ミニッツリピーター ケレック DK87-211A~時計三昧(3)

2017年03月27日 06:42



時計を懐中時計として外へ持ち歩きだした頃、夜の街は現在のように明るくなかった。
文字盤を見なくても時間を知りたいという要望に答えたのが、音で時間を知らせるミニッツリピーターだった。


現在では必要が無い機能だが、幸い今でも作られている。
パテックフィリップ、オーデマピゲ、ヴァシュロンコンスタンタン、ブレゲ、ウブロ、ユリスナルダン、ジャガールクルトと名だたる高級時計メーカーが手作りで作っている。
問題はそのお値段。2000万~6000万、中には1億を越える製品もある超高級品揃い。
中古でも1000万近くになる。


それでも、実物の音を聴いてみたい!




(1) リピーター機能を備えた当時の懐中時計が今でもアンティークとして売られている。

確かに値段はぐっと下がるが、100年近く前の複雑な設計の製品が時計として安定して機能するのか疑問である。
歯車が1個外れても、当時の部品なんて無いから修理のしようがない。



(2) シチズンがミニッツリピーター機能を持つムーヴメントを作っている。

但し、デジタル化された音源を再生する電子式である。
シチズン(輸出用モデル)、シチズンカンパノラ、シェルマン、天賞堂がこのムーヴメントを使った時計を出している。



シチズンの平行輸入品を楽天で買った。
8時35分なので、先ず時刻で8回。
次に15分ごとのクォーターが2回
最後に30分から35分までの分が5回鳴る。

1/1000の価格だが数千万の時計と全く同じ鳴り方をする。
「本物」は手巻きだが、こちらは太陽光発電のクォーツで100年間日付調整なしと手間がかからない。


一応物欲は収まった。
しかし、あちらは時計内で実際にハンマーがベルを打って音を出している。
音の響きに違いがあるのではないか?




(3) ケレックというムーヴメントを製造している会社が5ミニッツリピーターを作っている。

5ミニッツリピーターというのは分を5分毎に鳴らす簡易版である。
ケレックのはリピーターだけのムーヴメントで、時間を刻むムーヴメントが別途必要になる。
2段重ねになるが、他社のムーヴメントを使っている会社にも納入できるというメリットを視たのだろう。




8時で8回鳴り、25分なので5回鳴る。
29分までは同じで、30分になるともう一回多く鳴る。
ハンマーによる打鍵の震動が伝わってくるし、音も大きい。
懐中時計を思わせるデザインと相まって、往時の音を再現しているという気分を強く感じさせてくれる。

シチズンよりは高くついたがやっと満足できた。


ケレックのムーヴメントを使ってニブレル、エポスが5ミニッツリピーターを作っている。
特にエポスは両面スケルトンでハンマーの動きが見えるのだが、世界で200個の限定品で入手困難だった。

同じムーヴメントを使って更に簡易版のクォーターリピーターが多くのメーカーから出ているが、値段はケレックと変わらない。




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