71番弥谷寺~香川県の最難関札所 四国88箇所車遍路(72)

2016年05月25日 10:17



5月18日
本日の3寺目は540段の石段を有する弥谷寺である。
10時30分到着

500円要るが上の駐車場まで行ってその半分をカットする予定だった。
ところがコインを入れればバーが跳ね上がる「料金ゲート」が見あたらない。
参道と平行する道路は寺の運営するバス専用になり、一般車は入れなくなったようだ。
料金は1人500円。車だと1台500円だったので同行者の分も別途必要になる。
それなら終点の本堂まで行ってくれればいいのに、まだ工事中だという。

ままよと全段を徒歩で上る事にした。

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参道の石段を上り始めると直ぐに、休む人が俳句を読んでいくという俳句茶屋があらわれる。


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夥しい数の短冊が店の内外を問わずに並んでいる。


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すぐ上が山門。

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巨大な岩石の間を縫って参道が造られている。
山岳宗教の面目躍如としいうところ。
ただ山道に自然石を並べてあるだけの参道とは違って、コンクリート製の階段は、段差も踏み面も一定しており歩きやすい。


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金剛拳菩薩の処までやってきた。
石段はほぼ半分通過。
「料金ゲート」を通ってここまで車で来るはずだったが、歩いても拍子抜けするくらい楽に来られた。


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ここから108段の階段が始まる。

一気に上がると、普段の運動不足がたたって少々息が切れた。
寺の送迎(じゃなくて送だけ)バスならこの高さまで来られるが、バス停からは水平に大分歩かなくてはいけないようだ。

この先少し階段を上がると大師堂があり、右に本堂への参道が延びている。

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ベンチで少し休んで大師堂へ。
外からではなくで、中でお参りするので靴を脱いで上がる。


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大師堂内の参拝所。
本堂より立派だが、これだけではない。


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納経所や参拝用品の売り場を通って裏へ回る。


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参拝所の裏側。


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振り返った所に「獅子の岩屋」がある。


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かってここで弘法大師が修行されたという。


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天然の岩屋で、ここから外光が入ってくる。


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ここへ来る階段の途中、この「窓」が見える。


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今上陛下とあるから現天皇の事だろう。「無窮」という文字からすると御世がいつまでも続きますようにという事か。


一旦108段の階段まで戻って、本堂へ向かう。

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少し広い所に出ると、苔むした岩の上に多宝塔が建っている。


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大師像があって

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鐘楼がある。


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こういう建物の形をとった鐘楼は鍵がかかっていて中へ入れないものだが、ここのは中で鐘を突く事ができる。
ちょっぴり感動を覚えつつ鐘を突いた。


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大師像の後ろの十全堂の縁側に鐘楼が置いてある。
こちらは古いモノなのか。


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更に岩を削って造られた階段を上っていく。


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本堂の反対側にある天霧城は、中世香川氏の山城だ。
弥谷寺は標高382mの弥谷山の中腹にあるが、その隣にほぼ同じ標高の天霧山がある。
天霧山の頂上を本丸とした天険の要害だったらしいが、長宗我部元親に兵糧攻めにされて落ちたという。


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平らな道を少し歩くと「水場」が現れる。
死者の霊をここで「降ろす」のだという。
今でも死者を担いでくるような格好をしてここまで来るとか。
それは弥谷寺以前、仏教伝来に先立つ神道系宗教の「儀式」だったのではないだろうか。
山中の岩場で水が常に涌き出ている処というのは、どんな宗教でも「霊場」にしたくなる場所だ。


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崖に3体の磨崖仏が彫られている。
釈迦三尊だとされている。


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「水場」からは、木魚を叩くような音がずっとしている。
なにか仕掛けがあるのか?


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柄杓の先に水滴が当たる音だった。
誰かが使った後で置いた所が、偶々水が落ちてくる場所だったのか。
あるいは・・・・・・・。


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とうとう540段の階段を上がりきって本堂にやってきた。


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奥行きが取れないので、岩屋寺と同様に背後の岩を削って建てられている。


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ご本尊は・・・・、
ここも泰山寺や栄福寺のように「ガラス戸」の反射に遮られて中が見えない。


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自分の影を利用すればもう少しなんとかなりそうだが・・・・。


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振り向くと、この景色があった。
眺望の利かない山の中の階段を黙々と上って来たら、いつの間にかこんなに高い所まで上っていた。


540段の石段という大変そうだったが、全部上りきってはじめて大師堂や本堂に行き着くのでなくて、
金剛拳菩薩、大師堂、多宝塔・鐘楼、水場、本堂を巡るうちに540段を上ってしまうので、思った程ではなかった。




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