85番八栗寺~聖天さんの寺+うどん本陣山田家 四国88箇所車遍路(58)

2016年01月04日 16:00



P1020468s.jpg
11月24日
11時で昼には少し早いが、八栗寺に行ってからでは混みそうなので先に山田家に入る事にした。
「水曜どうでしょう」の映像では平地に在るように写っていたが、実際はケーブルカー乗り場と大差ない高さの所まで登る。


P1020477s.jpg
前庭を通って、元は造酒家の屋敷を改造したという店へ。


P1020474s.jpg
テーブル席もあるが、ここは座敷に上がる。


P1020472s.jpg
縁側の向こうには前栽が設えてある。


P1020476s.jpg
シンプルなぶっかけうどんを注文。
麺が長くて重い。箸で引っ張り上げようとするのだが掴みきれない。
外は柔らかいのだが、芯にコシと弾力がある。
こんなうどんは食べた事がない。

店頭で売っていたお土産用を買って帰ったが、スーパー等で手に入る讃岐うどんと変わらなかった。
生から半乾燥にする時にゲルになってしまって、茹でても元に戻らないのではないか。
本当の讃岐うどんは打ち立てでないと味わえない。
だから皆さんうどん屋・製麺所巡りをするのか。

八栗寺への参拝を終えて帰りに、ふと見ると駐車場に大型の観光バスが駐まっていた。
団体さんに遭っては堪らない。
先に行って正解だった。

[GX7+ LUMIX G X VARIO 12-35mm]

DSC06037s.jpg
ケーブルカー駅のすぐ横から参道が始まる。
鳥居があるという事はまた神仏習合かと思ったが、少し違っていた。


DSC06078s.jpg
ケーブルカー駅の向こうに寺の山名にもなっている五剣山が見える。
元は名の通り5つの峯があったのだが、江戸時代の地震で右端の五の剣が崩れてしまった。


DSC06039s.jpg
ホームに入るとレトロな車両が待っていた。
このケーブルは昭和6年に開業したが、戦時中不要不急線として休止させられ資材も供出した。
昭和36に再開業している。半世紀前の車両なのでレトロで当然だ。
開業資金は八栗寺が出しているが、運営している四国ケーブルは太龍寺や雲辺寺のロープウェイ、
それに別格20霊場の15番札所箸蔵寺のロープウェイも運営している。
四国お遍路のロープウェイヤケーブルカーを一手に運営している会社だ。


DSC06041s.jpg
少し登ると屋島の全景が見えてくる。


DSC06044s.jpg
11時33分、山上駅につくと石の鳥居が待っていた。扁額には聖天宮とある。


DSC06075s.jpg
上がったり降りたりの参道をしばらく歩くと多宝塔が見えてきた。
大師堂はこの横にある。




DSC06051s.jpg
石の鳥居があって、その先に石灯籠と狛犬があり、茅葺きの神社には歓喜天という額がある。
これが本堂なのか?



DSC06053s.jpg
右に曲がった所に本堂があった。



DSC06054s.jpg
本尊は聖観音だが厨子は閉まっていて前立ちの仏さんが見える。
厨子に葵の紋が入っている。
ここでも松平頼重は本堂を再興させ、歓喜天を祀る聖天堂を造った。

仏は如来、菩薩、明王、天に分類される。
明王には、不動明王、愛染明王、馬頭明王等があって45番岩屋寺や54番延命寺の本尊は不動明王だった。
天には、梵天、四天王の持国天・増長天・広目天・多聞天(毘沙門天)、弁財天、大黒天、歓喜天、鬼子母神(訶梨帝母)、阿修羅等がある。
63番吉祥寺の本尊は毘沙聞天だった。

明王、天ともにインドのヒンドゥー教やバラモン教の神様で、仏教では厚かましくも「仏陀の威光に服し、仏法に帰依して守護するようになった」と説いている。
神ではあるが、例えば梵天はハラモン ・ヒンドゥーの最高神はブラフマンだが、「オン ハラジャ ハタエイ ソワカ」と真言が付いている。
日本の神様とは違って神仏習合でも日本へ来る前、既に仏典で顕かになってる神様である。
なので、稲荷明神や蔵王権現と違って明治の神仏分離令にも影響を受けなかった。

しかし神は神という事なのだろうか「天」や「明王」を祀るお堂には鳥居が付きものだ。
(ただ88箇所の寺では不動明王や毘沙聞天を本尊としていても鳥居は見かけなかった)
大抵は50番繁多寺の歓喜天のように、境内に独立してお堂と鳥居があるという形態が多い。
ここでは寺の本尊が歓喜天であるかのように鳥居が配置されている。
生駒の聖天さん(宝山寺)のようだ。
(そういえばあそこもケーブルカーで行く寺だ。関係ないか。)
「八栗聖天尊」と鳥居の両脇の旗にあるように、それだけここでは聖天信仰が篤いという事なのだろう。


DSC06056s.jpg
本堂から振り返ると、本来の参道と山門が見える。
ケーブルカーは裏側で、歩いて登ってくればこの参道を来る事になる。
それでも、右側の聖天宮への参道が別格扱いになっている。


DSC06058s.jpg
山門から入ると、成程、五剣山を背後にして、その下に本堂がある。


DSC06071s.jpg
山門


DSC06072s.jpg
仁王ではない。12神将か。


DSC06061s.jpg
山門の先にも石の鳥居がある。
このカップル、聖天宮にも本堂にも写っている。
少し年の差があるようだが一回りも離れていないし、夫婦のようにも見えない。
何かのお礼参りのように見えるが、一体どういう・・・・・。

脱煩悩!!



DSC06063s.jpg
参道はここで折れ曲がっているが、真っ直ぐに伸ばした「空間」にお迎え大師が祀られている。


DSC06067s.jpg
空中に張り出したテラスなので、樹木に遮られる事なしに高松市内を一望に出来る。


DSC06074s.jpg
最後に多宝塔の下にある大師堂へお参りする。

寺の縁起では、弘法大師がここで修行中に5本の剣と共に蔵王権現が現れたとある。
また、唐へ発つ前に8つの焼き栗を埋めたら、芽の出るはずのないその栗から芽が出ていたので八栗寺とした。
こういう逸話の割には大師堂は境内の外れに置かれている。
歓喜天が弘法大師を押し出しているようだ。

お大師様でも、現世利益にや勝てやせぬ・・・・ちょいなちょいなてなもんだ。



[α7S+SEL24240]Capture oneで補正

関連記事


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://fugaku2.blog74.fc2.com/tb.php/2366-52a63390
    この記事へのトラックバック