投稿日:2007-10-09 Tue
朝刊の死亡記事欄に出ていた。業績は「二酸化炭素を使ってガソリンを合成する研究」とある。
基本的には、二酸化炭素から触媒を使ってメタンをつくる研究であった。死者を鞭打つつもりはないが、熱力学的に損をする、経済的には致命的な欠陥研究である。
二酸化炭素よりまだ損失の少ない、一酸化炭素をメタンに変換するシステムを発表した時でさえ、ヨーロッパの連中からは「なんで、そんな無駄な研究をするのだ」と非難された。
メタンハイドレートについて講演したときも、最前列から私の研究成果を使えば掘削などしなくて済むのではないかと、自己PRの質問をされた。
本当は解っていらっしゃるはずと思ったから、あたりさわりのない返事をしたら、更に突っ込んでくる。「大教授」である事は存じ上げていたから、面と向かって「致命的」とは言えなかった。不愉快な思い出となっている。
本当に信じていたのだろうか。それなら物理化学の成績は「不可」である。
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