ヘーベルの契約書にサインする前に その2 営業が家を建てる

2009年08月11日 18:12

ヘーベルハウスでは、年齢や肩書きに関係なく担当の営業が一番エライ。

住友林業では、営業は2級建築士を持っていたが、判るだけにかえって1級建築士の設計に頭が上がらないようだった。設計はなかなかクールな「子」だったが、一般住宅の階段室に平然と防火扉を設けるというアブナイ子でもあった。
積水ハウスは、年上の設計に営業が頭が上がらなかった。OJTで覚えたウンチクを嬉しそうにひけらかすような営業では話にならない。2回目のモデルルーム訪問で出てきた主任格の営業さんの感じが良かった。選択権は客にあるのだから、あの時担当を変えていれば、今頃積水ハウスの家に住んでいたかも知れない。

他社が明確にルール化しているかどうか知らないが、ヘーベルはハッキリと「営業が設計を選ぶ」という。ヘーベルは躯体が一種類しかないから、営業でも経験を積めば設計の仕事が判る。予算無制限のモデルルームを建てるわけではない。客の予算から仕様を決めていく主導権は、会社として担当の営業に与えられている。つまり家の善し悪しが営業の出来不出来に依存する度合いが他社よりも大きい。

設計の仕事は実質的に間取りを考えるだけのようだ。構造計算は別の部門が行っていて、鉄骨の組み方はそこで修正される。内装は当然専門のコーディネーターが居る。肝心のどんな形の家にするかは、営業が担当する。

P1010645.jpg
我が家の2階陸屋根には切り欠けがある。さらにトップハット部分も一部垂直壁になっている。
デザインでこうなったのだろうと思っていたが、後で訊いてみるとコストダウンの為だという。
へーヘルは梁勝ちなので、庇としてはみ出す部分も、重量が懸かる部分とコストは同じになる。それでその面積を減らせばコストが下がるという。

これは住んでみるとすこぶる具合が悪かった。
ここは南西なので西日がキツイ。本来なら庇で遮られる西日が大きな掃き出し窓から照りつける。
また雨の日は、角を曲がる度に濡れなければならない。
南側の庇は大きく深くして、夏は直射日光を遮り、冬は高度が低くなった陽を部屋の奥深く取り込む
というのが日本家屋の常識である。南側は切り欠くどころか、全体をもっと大きく迫り出さなければならなかった。

設計が主導権を持っていれば、そういう提案もあったかも知れない。庇の長さや切り欠きの理由を前もって知っていれば、家全体からすれば僅かな額だろうから当方も修正を指示していた。
しかし他社との合い見つとなれば、削ぎ取れるところは取っておかねば負ける。営業主導の悪い面が出てしまった例である。

更に言えばトップハットの棟から陸屋根の南半分は、屋根で覆うべきだった。1階と2階では、体感できる程室温が違う。屋根裏の有無が利いている。本格的な屋根でなくても被いがあれば、輻射による温度上昇の分が軽減される。太陽電池パネルを設置してやろうか等と思ったりする。
しかし、年間8万円の電気代では減価償却が難しい。むしろ屋上緑化が向いているかもしれないが、後付工事で陸屋根の膜が損傷するのが怖い。
前の家で2階の屋根裏がリスニングルームだった時、ガスホースに錐で穴を沢山開けて棟に設置し、散水の気化熱で室温を下げることも試した。電気代がそれほど下がらなかったのに、水道代が目を剥くほど上がって即ストップ。


結局、嫌いな冷房を一日中軽くかけている。
コスト的には、これがベストだ(苦笑)



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