関電ガスか大阪ガスか~ガス自由化

2017年01月26日 16:38



電力の自由化で大阪ガスに顧客を奪われた関西電力が、ガスでリベンジとばかりに昨年末に発表した料金を年明け早々に改定してきた。


我が家は既に電気は新電力になっているのでガス単独プランを比較する。
ネットに挙げられている数値は
関電ガス、△5600円/月 at 33m3x12月
大阪ガスGAS得プラン △3400円/月 at 600m3/年

風呂、浴乾、湯沸かし、コンロしか使っていないので、関電ガスが使っている「標準家庭」の使用量とほぼ一致している。



同一条件での比較をするために、それぞれの会社のサイトでシミュレーションした。
入力値は、12,1,2月が33m3,それ以外の月は30m3にした。

関電ガス 60117円/年(現在)、54108円/年(変更後)、△6009円/年
大阪ガス 60117円/年(現在)、58467円/年(変更後)、△1650円/年

ありゃ大阪ガスのプランって殆どメリットがない。



単価を比較してみればよく分かる。
(単位は円で小数点以下は各マスで四捨五入している。)
ガス料金2a

GAS得プランでは20m3以下の基本料金が倍になっている。
その分単価を下げているが、使用量が少ないとその恩恵を受けにくい。
関電ガスは基本料金をそのままにして単価を下げている。
さらに20~50m3では基本料金も単価も下げている。

大阪ガスのプランは標準家庭には殆どメリットがない。
それどころか、20m3/月ではむしろ値上がりになる。
標準家庭でも月別ではあり得る使用量だ。



電力でもそうだったが使用量が多いほど双方に切り替えのメリットが大きい、
関電ガスは使用量の少ない顧客にもメリットがあるプランを出してきた。
これは大阪ガスが関西電力から顧客を奪った手法である。

しかし単価の小さい顧客を取り合いして経営的にどれだけメリットがあるのだろうか。



もうひとつ、
大阪ガスは「ガスショップ」という関西電力にはない手兵を抱えている。
これが主婦層に働きかけて関西電力から顧客を奪った。
でなければ、切り替えのメリットが新電力の中では比較的小さい大阪ガスが、関西で最多の新電力顧客を取れたはずがない。
そのショップが今度は防衛にまわる。

価格的にはメリットがある関電ガスにどれほどの家庭が乗り替えるのか?
大阪ガスは値下げ競争に走らず、冷静に「票読み」しているのではないだろうか。



1/27追記
gasshinplans.jpg
大阪ガスから新料金へ勧誘のダイレクトメールが来ていた。
シミュレーションとほぼ同じ額になっていた。
これでは移行する気にならない。



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