投稿日:2008-03-05 Wed
90年代に、ちくま書房から全14巻出ていた。個人全集でなく、あるジャンルのみの全集というは珍しい。書かれたのは更に10年前。第1、2巻「警視庁草子」 大警視川路利良と元南町奉行駒井相良守の
知恵比べ。NHKドラマとして放送していた。
第3、4巻「幻燈辻馬車」
第7巻 「明治断頭台」
第8巻 「エドの舞踏会」 西郷従道と山本権兵衛が舞台回しになって、
伊藤博文、井上馨、大隈重信の夫人たちの事件を解決していく。
第9、10巻「明治波濤歌」
第11巻 「ラスプーチンが来た」
第12巻 「明治バベルの塔」
第13、14巻「明治十手架」
近頃読み返しているが、第5,6巻の「地の果ての獄」が欠けていた。以前なら、なんとか入手出来ないものかと、焦っただろう。この先読み返すかどうかわからないので、図書館で借りて済ませた。
全作品で明治の著名人が、綺羅星のように登場し、遭遇する。遭遇はフィクションであるが、それ以外の部分は史実に基づいてる。荒唐無稽な話であるが、違和感なく引き込まれてしまう世界である。一冊読むとまた次ぎを読みたくなる。
関川夏央原作の漫画「坊ちゃん時代」でも同様な手法が使われている。「明治波濤歌」の「築地西洋軒」にでてくるエリス像や、「明治バベル塔」の「四分割秋水伝」で描かれている幸徳秋水像はよく似ている。とくに後者は共に大逆事件を描いていて、内容も酷似している。その「明治波濤歌」の解説を、関川夏央が書いているのが興味深い。
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