その先の本堂は講堂の上に建っている。唐招提寺と同型の講堂が建っていたとされている。

黄色の線は境内の境で、東隣に宝林寺が建っており南側は一般住宅が入り込んでいるものの、ほぼ原型が保存されている。



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参道脇の鐘楼の鐘は奈良時代のモノで国の重文に指定されている。
その鐘を突く事ができる!!!

本当に付いて良いのかと思いながら、最初で最後だからと思いっ切り付いた。
ゴーンよりカーンに近い甲高い音がした。
当時の好みはこういう音だったのか。


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本堂の手前に池がある。
志度寺のように極楽と地獄あるいは現世を分けているのか。


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池の中のお堂には弁財天が祀られている。
仏様は皆本堂の法を向いている。


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本堂は鎌倉時代のもので国の重文に指定されている。
古代国分寺の講堂の礎石をそのまま使っているという。


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香炉に「灰を取ってはいけません」と注意書きがある。
こんな注意書きは初めて見る。なにか御利益があるのだろうか。
何百何千という線香が燃やされるのだから、常に灰は棄てないと溢れてしまう。
少々持っていってくれた方が手間が省けると思うのだが。


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本尊の十一面千手観音は秘仏なのでこれは前立ちだろう。
欅の一本造りとされているが、これも同じような造りに見える。


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本堂の横に石の鳥居と社がある。
何という神様なのか判らないが、ここも神仏習合だったのか。それとも単に守護神として勧請しただけなのか。


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七重の塔の跡石。
ここにも60メートルの高層建築が建っていたのか。


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変わった二重の塔がこの寺の大師堂だ。


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外には金箔で覆われたその名も「願かけ金箔大師」


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こちらは合格祈願を受けるという弘法大師。


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大師堂の中へは入れず、納経所を兼ねているこの売店から拝む事になっている。
永年線香の煙で燻されて来て、天井も風格が出ている。


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大師も見られるので厨子の中に隠されているよりはましか。

左側の階段を降りると地下に千体観音があると書かれている。

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行ってみると根香寺と同じように、信者が寄進した小さな観音像がびっしりと積まれている。
ここのは住所氏名が書かれているので、より御利益があるのかも。


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寺の坊さんが居る本坊や隣の宝林寺の前を通って、古代国分寺の境内を歩く。
奈良の寺に来ているような気がする。


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1/10の石造り伽藍配置模型。
南北・東西共に200メートルを越える寺の模型だから、模型といっても充分に迫力がある。


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鐘楼跡。
ここにあの鐘がぶら下がっていたのか。






[α7S+SEL24240]Capture oneで補正



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