投稿日:2007-12-04 Tue

これは図書館の本ではない。本を整理していて見つけたのだが、読み出したら止められなくなった。
20年近く前に書かれた、まだドイツが東西に分裂している時代のネオナチ絡みの物語だ。連城=恋情。息が詰まるほど濃厚な男女の愛情物語が多い著者から、突然変異的に政治的サスペンスの傑作が生み出された。しかもヒットラーの落とし種というテーマで。
ここ数年山田正紀のミステリオペラシリーズ注目をあびているが(こちらも面白い)、ペダンチックな部分が無いだけ、かえって最後のドンデン替えしの連続が楽しめる。
こんな面白い本が絶版になっていたとは知らなかった。連城三紀彦のイメージに合わなかったのだろうか。最近再刊されたと聞く。喜ばしいことだ。
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