失われた風景 (1) 吾妻線 川原湯温泉

2016年12月03日 15:14



スカパーで「鉄道発見伝 鉄兄ちゃん藤田大介アナが行く」という番組を見ていたら、
八ッ場ダム建設で湖底に沈むJR吾妻線の川原湯温泉を取り上げていた。


P1000109s.jpg
私が行ったのは2009年3月で、JR全線完乗で毎月のように出かけていた。

川原湯温泉駅は良い雰囲気の木造駅で、トイレは暖房便座付きのウォッシュレットだった。
あの旅行の中で最も贅沢なトイレだった。


P1000111s.jpg
駅を出て右に行くと、川原湯温泉街のアーケードがある。
しかし、なんとなく物寂しい。

この温泉街が八ッ場ダムに沈むのは規定の路線だったが、なかなか時期が決まらない。
移転するにも営業を続けるにも資金が要る。
生殺しの状態だった。

P1000114s.jpg
この旅館も当時テレビで取り上げられていたことがある。
結構客が入っている。


P1000115s_201612031426400f2.jpg
共同温泉は源頼朝が発見したとされている。


P1000116s_201612031426349c2.jpg
源泉には、新しく足湯が作られていた。


既に吾妻線は掛け替えられ、最も短いトンネル(7m)として有名だった樽沢トンネルを列車が通る事はない。
駅も旅館も総て跡形も無く取り壊され整地されて、だだっ広い赤土の大地に変わっていた。
記憶を呼び戻すよすがさえない。
僅か7年前なのに。
風景が完全に書き替えられていた。


P1000122s.jpg
当時、既に吾妻川の上流には道路橋の橋桁が何本も建設されていて、風情は失われていた。
先には草津温泉や妻恋村があるが、こんな風景を見たらとても行くにはなれなかった。


元記事→北関東磐越のローカル線を巡る旅 第4日




関連記事


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://fugaku2.blog74.fc2.com/tb.php/2518-037d92a1
    この記事へのトラックバック