72番曼荼羅寺~歴史は古いが新しい寺 四国88箇所車遍路(70)

2016年05月20日 09:20



5月18日
昨年12月の74番甲山寺以後、はからずも5ヵ月も空いてしまった遍路を再開する。
今日は、72番曼荼羅寺、73番出釈迦寺、71番弥谷寺、70番本山寺、69番観音寺、68番神恵院、67番大興寺、66番雲辺寺とほぼ逆打ちで8ヵ寺回る予定だ。

今年は閏年で逆打ちで回ると御利益が3倍とか、元祖お遍路の衛門三郎が大師に巡り合った60年に一度の丙申(ひのえさる)に中るとかで、旅行社が力を入れている。
お遍路は「御利益」を求めてするものではないと思うので、逞しい商魂には辟易させられるが、人が多いのは間違いないらしい。
去年の1.5倍という話も耳にする。
「団体さんとの遭遇」を避ける為には、昨年とは逆で順打ちで回った方が良いのだが、カミさんの実家に寄る都合が出来て逆打ちで回る事になった。


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9時0分曼荼羅寺到着
縁起では四国霊場で最も古い推古四年(596)の創建となっている。
「大師が建立」したのでのはなく、大師の一族の佐伯家の氏寺という事なので信憑性はある。
善通寺も元は佐伯一族の氏寺だったというし、よほど有力な豪族だったのだろう。
規模は大きくないが裕福な寺のようだ。
大きな有料駐車場が2つあって観光バスが停まっている。




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仁王像はユーモラスな表情をしている。


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山門を潜ると、手入れの行き届いた参道の向こうに本堂が見える。


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手水場の手前に石橋があって、下にはちゃんと水も張ってある。
次の出釈迦寺は山(我拝師山)の麓にある。


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鐘楼になにやら札が貼ってある。
「力をぬいて、かるく、ゆっくりと突いて下さい。南無大師遍昭金剛」と鐘の付き方が書いてある。
軽く突いた方が打撃音が出ず、音が濁らないのは判っているが、一回だけとなるとつい撞木の振幅が最大になるように振ってしまう。
ま音色を楽しむ為に突いているのではないし・・・・・。


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本堂の建物は新しそうだ。


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梁や柱の彫刻も江戸時代のものと比べると随分簡素になっている。


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ご本尊。
大日如来かどうか判別が付かないが、前仏で本物の本尊ではないだろう。


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本堂の右の観音堂に、平安後期の作とされる聖観音が祀られている。


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かって境内に枝を円形に張った大きな松があったが、松食い虫にやられて枯れてしまった。
その幹を一刀彫にした笠松大師。
枯れてなお寺の名物となる。


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大師堂は更に新しい。
この団体さんが読経を終えるまで「個人客」は待機。


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大師像から縁結びの紐が伸びている。


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四国の寺や墓地に行くと必ずこの碑がある。
亡くなった人を悼むと言いつつ実は戦争鼓舞の為に建てられたもので、これも某陸軍中将の揮毫と記されている。
はなはだ目障りで異物感があるのだが、歴史的な遺物として捉えるしか仕方が無いと思っている。



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車は曼荼羅寺の駐車場に置いて、次の出釈迦寺へは歩いて登る事にした。
歩き始めると沢山のツアーの人が降りてきた。行き違いで良かった。

途中、お接待のお茶屋がある。
緑茶が頂けるらしいが、歩き始めで喉も渇いていないのでスルー。




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