投稿日:2008-06-21 Sat
高山より158号線を更に西へ、 156号線を経由して白川郷へ向かう。

「御母衣ダムはロックフィルダム」というのを小学校で習った。成る程、岩を詰めて川を堰き止めている。普通のダムは放水用の堰が設けてあるが、ここは発電用の水路以外に、水をダムから吐き出す方法がない。安上がりではあるが、管理者には成りたくないダムである。これ一例だけになった所以だろう。

旧遠山家。合掌造りで最大の建物で、合掌造りのイメージの源はここにある。
保木脇集落を過ぎてすぐ右に帰雲城跡が見える。室町時代、大地震による崩落で城と城下町が埋もれてしまった。対岸の山に見える崩落跡の下と推定されているが、正確な位置は判らない。高山が天領になったように、この辺りは金が採れた。埋蔵金目当てに、今でも探している人がいるらしい。しかし、この崩落跡は素人目にも新しい。500年も前の崩落跡なら、もう植生が回復しているのではないかと思う。いよいよ、白川郷萩町集落に入る。

どぶろく祭の館、白川八幡神社。鐘楼も茅葺きの明善寺。


合掌造りの家が密集しているが、茅葺きを止めてトタン張りにしている家も有る。合掌造りの家は、民宿や土産物屋になっており、「営業」用の家になっている。町全体がテーマパーク化しており、「里」といイメージとはほど遠い。観光客が至る所に入り込んでくるので、普通の家の人には不自由な町だろう。
さらに、
「であい橋」という、コンクリート舗装の吊り橋を渡ると

移築された合掌造り民家園になっており、観光バス用駐車場と相まって、完全に観光用に作られた場所である。

萩町城跡の展望台から見た集落。この場所そのものは、地主の私設観光地であるが、合掌造り「白川郷」のイメージに最も近い。
いよいよ最後の峠道、白山スーパー林道へ。入り口は展望台を、国道へ降りたところ。
白山スーパー林道は、昭和52年開通した。白山の北側を石川県白山市尾添から中宮を経て、岐阜県白川郷へと通じる総延長33.3km、幅員6.5mの全線舗装有料道路。料金は普通車で片道3,150円とこっちもスーパー。6月〜11月の昼間のみ開通。

景色は、概ね石川県側の方が良い。とがの木台は、標高1500mの峠の頂上から少し降りたところ。正面の雪山は、白山の最高峰、御前ヶ峰(標高 2702m)。

道はスリルがある。車線の幅が狭いし、カーブの連続で直線区間が無い。バスは結構通っている。その上ガードレールが無く、代わりに背の低いコンクリートブロックを並べてある。その先は断崖絶壁。速度標識は30キロ。観光用道路とはいえ、昭和52年開通なので規格が古いのではないか。同じ観光道路でも、昨日の乗鞍スカイラインはずっと余裕があったように思う。

ふくべの大滝と蛇谷大橋。山は高く谷は深い。
手取川沿いに360号線を経由して、北陸自動車道小松ICへ。2泊3日900キロの旅でした。
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