投稿日:2008-07-14 Mon
五條瑛の名は「ジャーロ」の<下町ヤクザの雇われ探偵シリーズ>で知っていた。傷害事件で社会的に葬られた男が、雇い主のヤクザの指令で事件を解決する。込み入った事件の核心がクリアーになっていく過程も楽しいが、ばりばりのハードボイルド調に惹かれてしまう。
その作者が女性で、しかも「防衛庁に就職し、調査専門職として勤務。主に極東の軍事情報および国内情報分析を担当」していたとは、知らなかった。
中国人の密入国組織で働く亮司という青年が、陰謀に巻き込まれてい行くというストーリーだが、主人公・亮司は両親に対する反発する青年で、嵩じて、「仕事」の報酬に両親の殺害を求める。この奇妙な設定が、濃厚なハードボイルドの雰囲気器を醸し出している。
この本は前10作予定のシリーズ第一巻で、次の巻を読んでしまうと、全巻読まずには居られなくなりそうだ。
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