32番禅師峰寺~鐘の音に耳を傾ける 四国88箇所車遍路(79)

2016年06月17日 09:25



DSC06926s.jpg
禅師峰寺は竹林寺から更に南に行った、八葉山という標高82mの丘の上にある。
ここへ来るまでに「津波避難タワー」があったから、この辺りは地震があれば津波の被害を受ける地域だ。
駐車場のある丘の斜面には、おびただしい数の墓が並んでいる。
ここまでは津波の被害が及ばないという事なのだろう。


DSC06890s.jpg
本尊と同じく十一面観世音菩薩に迎えられて参道を上っていく。
郵便受型の賽銭箱がチャッカリと付いている。


DSC06891s.jpg


DSC06892s.jpg
参道に、水子供養の観音菩薩が並んでいる。


DSC06893s.jpg
昔懐かしい「ポン菓子」
「何故ここで」は詮索しないでおこう。
ポンの由来を体験した人も少なくなりつつある。
砂糖を混ぜて貰うのが贅沢だった。



DSC06897s.jpg
11時24分、3寺目の禅師峰寺山門に到着。
本物の仁王像は重文なのでここにはない。


DSC06899s.jpg
代役の像も、相当年期が入っている。


DSC06895s.jpg
代わりに?山門の右に不動明王の象がある。



DSC06903s.jpg
山門から続く石段の脇は奇妙な形の岩の壁になっている。
屏風岩と呼ばれている。
余程脆い岩が風に削られたのだろうか。
そういえば「あいつ」は屏風ケ浦という所に住んでいた事があったっけ。


DSC06904s.jpg
境内はコンパクトになっていて、大師堂、本堂、鐘楼が一目で見渡せる。



DSC06915s.jpg
ここの鐘楼の下は


DSC06906s.jpg
穴が空いている。

梵鐘はその内法の直径の2倍に相当する波長の定在波が発生する。
矩形のスピーカーボックスと違って円筒形なので、1つの平面は同一の周波数の定在波が発生する。
またその整数倍の周波数の高調波も同様に定在波となる。
ただし鐘は単純な円筒形ではなくてテーパーが付いているから、単一のサイン波ではなくて微妙な色付けがある。
これが鐘の音色を決定すると思われる。

鐘の下に、鐘と同じ大きさの穴を作ればその定在波がさらに強調されると共に、
鐘の頂部と穴の底部でも別の周波数の定在波が発生する。
この2つの定在波間でうなりが生じている可能性もある。

音を聞いてみると、定在波が増強される所為か余韻が強く、長く持続する。
目をつぶって聴くと音が下からも聞こえてくる。

この仕掛けは一つ前の竹林寺やこの先の種間寺や清瀧寺でも作られている。


いつごろ、誰が工夫したものかだろうか?
本尊の十一面観音は、古くより「船魂(ふなだま)観音」として、漁師や船乗りたちの信仰を集めている。
土佐藩山内氏が参勤交代のおりに航海安全を祈願したという。
海上の船にもよく届くようにと、こんな工夫がされたのだろうか。



DSC06908s.jpg

DSC06909s.jpg

DSC06916s.jpg
この寺は本堂も大師堂も、お堂の前に置いてある線香立てと灯明を大きな上屋で覆っている。
参拝者を雨風から保護するという意味があるのだろうか。
そのため正面からの写真が撮りづらい。


DSC06917s.jpg
本堂の十一面観音。
仁王像を収納するくらいの建屋があるのだから、本物の本尊は収納されていて、これは前仏なのだろう。


DSC06912s.jpg
大師堂


DSC06914s.jpg
大師像


DSC06921s.jpg
境内の展望台から土佐湾を望む


DSC06922as.jpg
ズームを望遠端の240mmにすると・・・・、ノートリミングで桂浜が撮れた。
10倍ズームの威力を見た

DSC06922bs.jpg
少しトリミング
これで桂浜もパスできるぞ(笑  いやマジで



[α7S+SEL24240]Capture Oneで調整
関連記事


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://fugaku2.blog74.fc2.com/tb.php/2449-147dbd55
    この記事へのトラックバック