67番大興寺~長閑だが厳しい寺 四国88箇所車遍路(75)

2016年06月06日 10:02



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14時41分大興寺到着
大興寺は菩提山の北麓の端、小さな丘の上にある。


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仁王門の前には田圃が拡がってる。


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仁王像は運慶作という説があるが、国指定の文化財にはなっていない所を見ると確かな話ではないようだ。


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本堂へ向かう石段の両側は鬱蒼とした樹林になっている。
なかなか良い雰囲気だ。


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注連縄が張ってある大木は、奥のクスノキが樹齢700年、手前のカヤは樹齢1200年だそうだ。


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石段の上が境内になっているが、それ程広くはない。


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本堂
この寺は東大寺の末寺として建てられたという。
屋根には鴟尾が載って小型大仏殿といったところか。


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本堂の左に大師堂


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本堂の右にも大師堂がある。
天台大師堂と呼ばれている。
ここには弘法大師ではなくて天台宗第三祖智顗という中国僧が祀られている。
往事には真言二十四坊、天台十二坊が建ちならび、同じ境内で真言天台二宗が兼学できたという異色の寺だった。
この丘全体にそれらの僧坊が並んで、壮観な景色だったろう。



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本堂内部もちょっと変わった雰囲気がある。
並んでいる赤いロウソクは「七日燈明」と呼ばれ、7日間灯して病気平癒、安産、良縁を祈祷する。


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格子窓の奥には沢山の眷属の像が並んでいる。


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軒や梁には彫り物の装飾がなされている。


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ここの納経所は本堂の中にある。
この坊さんが一人でだけで対処している。団体が来た時だけ奥から「応援」を呼ぶのだろうか。

『本堂の裏側からなら階段を登らずに本堂に至ることができるが、納経をお願いすると仁王門から入り直しなさいと断られる。』
という記述がWikiにあるが、その通りの事が目の前で起こった。
3人連れの遍路がこの坊さんに納経を頼んだが「お遍路さんは、石段からお参りするようになっています」と断られていた。
坊さんが偏屈なのか。
しかし私が天台大師堂の事を聞いたら、忙しいのに気さくに答え得てくれた。
お遍路が「怪しい」と見られているのか。
充分年配の、日本人に見えるが。
帰りの車の中でカミさんとこんな問答をしていたが、寺としてそういうルールを公平に課していたのだった。


しかし、仁王門を通らない参拝ルートはどの寺も認めている。
太龍寺では、ロープウェイの出口が正門のようになっており、その為山門を見逃してしまった。
他でも山門と本堂の間をパスするような位置に駐車場を設けている寺は多い。
なので、見落とさないように予め山門の位置を確認している、
また寺では裏道としているが、山門の前の道は畦道に毛の生えたような道で、裏を通る道は車が通れる道だ。
納経を断られたお遍路さん達も、その道を通ってきて、直ぐに入れる裏門から来たのだろう。
私達は車だったし、仁王門の処に駐車場があるのでそこまで回るのを厭わなかったが、歩きで来ればちょっとでも短くしたいのが人情だろう。

遍路の目的は人それぞれである。
手段にしても自分に合った手段で移動するし、1番札所や88番札所以外の札所から始めて、好きな順序で回って良い。
坊主ではないから、修行なぞという気持ちを持つかどうかは自由である。
寺側はお参りの作法を言うのだろうが、お参りする側は、納め札や写経を準備して回っている。
その事前の行為を無視して、単に山門を潜る潜らないという事だけで撥ねてしまうのは、短絡的と言わざるを得ない。

寺の「記念スタンプ」である朱印を貰う事に拘らないという考えかたもある。
この寺だって仁王門以外から境内へ入るのを禁止している訳ではない。
何時何処へ行ったかは自分が記録して保存しておけば良い。




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