北海道フリーパスで一挙完乗 第3日  その1 石勝線(札幌-夕張)

2009年06月23日 09:05

2009/06/09

今日から本工程というか、JR北海道乗り尽くしの旅に入る。

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時刻表の列車編成表を見ると、JR北海道の特急には2種類有る事に気づく。旭川-札幌-室蘭の電化区間を走る特急と、札幌-函館、札幌-釧路のそれ以上の距離を走るディーゼル特急に分類出来る。前者の列車編成は自由席3、指定席1と自由席が多く、後者は自由席2、指定席5の編成になっていて、自由席が圧迫されている。

旭川-札幌を走るスーパーカムイはL特急の位置づけで、頻繁に発車するし、乗車時間も2時間程度なので指定券を求める客は少ない。それに対して函館-札幌間を走るスーパー北斗では4時間もの乗車になるので、指定席券を求める客が多いのではないだろうか。

車両編成の違いは、乗客のニーズによって定まっているので、JR北海道が指定席券を多く売りたいためではないようだ。と言う事は2両の自由席に乗っても座席はある。
今日の最初の列車、スーバーとかち1号釧路行きでも、指定席はほぼ満員なのに自由席はガラガラだった。


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札幌に始めてきた時はまだ地上駅で、街の北の端っこだった。駅の北側に来ると、木造の民家の屋根から伸びるストーブの煙突が目立った。北の果てまでやって来たという雰囲気が濃かった。
高架駅になってからの変貌は目覚ましい。田舎の町が大都会に飲み込まれて行くように、来る度に新しいビルがオープンしていた。
テレビ塔も、以前は札幌駅に近づくと見えてきたのに、今では列車が国道5号線を横切るときにチラリと見えるだけになった。

室蘭本線が左に分かれていく(本当はこちらが右に分岐しているのだけれど)までは複々線の上を列車が競争する。右側を特急が2本、左には普通列車と4本のレールが同時に埋まることも珍しい事ではない。
追分から新夕張までは旧の夕張線である。新夕張の手前、滝ノ上駅が近づくと右窓を凝視した。ここで確認したいことがある。
滝ノ上駅の右手、夕張川には千鳥の滝がある。紅葉の名所として地元では名高いが、夕張炭鉱の大露頭発見に繋がる、重要な史跡でもある。
宮脇作品では、この滝が何度か取り上げられているが、滝が見えるとあるのは最初の「時刻表2万キロ」だけで以降は見られないとしてある。線路が付け替えられたのかと思ったが、そのような地形ではないので不思議に思っていた。昨年、千鳥の滝を訪れたときには、線路と川の間に大きな駐車場や赤煉瓦の発電所が有る。その上、滝は川岸より低い位置にあるので車窓からはとても見られまいと思った。しかし何度読み返しても、「時刻表2万キロ」では「ある」ではなくて「見えた」という記述になっている。しかも往復で2回。

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車窓に目を凝らしていると、夕張川を短い鉄橋で渡るその一瞬、川上に千鳥橋の赤いアーチが見えた。しかし樹木が生い茂っていて、その向こうにある千鳥の滝が見えたかどうかは定かではなかった。

滝は直ぐ傍の滝ノ上駅付近で「見えた」のでは無かった。夕張川を通して、その先の一点として見えた。滝があると言うことを知っていなければ、一瞬の間に通り越してしまう風景である。30年以上前の「時刻表2万キロ」の時には、樹木が茂っていなくて「見えた」けれども、それ以降は樹木に邪魔されて見ることが出来なかったのではないだろうか。「見えた」「見えない」共に体験に忠実な記述であった。

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