投稿日:2008-02-07 Thu
これも「積ん読」の部類。前半は7つの短編からなる父母や知人の死をテーマにしてたもの。もっと若い時に読んでもそれ程共感を抱かなかっただろう。今読んで丁度よかったと思う。
父と息子の関係
「親と子が、親と子として向かい合うということは案外少ないものだね。」
「そういう言い方をすれば、息子というものはみんな親不孝だよ。苛酷な批判者だからね」
その父の死の日、著者の頭の中で父との対話がある。それによって交わすべき生前の会話のなさが救われている。
母と息子の関係
アルツハイマーで、子としては「消された」著者ではあるが、
「母とは生前何もかも話し尽くしてしまい、もう語るべき何ものも遺されていない感じてあった」
私の母は、いろいろ話しておきたいと思っていた時に一晩で亡くなってしまい、こういう訳にはいかなかった。
△ PAGE UP
