■プロフィール

Author:fugaku2
TOPHATのヘーべルハウス
課題は2階オーディオルーム
since 2006.9.4

My Home Page
ユニバーサル真空管アンプ 「富嶽」とその仲間達のページ
since 1999.12.01

■カテゴリー
■FC2カウンター
■リンク
■最近のコメント
■月別アーカイブ
■最近の記事
■最近のトラックバック
■ブロとも申請フォーム
■ブログ内検索

■Powered By FC2ブログ
「迷走する音楽」 宮下誠著
meisou.jpg

「アリアCD」の店主松本さんが、HPで「超おすすめアイテム」として紹介しているので借りてみた。CD評を「実例」とすることで、美学者たる著者の「音楽論」を展開するのが趣旨らしいが、立派に「CD評」本になっている。

面白いのは第2章と第3章。「遅いテンポ」と「ティンパニの強打」の2フレーズだけで、CDを撫で切りにしている。

昔々モーツァルトで最に買ったLPが運悪くクレンペラー指揮だった。
「遅くて」かつイン・テンポでゴリゴリやられてはモーツァルトも堪ったものではない。
しばらくモーツァルトは敬遠した。クレンペーラーはベートーヴェンのミサソレを聴くまでは許さなかった。
クレンペラーのモーツァルトを褒める批評家は絶対に信用しない。
試しにクレンペラーのマーラーの第9を聴いてみた(買った記憶が無いのだが、棚にあった)。イン・テンポのマーラーは恐ろしい。グロテスクだ。

ティンパニで「切り分ける」のも面白い試みだと思う。
ピリオド奏法でオーケストラが小規模になる程、ティンパニは目立つ。
今では抵抗が無くなったが、ホグウッドの「合唱」を最初に聴いたときには「ティンパニ協奏曲に編曲」してあるのかと思った。
この視点で見れば、ヴァントもティンパニが無ければあの緊張感が損なわれる。また、敢えてヴァントからティンパニの強打をマイナスすればケーゲルになる。
本書ではカラヤンに「飼い殺」にされたベルリン・フィルのティンパニストが、テンシュテットの「神々の入場」で逆襲したとある。確かに凄まじい強打であるが、カラヤンもマーラーの6番では威勢よくティンパニを鳴らしている。

音楽の事など | 19:46:50 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

FC2ブログ 紹介予定派遣